2ntブログ

category

次のページ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

隣りの酔いどれロリおねぇさん (最終回)

隣りの酔いどれロリおねぇさん (最終回)

 何十匹もの猫にまとわりつかれて、全身をざらざらした舌で舐め回される、という夢をみて、その突拍子もないイメージと触覚のリアルさに、全身汗まみれにして起きあがって、目を覚ました。見渡してみると、そこは自分の部屋ではなくて、ベッドと本棚とパソコンデスクがあるだけの、見慣れない部屋だ。
 少し考えて、ようやく昨夜のことを思いだし、ここは三島さんの部屋なのだ、と、納得する。生活感がなく、装飾もほとんどなく、持ち主の個性を反映していない部屋で、清潔ではあるが、殺風景といってもいい。ほぼ唯一のインテリアは、25インチくらいのごついパソコンのディスプレイ(液晶ではなかった)の上に、起立したビグ・ザムの左右にポーズをとったシャア専用ゲルググ、シャア専用ズゴッグの三体の完成品ガンプラがのっかている事ぐらいで、なぜこんなものがここのあるのか、という唐突さが、強いていえば、三島さん自身の人柄を偲ばせるものなのかも知れない。
 っていうか、なんでガンプラ? しかもファースト? さらにジオン軍?

 寝起きの頭でそんな益体もない疑問をつらつらと考えていると、エプロン姿の三島さんがひょっこり顔をだして、
「お。青年。起きたか。今めし作っているからな。とっとと顔洗ってこい」
 といって、こっちに背を向けた。
 ……をい……。
「……なんで、エプロン『しか』身につけていないのですか、三島さん!」
 ぼくの寝起き第一声が、これである。
「ん? 男性というのは、こういう恰好に萌えるのであろう?」
 三島さんは剥き出しのお尻をぼくのほうに突き出して、くりくりと動かしながら、「おっとこーのゆっめだーはっだかっえーぷろーん」とか、例によって適当な節回しで歌うようにいいながら、キッチンのほうに去ってゆく。
 ……あんたがそういう恰好しても、「萌え」うんぬんより、ニュアンスとしては「クレヨンしんちゃん」のほうの雰囲気に近くなるんですが……。
 という思いは、治安維持と二人の精神的平穏を考慮して、内心で思うのみにとどめ、口には出さないことにする。

 ぼく自身も、なにも身につけていなかったので、近くの床に放り出していたバスタオルを腰に巻き付け、その情けない格好で洗面所に向かう。背後から、「タオルと新しい歯ブラシ、出しといたから」という三島さんの声が追いかけてくる。
 顔を洗い、キッチンにいくと、踏み台の上にちょこんとのっかった三島さんが、できあがったばかりの出汁巻き卵をまな板にのせ、包丁を入れているところだった。
 テーブルにはすでに、空の茶碗と味噌汁のお椀、調味料と漬け物の皿、などが並んでいる。うーん、和食か。それも、かなりオーソドックスな。
「ほれ。今更遠慮する必要もなかろう。さっさとそこに座れ」
 一口大に切った出汁巻き卵に盛った皿を乗せた盆を手にした三島さんが、ちょこまかとテーブルに歩み寄って、慣れた様子で配膳をした。
「ごはんも多めに炊いてるからな。おかわりもどんどんしてくれ。おかずが足りなくなったら、一切れだけあるお魚も焼く。朝はしっかり食べないとな」
 ああ見えて三島さんは、結構家庭的な人らしかった。思い返してみても、部屋のどこをみても、きちんと整頓されていて、埃の一つもおちているわけでもなく、清潔に保たれていたし……本当に、意外性の塊みたいな人である。
 案内されるままにテーブルに座る。裸エプロンと対面して座る腰バスタオルの男、しかも囲んでいるのは和食、というのは、客観的にみればかなりシュールな光景なのかもしれない。が、そういうことは、とりあえず、脇に置いておく。
 昨夜、かなりきつい運動をしたので、かなり空腹だった。しかも、目の前に用意された食事は、見た目も匂いも、ものすっごく、まそうだった。一刻早く、なにかを腹に収めたかった。

 二人で「いただきます」と唱和して、まず味噌汁の椀にとりつき、箸をつけて一口啜ったところで、絶句した。
 ……予想外に、うまかったのだ……。
「出汁は、鰹節と昆布。味噌は、赤と白のブレンド。出汁も味噌も合わせですか?
 朝なのに、さりげなく手が込んでいる……」
 呆然とぼくが呟くと、向かい側に座る三島さんの目が、一瞬、ぎらり、と光った……ような、気がした。
「ほう。わかるかね、青年。なに、出汁は普段から少し多めに作り置きしておくからな。そんなに手間はかからない。出汁さえあれば、そこの卵のように、咄嗟のときに一品ふやせるしな」
 次にその出汁巻き卵に箸をつけ、一切れ、口に放り込む。
 ……これも、うまい。味付けといい、焼き具合といい、申し分ない。
 こういうシンプルな料理のほうが、かえって腕の差が出やすいのだが……ヘタすると、三島さんの腕は、家庭料理の域を越えている……。が、不満がないわけでもない。
「味噌汁の出汁は、いりこのほうが味が深いような気がします。……それに、合わせ味噌も上品すぎて……これだけ寒くなったら、赤味噌オンリーのが……」
 三島さんの目が、再びひかった。さっきのが「ぎらり」だとしたら、今度のは「ぴかー」という感じである。
「よかろう、青年。そこまえいうのであれば、それなりに心得があるのだろう……。今日は、これから時間があるか? あるな? では、今日はこれから、二人で買い出しに出かけて、味噌汁勝負といこうではないか!」
 くわっ、と、口を開き、椅子の上に立ってから、どん、と、片足をテーブルの上に乗せた三島さんが、なぜか芝居がかった口調で、そう叫ぶ。
 ……あんたはどっかの陶芸家と不良新聞記者の親子ですか?
 それ以前に、そんな恰好でテーブルに片足上げたら、昨夜さんざんお世話になった裂け目が丸見えです、三島さん。第一、行儀悪いし……。
 一度ポーズをつけ終わると気が済んだのか、三島さんはすぐに元通りに椅子に座り、
「どうせだな、あれ、昨日約束した、弁償するスーツのほうも見立てたいしな。食事終わったら、車出すから、ショッピングセンターにでも行こう。二人で」
 と、続ける。
 なんでそこでそわそわして、目をそらして、ほんのりと頬を染めているのか。
「三島さん」
 三島さんの目を正面からみて、ぼくはある疑問を口にした。
「三島さん、ファースト・ガンダム世代なんですか?」
 真面目にそう尋ねると、
「ちがーう!」
 どん、と、テーブルの上に両手を置き、三島さんが力説しはじめた。
 いわく、そんなわけないだろ、そんな年齢にみえるか、いわく、この前免許証みせただろう、実際の年齢知っているだろう、いわく、ガンダムはファーストに限る派だが、それは後継シリーズが細部に拘泥するあまり、ドラマをおなざりにする傾向があるからで、いわく、もちろん、観たのはビデオでだぞ、本放送はおろか、再放送もみてない……などなど。
 例によって脱線しまくりの饒舌で、唾を飛ばして力説してくださった。
 なにしろ、順法意識が希薄な人だし、いろいろと非常識かつ規格外の人だし、場合によっては公文書偽造くらいして年齢ごまかしているかな、とかも思ったが、さすがにそれはないらしい……。

「少し休んだら、わたしが着替え取ってくるから、後で青年の部屋の鍵貸せな」
 いろいろあって、食事を終え、お茶を飲みながらそういった三島さんの顔は、なんか機嫌が良さそうだった。
「それとも、青年、その恰好で外に出て隣りまでいくか? 外は晴れているけど、結構寒いぞ。なんだったら、そのなりのまま、ショッピング・センターまでいくか? 青年がお巡りさんにしょっぴかれたら、他人の振りして逃げ帰ってくるけど……」
 三島さんの笑顔をみながら、「あー。なんか、しっかり三島さんのペースに乗せられているなぁ」とか、思った。

 それは別に、不快な感じでもなかったけど。

[おしまい]
目次

↓作品単位のランキングです。よろしかったらどうぞ。
NEWVEL ranking HONなび





隣りの酔いどれロリおねぇさん (19)

隣りの酔いどれロリおねぇさん (19)

「むはっ」
 二人して、ベッドに横たわってぜーはー荒い呼吸をしていると、突如、三島さんがおかしな笑い声をたてはじめた。
「むひゃひゃひゃひゃっ。
 いやー。良かったな、今の。青年、グッジョブだ。ナイス・ファックだ。ファイン・プレイだ。ともかく、すっげぇー気持ちよかったぞ。あれだな、今までアブちっくなプレイは敬遠していたけど、こうして縛られてみると、自分で思うように動けないもどかしさが何ともいえないな。かなりクる。っつうーか、キた。どうだ。ん。青年もあれだ。かなーり堪能したろ。ん?」
 相変わらず縛られたままにも関わらず、ぼくのほうに体の向きをかえて、肩を動かして、「にしし」と笑いながら、こちらにじり寄ってくる。
「これで、青年にはたっぷりと責められたわけだから、今度はわたしの番な」
 三島さんは、後ろ手に縛られている事など意に介していないような活発な動きで、しゃくしゃくとぼくににじり寄ってきたかと、ぼくの股間に取り付き、器用なことに、口で、填ったままの避妊具を外す。
「おー。この匂い。ザーメン濃いし量多いな、青年。やっぱりそっちも気持ちよかったか。うんうん」
 とかいいながら、まず、ゴム製品の中の白濁液をじゅるじゅると啜り、次ぎに、ぼくの男性自身を口に含んで、丁寧に舌で拭いはじめた。
「んも。ん。おんしぃぞ、青年」
 口に咥えながら、のため、不明瞭な発音で三島さんはしゃべり続ける。
「んん。なんなにだふぃたのに、こんなふぃかふぁい。わふぁいな、青年」
 どうやら、射精後も硬度を保っていたぼくの男性器について言及しているらしい。
 あらかた舐め終わったのか、んぱっ、三島さんは、口を離し、
「こんだけ硬ければ、すぐに次のラウンドもいけるな」
 といいつつ、もぞもぞ身もだえるような動きをしたかと思うと、あっけなく戒めを解いた両手首を、体の前に出して、ぼくの目の前にかざした。

 ……取ろうと思えば、いつでも取れたのね、それ……。

 ぼくが「もう、どうとでもしてくれよ」という気分で黄昏れている間に、三島さんは新しい避妊具を持ってきて、封を切っている。
「やっぱり若い男はいいナー。元気だなー。さーて、おねぇさんもがんばっちゃうぞー」
 とかいいながら、ぼくの性器に新しい避妊具を素早く装着し、当然のように、その上に跨る……。

 で、その後、どうなったかというと……こってり、搾り取られました。ええ。限界まで。前に、三島さんがいった通りに。

[つづき]
目次

↓作品単位のランキングです。よろしかったらどうぞ。
NEWVEL ranking HONなび


隣りの酔いどれロリおねぇさん (17)

隣りの酔いどれロリおねぇさん (17)

 後ろ手に縛られてうつむけに寝かされた、お尻だけ突き出している……そんな屈辱的な姿勢でも、三島さんは、後ろからぼくが動きはじめると、「うひっ」とか「うひゃ」とか、ひとつきごとに鳴き声を漏らしはじめた。
「いいのいいの後ろからずんずん突かれるのいいの気持ちいいのもっと突いてー」
 声帯が溶けかかっているのではないかと思うほどに、甘い、恍惚とした声で、三島さんは「もっと、もっと」と、ぼくに即す。
 三島さんの中は相変わらずきつくて、でも、さすがにほぐれてきたのか、きついなりにも、中に入って出入りしているぼくのモノをしっとりと包み込んで締め付けてくる。より具体的にいうと、三島さんのそこの締め付けは今や「少しきついすぎるかな」という程度で、潤沢に供給される三島さんの潤滑油とあわせて考えると、ちょうどいい按配になる。奥行きまでは、流石に多少ほぐれてもサイズが変わるわけもなく、従来と同様、奥の方まで行くと、ぼくの先っぽをぎちぎちと締め付けて、根本までの侵入を拒んでいた。
 その、亀頭が締め付けられて、それ以上先に進めない、という箇所にまで届く度に、三島さんは過剰に反応し、「うひぃ」とかいいながら、身を揺らめかせる。
「こう? ここ? 奥まで当たるのが、いいんですから?」
 行けるところまで入れた状態で、ぐりぐりと腰を横に揺らしながら訊ねると、
「いいのいいのそこ奥当たったところぐりぐりされるのがいいの」
 とのことなので、試しに亀頭が大きく旋回するような形に、腰を回してみると、
「うっひゃぁあ! わっひゃぁあ!」
 と、絶叫しながら、小さな背中をびくんびくんと震わせて、痙攣して、静かになった。

 三島さんが反応しなくなったので、一旦引き抜いて、たまたま目に付いた、部屋の角にあった縦長のスタンド・ミラーをベッドのそばに持ってきて、ベッドの、その鏡の正面に腰掛ける。ぴくぴくと痙攣しながら目を閉じて涎を垂らしている三島さんの体を抱え上げて、一旦、ぼくの膝の上に三島さんを座らせてから、大きく三島さんの足を開き、そのまま上に持ち上げて、鏡をみながら、三島さんのぱっくりと開いた入り口に、自分の亀頭を押し当てる。
「はい。深いのが好きなら、今度のも気に入ると思いますよー」
 そういいながら、ゆっくりと、三島さんの腰を沈めていく。
「……うーん……」
 と呻きながら、ようやく薄目を開いた三島さんは、目前に鏡に、大股開きになったまま、ぼくの性器を半ば飲み込もうとしている自分の性器、を認め、
「いやぁ!」
 と、叫んだ。
「こんなの駄目! 恥ずかしい! やめて!」
 などと叫んでゆさゆさと体全体を左右にすさぶって抵抗するのだが、ぼくが両膝をもち、性器も半分くらい入っている状態だったので、重力に逆らう術もなく、そのままずぶずぶと、ぼくのモノを、深々と飲み込んでいく。
 三島さんの腰がすっかり下がりきると、三島さんは深い息をついた。
「ほら、ちゃんと前をみてください」
 ともすれば、目を閉じたりそらせたりしがちな三島さんに、ぼくはいう。

 胸も腰も膨らんでおらず、くびれもない体験の三島さんが、ぼくの手で両脚を押さえられて開脚し、無毛、かつ、ピンク色のアソコには、いきり立ったぼくの性器が突き刺さっている、という光景が、鏡に映っていているわけで……ぼくと三島さんは、二人して、しばらくまじまじと、自分たちの痴態に見惚れていた。
 美しかったから、見惚れていたわけではなく、いや、三島さんにせよぼくにせよ、少なくとも、例え裸になったところで、醜悪と呼ばれるほどには、容姿に不自由しているわけではないのだが……美醜以前に……「倒錯的」な、光景だった。
「……えっちぃ……」
 ぽつり、と、漏れた三島さんの言葉が、端的に、そのとき、ぼくらが感じたことを現していると思う。ぼくのように幼児性愛の趣味がない人が見ても、なにごとか、穏やかでない心情になりそうな、淫靡な光景だと、そう、思った。
「動かしますよ」
 一応、宣言してから、M字型に開脚させたままの三島さんの両腿を下から抱え、排便のしつけがなされていない赤ん坊に用便をさせるような恰好で、三島さんの小さな体を上下に揺さぶる。感じやすい三島さんはすぐに反応し始め、
「うはぁあん、あはぁん」
 と、大きな声を上げて身をよじりはじめる。
 すぐにコツを掴んできたのか、声を上げて身もだえしながらも、器用に自分でも体を動かしはじめた。

[つづき]
目次

↓作品単位のランキングです。よろしかったらどうぞ。
NEWVEL ranking HONなび





隣りの酔いどれロリおねぇさん (16)

隣りの酔いどれロリおねぇさん (16)

 全裸のまま両手首を後ろ手に縛られて、うつむけの体勢でベッドの上に放り出されている三島さんの格好に、ぼくは、三島さんの子供そのままの体格と相まって、ひどく倒錯的な印象を受けた。
 とりあえず、三島さんの肉の薄いお尻を、平手で軽く叩く。
 ぱしん、という小気味良い音がして、三島さんは、「うひぃ!」という悲鳴をあげた。三島さんは、胸と同じく、腰回りにも全然肉がついていない。彼女の体に関し、「子供のような」という形容を使うのは、「身長が低い」ということを揶揄するためだけの表現では、決してなく、ましてや、比喩ではない。プロポーションのバランスまで含めて勘案した上でも首肯できる、かなり正確な形容なのだ。
「こうして縛られていると、ぼくがなにをしても、三島さんは抵抗できないでしょう?」
 いいながら、ぼくは、さらに、二発、三発、と三島さんのお尻を叩く。さほど力は入れていないが、ほとんど脂肪らしい脂肪がついていない三島さんのお尻は、叩く度に「ぱしん、ぱしん」という、やけに大きな音がした。
「同じように、ぼくも、さっきは全然抵抗できなかったんですよ」
「悪かった。青年。さっきは調子に乗りすぎた。本当に悪かった。謝る!」
 何度か単調にお尻を叩き続けると、三島さんはすぐに謝りはじめる。
「だから、こういう痛いのやめろ!」
「……そうですか……」
 ぼくは、素直に三島さんのお尻を叩くのをやめた。もともと、そっちの素養があるわけでもない。ぼくが手を止めると、強ばっていた三島さんの背中が心持ち弛緩し、見た目にもほっとしているのがよくわかる。

「……ところで、三島さん……。
 この、股のところに垂れているのは何ですか? ひょっとして、……叩かれて感じちゃったんですか?」
 含み笑いをしながら、そう指摘して、三島さん股間かからの太股に伝ってきた愛液を指先ですくって、三島さんの目の前に示す。
「痛い思いをして感じちゃうなんて、貴女、変態ですねぇ。三島さん」
 両手を拘束された状態で、否定しようもない証拠を目前に突きつけられて、三島さんの顔全体が羞恥によって真っ赤に染まる。
「嫌がっているふりをして、実は、期待していたんじゃないですか? 縛られたときから」
 顔を真っ赤にした三島さんは、口をパクパクさせるが、結局なにもいえないでいる。
 ……うーん。面白い。この人でも、こんなに恥ずかしがることがあるんだ……。
 面白いから、さらにこっちの側面をつついてみよう、と、ぼくは思った。

「さっき、『前からでも後ろからでも』っていいましたよね?」
 ぼくは、うつむけに寝そべっている三島さんのお尻を両脇から掴んで持ち上げ、お尻を上に突き出すような格好をさせる。後ろからみると、三島さんの性器と肛門が丸見えになり、かなり屈辱的な格好である。
「こうして後ろから見ると、三島さんのあそこがどろどろに濡れて、欲しがっているのがよくわかります。なんなら、この格好のまま、入れてみますか?」
 そういわれた三島さんは、相変わらず顔全体を朱に染めながらも、露骨に顔を背けたり、未だ勃起したままのぼくの男根にチラチラと、視線を走らせたりして、しばらく躊躇していた。
 が、……。
「……欲しいです……」
 やがて観念したのか、蚊の鳴くような細い声で、ぽつりといった。
「なにが、どこに欲しいんですか? もっと具体的にいってください」
 ぱしん、と、もう一度お尻を叩くと、三島さんは身震いし、それから目を閉じて、
「その、いきりたった硬いおちんちん、入れてください! わたしの、百合香のいやらしいおまんこにぶちこんでください!」
 と、叫んだ。

 ぼくが懇願された通りにすると、三島さんは、それだけで、全身をくねくねと踊らせて、歓喜の声を漏らした。

[つづき]
目次

↓作品単位のランキングです。よろしかったらどうぞ。
NEWVEL ranking




隣りの酔いどれロリおねぇさん (15)

隣りの酔いどれロリおねぇさん (15)

「おーい! せーねーん! 大丈夫かぁ!」
 どこか遠くで声が聞こえる。あと、ぺちぺちと頬になにか平たいものが当たる感触。
「失神って普通、女がするもんだぞー! いししっ。わたしの具合、そんなに良かったかぁー!」
『いししっ』なんて奇妙な笑い方を天然でするような知り合いには、たった一人しか心当たりがない……って、気を失ってたのか、ぼくは!
 突如意識が明晰になったぼくは、がばりと上体を起こし、ぼくの上に乗っていた三島さんが、ころん、と後ろに転がった。ぼくも三島さんも全裸のままで、いや、より正確にいうのなら、ぼくのみ局部に避妊具を装着したままだったが、とにかく、二人の恰好と配置からみて、ぼくが意識を失ってから、さほど時間はたっていないようだった。
「おお。起きたか、青年」
 一旦はベッドの上に転がった三島さんは、よっころしょ、とかけ声をだし、あぐらをかいた。もちろん、股も大きく開いているわけで、性器も丸だしである。
「うひひっ。堪能したぞ、青年。途中から完全にいっちゃってたようで、マグロ状態だったけどな。それでも肝心のちんちんは、いやなに、元気なもんだった。
 って、今だに果ててないし……」
 例によって際限のない三島さんの饒舌が続くのだが、相手をするぼくの側が半ば「ここはどこ、わたしは誰」状態だったので、上の空もいいところで、半分も話を聞いていない。
「ん? まだぼーっとしてんのか、青年。なんなら気付けにもう一発いくか? 前からでも後ろからでもいいぞ」
「……つまり、こういうことですね……」
 ようやく、自分が置かれた事態を把握してきたぼくは、冷酷な声で、三島さんにいった。
「意識不詳になっていたぼくの体を、三島さんが、今までいいように玩具にしていた、と……」
「……あー。それは、その、あれだな……ちゃんと介抱もしたんだぞ。
 これでも、保健室の先生だからな。それなりに、医療の心得はある」
 ちゃんと介抱したのなら、なぜここで、そこで露骨に目を泳がすのか……。
「……なんか、顔中に、べたべたした感触が残っているんですけど……」
「それはだな。
 その、青年の顔が涙と涎でぐしょくしょになっていたからな。わたしが舐めとって清めておいたのだ」
 ……なぜ普通にタオルかなにかで拭う、という方法を採用しないのか? ……いや、愚問か。この人の場合、「なんとなくそうしたかったから」、程度の根拠しかないに決まっている。
「……ほぉほぅ……」
 ぼくは、芝居がかっているのを承知で、ことさら低い声を出した。
「医学的な見地からみて、それが妥当な処置だったわけですね?」
「か、顔と声が怖いぞ、青年」
 三島さんは、珍しく狼狽えている。
「そうだ、あれだな。青年のほうも、あんなに泣き叫んで許しをこうほど、わたしとのプレイを堪能したわけであってだな、つまりその、その辺りの悦楽と相殺ということに……」
 いっている途中で、ぼくの怒りが適当にごまかせるものではない、ということを雰囲気から察してきたのか、三島さんは、ひきつった顔をしてじりじりと後退し、最後の方で、くりると背を向けて、部屋から逃げようとした。
 が、……甘い。
 なにせ、体格差が、大人と子供ほどある。当然、歩幅の差も相当なもので、三島さんが部屋を出る前に、ぼくは難なく三島さんの体を捕らえた。
 両脇から手を差し入れて、持ち上げ、そのまま、ベッドの上に押しつける。
「そういうおいたをする子には、お仕置きしなくてはいけませんねぇ」
 ふと、カーテンが目に留まる。正確には、窓際の金具に掛かっていた、カーテンを纏めるときに使う、細長い布地が。

 ……あれって、後ろ手に回した人の両手を拘束するのに、ちょうどいい長さなんじゃないかい?

 三島さんにとって幸か不幸かわからないが、背中を押さえつけて三島さんの動きを封じたままでも手を伸ばせば届く所にその金具はあり、そこにかかっている布地も難なく手にすることができた。
 ということで、ぼくは、背中に回した三島さんの両手首を縛って、三島さんの自由を、かなり奪った。三島さんは例によって、「犯されちゃうー」とか「百合香ちゃん、貞操の危機一髪!」とか騒ぎはじめたが、その声は、怖がっているというよりも、どうみても聞いても、「何かを期待している」ような響きしか聞き取れなかった。
 ……ひょっとして、こういうプレイも好きなのか、この人……。
 いや、そうであっても、今更驚かないけど。

 さて、どうしてくれよう。

[つづき]
目次

↓作品単位のランキングです。よろしかったらどうぞ。
NEWVEL ranking HONなび



次のページ
このページのトップへ