2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

競泳水着の誘惑 (22)

競泳水着の誘惑 (22)

「すげぇ気持ちいいよ。舞花の中。ぴくぴく痙攣してる」
「ん。……馬鹿。こういうときばかり名前呼んで……」
「まだ痛い?」
「痛い。けど、それだけでもない……なんか変な感覚が……あ……」
 今や舞花の上で跳ねるように動き続ける栗田の体に、いきなり、舞花がしがみつく。
「変なの! 変なのが! 怖い! 怖いよセイッチ……あ……あ……駄目。駄目駄目……あ。あ。あ」
 舞花は栗田に抱きつきい、目を閉じて、ぎゅうっと両腕に力を込める。
「変なの怖いの駄目なの」
「やめる?」
「やめないでやめちゃ駄目」
 栗田を抱きしめたまま、背を反らしたかと思うと、左右に肩をふったり、と、舞花の上体も激しく動く。栗田も、せわしなく動き続ける舞花の体を腕で抱きとめながら、結合部だけは外さないようにして、腰を打ち付ける。
「初めて。初めてなのに。こんなの……あ……あ……あ……」
 ぱんぱんぱんぱん、と、肉と肉がぶつかり合う音が、響く。
「くるのなんかくるの駄目だの駄目駄目駄目」
 譫言のような舞花の言葉が、栗田の耳に届く。栗田の呼吸も、かなり、荒い。
「気持ちいいよ舞花すごくいい気持ちいい」
 一度射精したばかりだというのに、下腹部の底から、こみ上げてくる感覚があった。
「出ちゃうよこのままだと出ちゃうよ」
「出して中に出して」
 舞花は長い足を栗田の胴体に巻き付け、事実上、栗田が抜くことを不可能にした。
「このまま、一緒に。ああ。来る。来る」
「やばいよ舞花やばいよ」
 栗田のどこか冷静な部分が、無理にでも舞花足を振りほどくことを考えたが、舞花は足だけではなく、両腕も使って栗田の身体を逃すまいとしがみついてくる。それに、十分に加速がついた栗田自身の腰の動きも、すでに容易なことでは止められないほどの快楽を栗田に与えていた。
 このままぶちまけたいという本能とそれを回避しようとする理性が、ほんの一瞬、栗田の中で葛藤し、すぐに本能が理性を駆逐する。
「舞花いくよこのまま出るよいっちゃうよやばいよ」
「いいのいいの来るの来るのなにか来るの駄目駄目駄目!」
 現在の状態を正しく理解できているのかどうか、舞花のほうも栗田にしがみつき、わめく。
「このまま来ていっしょに駄目駄目駄目」
「いくよいくよいっちゃうよ出ちゃうよ」
「いいのいいのいいの本当にいいのなにかくるの」
「舞花舞花舞花」
 こらえきれず、栗田も叫んだ。
「いっちゃうよ出ちゃうよやばいよ出ちゃうよ!」
「来て!」

 栗田は、その日二度目の射精を舞花の中で行った。


[つづき]
目次


↓作品単位のランキングです。よろしければクリックをどうぞ。
NEWWELL ランキング HONなび ランキング






Comments

Post your comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

このページのトップへ