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彼女はくノ一! 第五話 (84)

第五話 混戦! 乱戦! バレンタイン!!(84)

 香也の脳裏には、もはや正常な理性的判断力は欠片ほどしか残っていなかった。下から楓を乱雑に突き上げる感触が、ますます持っていて当然の思考力を香也から奪う。下から楓の肉をかき分けて突き上げる感触はなんとも甘美なもので、香也の思考力を奪うのに十分だった。突き上げられる側である楓のほうも、十分に感じるところがあるようで、愛液がまだ十分に分泌されていない状態で挿入し、無理矢理動かしはじめた最初のうちこそ内壁がひきつれる感触にかなり痛みを堪えながら自分で動いていたが、動きはじめてからいくらもしないうちに、香也が深く刺さっている奥のほうからねっとりとした粘液が降りてきて、香也との結合部分を湿らせていった。香也自身を楓の中から分泌されてきたねっとりとした体液がすっかり包み込むようになると、香也の上に乗った楓が動く、というよりは、香也の上に乗った楓を、下から香也が乱雑に突き上げ、それに合わせて、楓が「やっ!」とか「ひゃっ!」とか小さな可愛い悲鳴を上げて身を躍らせているような感じになる。
 その頃になると、主導権は完全に香也の方に移っており、楓は、香也の動きに翻弄されるばかりとなった。香也は、疲れを知らない気まぐれな動きで大きく、あるいは、小さく楓を下から突き上げ、結合部を中心にして、楓の体がその都度に飛び跳ねる。
 もはや、香也は本能のみに従って動いていた。

 そして、香也とだいだい同じ量のクスリを服用していた才賀孫子も、楓のように直接香也と交合しているわけではなかったが、ゆっくりと理性を融かしていった。孫子は、香也の利き腕を抱きしめながら、香也の口を貪りつつけている。外からみた限りでは、派手な動きがないように見えた。もはやほとんど衣服を身につけていない香也や楓とは違って、胸をはだけただけの孫子は、一見、正気のように見えるのだが……その頬は官能によって紅潮しているし、何より、かき抱いた香也の腕を、はだけた自分の胸にゆっくりとこすりつけている。また、香也の指先は孫子のスカートの中に消えており、濡れた孫子の恥部に押しつけられていた。

 香也の上で踊っている楓は、動的に香也に性感を強要されている形で、香也の腕を拘束して、自慰にも似た行為に使用すしている孫子は、静的に、自分の快楽に耽溺していった。
「……はぁっ! んっ! ふっ! あっ! あっ! あっ! あっ!」
 楓は、香也の上で踊りながら小さな悲鳴を上げ続けている。クスリがもたらした高揚も手伝って、最初からトップにギアを入れて激しく動き続ける香也にいいように翻弄され、短期間に昇り詰めた形だった。
 しばらくして、
「……あっ!
 ……あ……あ……」
 楓は、がくん、と喉をのけぞらせ、眼を見開いてピクピクと全身を痙攣させた。
 そのまま、がっくりと全身の力を抜いて、背中の方にどさりと倒れ込む。
 どうやら、香也よりも先に、かなり深いところまで達してしまったようだ。そもそも、楓とて、それほど経験豊富、というわけでもなく、クスリを力で本能全開になった香也の動きに、楓の体の方がついて行けなかったようだった。
 床に寝そべった楓は、時折、そのままピクピクと動くだけで、愉悦の表情を浮かべて白目を剥いている。

 楓が香也の体から離れたのを確認した孫子は、てらてらと濡れて直立したままの香也の硬直を確認し、そのまま、楓と交代するようにして、香也の上に跨ろうとする。
 しかし、突如起きあがった香也が、孫子の体を廊下に押しつけた。
 香也が起きあがることを予測していなかった孫子は、不意をつかれた形で尻餅をつき、そのまま、香也にのし掛かられ、身動きを封じられる。
 普段の温厚な香也からは想像できない乱暴さに、一瞬、孫子は本能的な恐怖を感じた。
 そして、すぐに考え直す。
 いくら、クスリが回ってきたといっても、力では孫子のほうが香也よりもずっと強い。いざとなれば、香也の動きを止める術は、いくらでもあるのだった。
『……それよりも……』
 孫子は、あることに思い当たって、恐怖とは別の意味で、慄然とする。
『犯される……この恰好で……香也様に……無理に貞操を奪われる……』
 今、孫子は、商店街から帰ってきたばかりであり……つまり、「あの」衣装を纏っている。
 この恰好で、香也に無理矢理犯される……というのは、孫子の、潜在的な願望に合致していた。最近覚えた自慰をするときも、孫子は、数回に一回は、そんな妄想を弄びながら行為を行っている。
 孫子の想像を裏付けるように、香也がやはり普段からは想像できない俊敏さで、孫子のひらひらと装飾の多いスカートを跳ね上げ、孫子の股間に食らいついた。
「……やっ! やめっ! んっ……」
 そのまま直接的な行為を強要される、と予測していた孫子は、香也の思いがけない行動に抗議しようとして、はじめてそこに他人の舌が触れる感触に身を震わせる。
 香也は、孫子の尻を大きく持ち上げて、孫子の両脚の付け根に顔を埋め、びじゃびちゃと音を鳴らして下着の上から孫子の股間を舐め回しはじめる。
「……やっ……あ……あ……」
『……そんな……汚い所……』
 そこは、性器がある場所でもあったが、同時に排出器官がある場所でもある。プライドの高い孫子にとって、いきなりそんな場所に顔を突っ込まれる、というのはかなり恥ずかしい行為であり、抗議の声を上げようとしたが、何故か、甘い鼻息が漏れてしまう。
 もちろん、他人の舌がそんな場所に触れる、などということは、孫子は、今までに経験したことがない。
「……ああっ!」
 香也に高く尻持ち上げられたまま、孫子は、両脚を香也の肩に乗せ、硬直した。
 クスリの効果もあり敏感になっていたのか、一度、軽くいったらしい。

 しばらく硬直した後、くたりと全身から力が抜けた孫子の脇に手を入れて、香也は、孫子を俯けにうつぶせにした。まだ体に力が入らない孫子は、荒く行きをつきながら、ぼんやりと、
『……いよいよ……』
 ……香也のものになる……される……。
 と、考えていた。
 出来れば、二人っきりで、もっと雰囲気を出してこうなりたかったものだが……。
 うつぶせになった孫子のスカートを思いっきり上まで捲り上げ、孫子の下半身を露出させた香也は、孫子の腰に両手を添え、上に持ち上げる。
 孫子に、お尻を上に突き出した姿勢を取らせ、香也の唾液と孫子自身の体液とでぐじょぐじょに濡れている下着を、ひざまで降ろす。
『ああ……。
 本当に、いよいよ……』
 すっかり露出した孫子の秘部に、何か硬いものが押し当てられた感触があった。棒状のそれは、何かを探るように、先端で、孫子の濡れた部分をかき分けた。
 香也自身が、自分が潜り込む場所を探して周辺のあちこちをさまよううち、時折敏感な部分に触れ、孫子の体を震わせたりする。
 香也も、経験豊富というわけでもなく、かつての性交は、ドサグサ紛れのうちにはじまり、終わっていたから……女性の体について、詳しい、というわけではない。

 しばらく、孫子の陰毛の中をまさぐっていた香也自身は、ようやく孫子の未だ犯されたことがない場所を探し当て、その入り口に到達した。

[つづき]
目次

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Comments

めっちゃ楽しみ

めっちゃ楽しみになった展開がめっちゃ楽しい

  • 2006/07/11(Tue) 18:55 
  • URL 
  • 倉敷 文人 #-
  • [edit]

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