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彼女はくノ一! 第五話 (247)

第五話 混戦! 乱戦! バレンタイン!!(247)

『……これが、香也様の……』
 香也が抱き返してきたのをいいことに、孫子は、香也の口に舌を差し入れ、香也の口の中を長々と蹂躙した。唾液をかき混ぜ、香也の歯茎や舌の裏を舌の先でまさぐる。香也の口内は、寝起きで水分が不足して粘性が高かったが、孫子の唾液といりまじるとねとねとした感触が若干緩和される。口臭は、していたのかもしれないが、孫子は気にならなかった。すでに孫子は、香也のものならすべてが受け入れられる、という心境にあり、事実、今感じてる香也の体温、香也の体臭、香也の感触など、五感で感じる香也の「」すべて」が、孫子を高揚させていく。抱き合い、口の中をむさぼっているだけで孫子の乳首は硬く張り、股間からじんわりと水分がにじむのを、孫子は感じた。乳房は香也の胸板に押しつけられてひしゃげている状態だし、みじろぎすると、香也と陰毛がすれるさい、そこが湿っている。孫子でさえそんな状態だったのだから、香也のモノは当然いきりたって、孫子の腹部を圧迫している。完全に勃起した状態で、剥き出しになった亀頭が孫子の下腹部をつきあげていた。
『……こんなに、大きいのが……』
 自分の内部に収納されるのだ、と思うと、それだけで孫子は、頭の奥がかっと熱をおびてくる。
『いつもより、おっきい……』
 香也から口を放し、孫子は、いきりたった香也のモノを指で、つかむ。
「……これ……どうすると、気持ちいいんですか?」
 潤んだ瞳で香也の顔をみながら、孫子は尋ねる。
 わざわざそんなことを聞いたのは、今日の香也は今までとは違い、いやむやのうちにそういうことになっている、という受動的な状態ではないからだ。先ほど、香也から抱きついてきた、ということは香也の主体的な意志によって孫子との関係を望んだ、ということである。今回は薬物などを使用していないし、今この場かぎりのことなのかもしれないが、それでも孫子にとっては、香也が自分から求めてくれた、という事実が、嬉しい。
 もっとも、「朝起きたら、裸の美少女が抱きついて自分の服を脱がしていた」などという珍事を体験し、なおかつ、理性を保てる年頃の男子がどれだけいるか、といったら……これは、香也でなくとも、かなり怪しいものだが、そうした異性の性的な欲求の存り様は、孫子の理解の外にある。
「口でするのと、いきなり、わたくしの中にいれるのと……どちらがいいですか?」
 ともあれ、孫子が重ねてそう尋ねると、香也は掠れた声で、
「……く、口で……」
 とそういった。
 孫子と結合したことはことはあったが、口で奉仕してもらった覚えは、香也にはない。あるいは、意識が朦朧とした状態ではあったのかも知れないが、香也ははっきり記憶していない。
「わかりました」
 孫子は毅然と頷くと、さっそく頭を香也の下の方に持っていこうとし……そこで、固まった。
「……あ、あの……」
 孫子は、珍しく狼狽した様子で、上目遣いに香也をみながら、尋ねる。
「このままの格好で、するのと……香也様の方にお尻を向けて、するのと……どちらが、よろしいでしょうか?」
 孫子は、ビデオやシルヴィからの講義で、男性が女性器をみたり弄んだりするのを好む時があることも、知識としては知っている。
「……えっ、と……」
 香也は、少し考えて、孫子が提案している格好を想像する。
「……その……そんな格好になると……才賀さんの……丸見えに……」
「わざわざいわないでください!」
 孫子は、少し鋭い声を出す。
 孫子にしてみれば、顔から火がでるほど恥ずかしい。
「香也様が望むなら、します。それに、その……い、痛くしなければ、見る以上のことを、してくださってもいいです……」
 孫子は羞恥のせいで前以上に真っ赤になりながらも、そういう。
 そうした孫子の様子をみた後、香也は、固唾を呑んで、返答した。
「……じゃ、じゃあ……その……こっちにお尻を向けて……お願いします……」
「では……失礼します」
 そういうと、孫子は、体の向きを変え、再度、香也の上に跨った。
「あの……その気になったら、見る以上のことも、してください。
 わたくしは……これほどのことで、香也様を縛ろうとは、思っていません……」
 ここに至っても敬語、というのが、第三者的にはなんかおかしいのだが、当人たちはあまり違和感を感じていない。
 孫子と香也との距離は、ここに至っても、近いようで遠い。生まれ育った環境や、それまでに培ってきた価値観があまりにも違いすぎる。いわば、互いに異質な精神同士という関係になるわけだが、それ故に惹かれる、という部分もある。ことに、孫子の方にとっては。
 孫子はお尻を香也の顔に向けた形で、香也の上に馬乗りになる。いわゆる「シックスナイン」の格好である。
 その格好で香也のいきり立った逸物を手にし、顔を近づける。
『……香也様、の……』
 別に、見るのが初めてというわけではないが、こうして落ち着いた状況で間近にみる機会も少ない。すぐ鼻先にあるせいか、そこから立ち上ってくる匂いや熱気を、孫子はいまさらながらに実感する。
「……いきます」
 短くそういって、孫子は、まずは香也の先端を、口に含んだ。
 口の中で、鈴口、雁首、裏筋……など、予習してきた知識を総動員して、香也の亀頭を舌先で転がした。一通りやってみて、香也の反応が強かった鈴口と雁の根本の部分を、さらに念入りに責め立てる。孫子は舌先に神経を集中していたせいで、自分の全身が舌になって、香也の先端にとりついて責め立てている錯覚さえ、覚えたほどだ。もともと、狙撃、という、よく単に集中力を必要とする作業に習熟する孫子は、一度何事かに没頭すると、周囲がみえなくなる。孫子がそうして全身で香也を愛撫していると、不意に、孫子の腰とお尻に香也が触れてきたので、孫子の集中力が少し削がれた。
 香也は、孫子の股間をまじまじとのぞき込み、女性器の形状などを目に焼き付けた後、孫子の腰に手を添えて、割れ目に指をそっと添えてみた。少し、湿っている。そこに香也の指を感じると、孫子の臀部が身震いした。
「……痛い?」
 香也は、遠慮がちに聞いた。
「大丈夫です」
 孫子は、即答する。
「遠慮なさらずに、もっと」
 実際、孫子としては香也にもっと触れて、孫子を感じて欲しかったのだが、そうした微妙なニュアンスをうまく伝える能力を持たなかった。一見、たいていのことは器用にこなす孫子は、対人的なコミュニケーションの面で少し不器用な面もある。ことに、香也と直接対峙すると、妙に硬くなって思うように闊達な態度が取れなくなる。
 孫子の言葉を受けて、香也は、陰毛の中に見える、てらてらと濡れる秘裂にそっと手を伸ばし、触れる。人によって「グロテスク」と呼ぶこともあるその部分は、確かに美少女然とした孫子の一部とは思えないような複雑な形状をしている。
『……この……どこに……』
 入ったんだろう……とか思いながら、香也は陰毛をかき分けて、孫子のその部分をもっと見れるようにしてから、さらに入り口の襞の部分を指で広げて、中身の形状を確かめようとする。
 画家としての好奇心と、若い男性としての卑猥な欲望がない混ぜになって、香也を突き動かしていた。
 香也が孫子自身をつぶさに観察している時、孫子は香也自身を口に含んで懸命に奉仕していた訳だが、その最中も香也が自分の大事な部分を押し広げる感触は、当然の事ながら意識している。中の奥深い、今まで誰の目に触れていない部分まで、香也が見ている……と、そう思うと、孫子の香也が広げている部分の奥が、じゅん、と熱くなっていくような錯覚を覚えるだった。




[つづき]
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