2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

競泳水着の誘惑 (21)

競泳水着の誘惑 (21)

「じゃあ、そろそろ」
「できれば、その……ゆっくり」
「……うん……」
 結局、繋がったまま、栗田が舞花の体を押し倒す形になった。
 十分に濡れているとはいっても、舞花の中はきつく、いわれなくとも、栗田はそろそろと慎重に、としか、動かす気しかなれない。それでも、ゆっくりと動かしているうちに、ぎちぎちに締め付けられているような感覚が徐々に緩んできて、動きやすくなってくる。そうすると、自然に動かす速度も速くなってくる。
 栗田も舞花も不慣れなせいで、不器用で大雑把な動きだったが、舞花のほうも少しづつ、苦痛以外の感覚を得はじめているようだ。「ふっ、ふっ、ふっ」という吐息に、前戯に応えていたような高揚した響きが混ざりはじめる。栗田が出入りしている部分から、再び、潤滑油が潤沢に供給されるようになり、さらに動きやすくなる。舞花は、意外と濡れやすい性質なのかも知れない。我知らず、栗田の動きも加速をはじめる。いちど弾みがつくと、自分でも容易に制御が効かなくなり、栗田はザクザクと乱雑に舞花の中をかき回す。舞花の吐息が「あふっぅ、ぅんふっぅ」という荒いものになり、よく陽に灼けた喉をのけぞらせる。
 しまいには、「……も、もっと優しく……」掠れた声で、栗田に訴える。
「ごめん、まーねー」栗田は反射的に答えている。「止まらない。気持ちよすぎ舞花のなか」
「馬鹿」舞花は、栗田にしがみつき、背中に爪をたてる。「こんな時ばかり名前で呼んで。痛いって」
「痛いだけ?」栗田は、相変わらず激しく動きながら、より深く入れる体勢を捜して、舞花の足を組み替える。
「聞くな……ぁあっ。ぁあっ! ぁあっ!……」
 腹部は引き締まっているのに、胸と腰周りはふくよかな舞花は、いざ交わってみると、その魅力的な脂肪層がクッションになって、最後の数センチ分、奥に届かないような気がする。突き入れる都度に、栗田の腰が舞花の脂肪を叩く、ぺんちんぺちん、というどこか間の抜けた音がする。そのクッション分のもう数センチ分、奥に入れるために、出し入れをしながら、栗田はいろいろと試してみる。
 舞花の両脚を大きく開き、そこに乗りかかる姿勢から、舞花を横臥させ、左股をあげて折り曲げ、右の太股に乗って出し入れするような姿勢に変えてみたところ、
「ぁあっ! ぁあっ! うはっ!」
 と、舞花が声を上げはじめた。以前より深く入っている、というわけではないが、以前とは違った部分を摩擦するのが、新鮮な刺激になったようだ。
「……は、激しすぎるって! 初めてなんだぞ。も、もっと優しく……。
 くぁっ。あっ。あっ……」
「そういいながら、感じているんじゃん。舞花」
 栗田は、動き続ける。気持ちよすぎて、腰が止まらない。
「中の壁、震えてるし」
 実際、舞花の内部は、痙攣するような収縮を繰り返していた。同じ締め付けでも、少し前までの締め付けとは、性質が違うような気がする。栗田は、腰を動きをさらに大きくする。


[つづき]
目次


↓作品単位のランキングです。よろしければクリックをどうぞ。
NEWWELL ランキング HONなび ランキング





Comments

Post your comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

このページのトップへ