2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

隣りの酔いどれロリおねぇさん (11)

隣りの酔いどれロリおねぇさん (11)

 で、早々に風呂からあがり、体もぼくに拭わせて、その「お姫様だっこ」とやらで、寝室へと三島さんを運ぶ。彼女は軽いので、こういうときは、たしかに助かるけど……いいのか、ぼく……。
 ……だんだんと相手のペースに巻き込まれているような気がするぞ……。
「なーなー」
 そんなぼくの心中で起こった密かな葛藤も知らず、火照った体をぼくの腕の中にあずけきった三島さんは、すっかりくつろいだ様子でぼくに声をかけた。
「青年。お風呂ではやられっぱなしだったけど、から、今度はわたしの方が攻める番な。その硬く反り返ったちんこをしっぽりたっぷり咥えさせろな。損はさせないから。おねーさんのテクで目に物をみせてやる」
 妙に勝ち負けに拘る子供っぽい発想を、下品な単語混じりに披露する。そういうのって、「やられっぱなし」とか「番」とか、そういう観点から扱うべき問題でもないような気もするが……あー……三島さん的には、そういう風に考えるのも、なんか理解……は、到底できないけど、「似合う」というか、「らしい」な、とは、思う。
 負けず嫌い、みたいだもんな。かなりの。
「はいはい。もう好きにしてください」
 と、半ば反射的に答えてから、心中で密かに「しまった!」と、思った。
 そんな言質を与えたら、この先、「この」三島さんがどのような事をしでかすのか、ただでさえ不確定要素が大きいところに、さらに輪をかけて予測不能にしてしまったのではなかろうか……。
「そんなに不安そうな顔するな、青年。こっちは、ちんこいじくるのやらえっちやらは好きだけど、あんまアブなプレイは趣味じゃないから」
 ……いや、そっち方面ばかりではなく、あなたの存在自体と行動全体が不安の対象なんですけど……。

「そんじゃ、ま。いただきまーす」
 ベッドの上に降ろすなり、三島さんははいはいをするようにしてこちらに来て、ぼくの腰に巻き付けたタオルを喜々として外して、ぱっくりとぼくのモノを口に含む。
「……そんなにそれ、好きなんですか?」
「……ふむ。自分にはない器官だからな。興味を持つのは当然であろう」
 ごくわずかな時間だけぼくのから口を外して、つまらなさそうな口調でそう答えた後、三島さんは再びぴちゃぴちゃとそれをしゃぶりはじめた。
 三島さんが「口と舌が疲れた。だるい」といって、それを離すまで、ぼくは二十分近く、ベッドのそばに裸で立ちつくしていた。

 ……いや、本当……なにをやっておるのだ、ぼくは……。

「気が済みましたか? じゃあ、そろそろ、本格的に」
「うん。ふっふふ。青年。こってり絞ってやるからな」
「風呂場での感じでは、その前に三島さんのがギブアップする可能性が高いのでは?」
「それはいうな、青年。というか、なんとでもいってろ。すぐに見返してやるから」
 ……やっぱり負けず嫌いだよ、この人。
 とか思いつつ、ぼくは三島さんの体に巻き付けていたバスタオルをとって、小さな体に覆い被さっていった。

[つづき]
目次

↓作品単位のランキングです。よろしかったらどうぞ。
NEWVEL ranking HONなび




Comments

Post your comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

このページのトップへ