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はい(♀)×ろぅ(♂)×ろぅ(♀)  そのじゅうご

そのじゅうご 「あんなちゃん、オーバー・ドライブ」

 そういう状態が数分も続くと、もはや千鶴さんがあんなちゃんの体を押さえつけている必要もなくなった。あんなちゃんは自分の意志で、雅史くんの体、特に堅くなった部分に自分の腰を押しつけ、微妙な緩急をつけながら、縦横に動かしている。手は雅史くんの上についていたり、時折、雅史くんの顔を押さえつけてキスをしたりしていた。
「ほら、雅史くんも、あんなちゃんにばっかりやらせておかないで」
 千鶴さんが、もはや抗う気を失った雅史くんの両手を、あんなちゃんのTシャツの中に導く。雅史くんは導かれるまま、両の他の手のひらをあんなちゃんの胸を支えるように添える。あんなちゃんの体はすっごく熱くて、汗でしめっていた。あんなちゃんの体重を支えながら、指であんなちゃんの小さい乳首を摘んだり刺激したりすると、「あ」と「ん」とかいう、あんなちゃんの甘い吐息が漏れる。
 千鶴さんがあんあちゃんのTシャツの裾をひっぱりあげると、あんなちゃんは素直に両手をあげて脱がされるままになった。これで、裸の雅史くんの上に馬乗りになって蠢いているあんなちゃんは、上半身裸になり、身につけているのは下半身にぴっちりとはりつくスパッツだけになった。汗に光るあんなちゃんの上半身は、ほとんど肉らしい肉もついておらず、肩からの先と首から上の、日焼けして真っ黒になった分部分と、胴体の、日焼けしていない真っ白い部分のコントラストが、とてもまぶしかった。
「はい。雅史くん、両手をこっちに持ってきて。そうそう。これで、上から下に、あんなちゃんの腰をぎゅうっと自分のほうに押しつけて。あんなちゃんの真ん中のこりこりした突起、わかるでしょ? その部分を自分のおちんちんにすりつけるの」
 千鶴さんの言葉の途中から、あんなちゃんは「んは」とか「あは」とか喘ぎ声を上げはじめていたが、雅史くんが千鶴さんの言葉通りに、あんなちゃんの腰をかき抱いて、不器用に前後させはじめると、それを助けるかのように自分で奔放に腰を前後させはじめる。「や。や。や。」と声をあげながら、あんなちゃんがあまりにも早く腰を振り始めたので、雅史くんは、あんなちゃんの腰を自分の上に固定するのに、渾身の力を奮わなければならなかった。あんなちゃんの上体は、再び、雅史くんの体に密着するようになっており、汗まみれのあんなちゃんの乳首は、激しく動きながら、雅史くんの肌を摩擦している。「あん」とか「やん」とか譫言のようにいいつつ動いていたあんなちゃんの動きがさらに激しくなった。あんなちゃんの動きがいっそう激しくなったかと思うと、「いやっ。いやっ」と何度か大きく叫ぶようになり、最後に「だめぇ!!」と絶叫したかと思うと、背筋をピンとのばし、しばらく体全体を痙攣させる。それから、くたぁ、という感じで、全身から力が抜け、下になっていた雅史くんは、慌てて崩れ落ちるあんなちゃんの上体を支えなければならなかった。
 雅史くんが下からさしのべた両腕にささえられて、ゆっくりと危うく床に激突するところだった半身を、雅史くんの隣に横たえると、あんなちゃんは、「はぁぁあ」、と上気した顔でため息をつくと、そのまま、「んっふっ。ふっ。ふ」、と、とても幸せのそうに笑い、雅史くんの首に両手で抱きついて、抱きしめて、雅史くんの口唇を奪った。そのまま、舌で強引に雅史くんの口をこじ開け、侵入し、あんなちゃんは、舌で雅史くんの口の中を犯した。蹂躙した。
 あんなちゃんは、しばらく雅史くんの口の中を存分に楽しんだ後、そのまま目を閉じて、無防備な寝顔を浮かべてすぴょすぴょと寝息をたてはじめる。
「あんなちゃん、いっちゃったねぇ」
 突然の声に雅史くんが振り返ると、そこには千鶴さんが宛然と微笑んいた。


[つづき]
迷った人のための、「はい(♀)×ろぅ(♂)×ろぅ(♀)」の【目次】




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