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はい(♀)×ろぅ(♂)×ろぅ(♀)  そのじゅうなな

そのじゅうなな 「おねえさんと遊ぼう」

 ここで一度冷静になって、周囲の状況を見渡してみよう。
 登場人物。
 雅史くん(半裸。というか、ほとんど全裸に近い。かろうじてブリーフだけはいている。ただし社会の窓からちんちんは丸出し。)
 あんなちゃん(上半身裸。下は肌にぴったりと密着したスパッツ姿。汗とその他の分泌液でかなり濡れていたり)。
 千鶴さん(この人だけ着衣。ワンピースのサマードレスのまま。ただし、下着がかなり濡れいていることは、雅史くんの指先が確認済み)。
 場所。あんなちゃんと千鶴さん姉妹の家のリビング。

「ということで、いつまでもこんな所にいるのも何だし、もっと落ち着ける場所に移動しましょうねぇ」
 極めたままの雅史くんの左腕もそのままななのに、この期に及んでも笑顔を崩さずにそう言い放す千鶴さんは、雅史くんにしてみればけっこう怖かった。汗まみれで床に転がったままのあんなちゃんをそのまま放置して、千鶴さんに誘導されるまま、二人は二階の千鶴さんの部屋に向かう。千鶴さんの部屋に入ると、千鶴さんは、雅史くんの両腕を後ろにまわし、どこかから取り出したガムテープで、素早く、雅史くんの両手首を固定する。そのまま雅史くんの身体をベッドのほうに導き、ゆっくりと腰掛けさせ、ブリーフの窓から起立している雅史くんのものを間近でしげしげと観察しはじめた。
「雅史くん、ちゃんと皮むけているんだねぇ」
 とかいうが、これは、先ほど硬直した状態であんなちゃんの恥丘にさんざん摩擦されたせいでそうなったわけで、普段はかぶっている。
「細いけど、堅い。ぴくぴく脈打ってるぅ」
 竿の部分を下から上に、感触を確かめるように、指先を走らせる。
「ん。へんな匂い。動物っぽい」
 亀頭に鼻を近づけて、匂いをかいだりする。かと思うと、
「ん。ふふふふ。おねぇさんが、なめてあげようか?」
 とか、上目使いにいいながら、ちろりと先の方に舌を当てたりする。
「ここまできたら、潔く、最後の一枚も取っちゃいましょうねぇ」
 千鶴さんはいいつつ、雅史くんの腰に手を伸ばし、ブリーフを降ろそうとする。途中で、もはやこれ以上ないというぐらいに充血した雅史くんのものが引っかかったが、えい、と勢いをつけてブリーフを引っ張ると、ぴこん、と飛び跳ねて抜くことができた。全裸の雅史くんの身体は、その勢いでベッドの上に放り出された形だ。その上に、どさっと、着衣のままの千鶴さんがのしかかる。
「雅史くん。部活やっているわけでもないのに、けっこうたくましいねぇ」
 千鶴さんは、雅史くんの上にのしかかったまま、感触を楽しむように、掌や指先を雅史くんの無抵抗の肌の上にはわせはじめた。首筋、胸筋の上、肋骨、腹筋……と、そこまで下がったところで、一旦手が止まる。
「雅史くん、おねぇさんに、こういうことされるの、いや?」
 真っ裸にされて、上乗りになって抱きつかれた上、耳元でそう囁かれて、拒否できる男がいるだろうか? とりあえず、ぶんぶんと首を左右に振った。
「こういうとこ触られると、嬉しい?」
 千鶴さんは、人差し指、つんつん、と、むき出しになった雅史くんの亀頭に触れる。
「あ。ちょっと濡れているねぇ。ん。へんな匂い。男の人は……」
 いきなり、竿を握り、上下にさすりはじめる。握力が弱いのか、それとも、加減が分からなくて遠慮しているのか、自分でするときよりも緩い感触だった。
「……こうされたり、……」
 ごそごそと這うように頭を下のほうに下げる。
「……こうされると、嬉しいんだよねぇ」
 雅史くんの分身全体が、なにかねっとりと暖かいものに包まれた。自分の腰のあたりで上下に揺れる千鶴さんの頭をしばらくみてから、「あ。咥えてる?」と気づいた。千鶴さんに握られた時以上に、なんだか頼りない感触だった。ちゃ、ちゃ、となにか粘液が擦れるような音が室内にひびき、しばらくすると、「はぁ」っと、千鶴さんが苦しそうに身体を起こした。はぁはぁ息をしているところをみると、咥えている間中、息を止めていたらしい。
「もう。おねえちゃんばかりにやらせて。雅史くんも、おねえちゃんを気持ちよくしてください」
 しばらく休んでから、今度はサマードレスのスカート部分を飜し、雅史くんの頭部に自分の股間をおしつけるようにして、またがる。いわゆる、69といわれる体勢に近い。またがった拍子に、下着の濡れた部分が、雅史くんの鼻に触れると、それだけで千鶴さんは「きゃっ」と小さな悲鳴をあげた。
 くたり、と力がぬけるようにして、千鶴さんが、体重を下になっている雅史くんの身体に預ける。千鶴さんの胸がちょうどおなかの辺りにきて、軽く押しつけられる恰好である。
「おねえさんは、雅史くんのおちんちんをもう少し研究します」
 そういって、両手で雅史くんの竿を握りしめて、ゆっくりと上下にさすりはじめた。


[つづき]
迷った人のための、「はい(♀)×ろぅ(♂)×ろぅ(♀)」の【目次】








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