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はい(♀)×ろぅ(♂)×ろぅ(♀)  そのにじゅうご

そのにじゅうご 「登頂三者三様」

「んはぁっ。んはぁっ。んはぁっ。」
 千鶴さんの白い裸体が雅史くんの上で踊っている。あれほど痛がっていたに、今では、上下前後左右と、縦横に動く。雅史くんが、動きにあわせてぶるぶるぶるんと震える程良い大きさの乳房に食らいつくと、「きゅう」と喉をならして千鶴さんがのけぞり、「ふはぁ」と太い吐息をだす。雅史くんが、少し動きの鈍くなった千鶴さんの腰を、下から突き上げる。「だ。だ。だ。」と、雅史くんのリズミカルな打撃にあわせ、半開きになった千鶴さんの口から唾液とともに、そんな音が漏れる。前のめりになった千鶴さんは、上体を雅史くんの預け、もたれかかる姿勢になりながら、懸命に波状で高まってくる快楽に耐えている。雅史くんの顎をあげ、下で雅史くんの口の中をなぶりながら、無理に雅史くんの腰をおさえつけ、今度は、ゆっくりと回転させるように、腰を動かす。「ん。ん。ん」口を犯されながら、雅史くんは、すでにたっぷりと分泌されている愛液で指を濡らし、少し強めに、雅史くんのものがずっぽりと埋没しているスリットの上部にある可愛い突起を、圧す。圧しつつ、ぐりぐりとこね回すように、指の腹で突起の周辺を刺激する。「ん。ひゃぁ」雅史くんの口を覆っていた千鶴さんの口から、そんな音がでる。口が離れた拍子に、二人分の唾液がだらりと下になっている雅史くんの胸から腹にかけて、かかる。だが、雅史くんの裸の体も千鶴さんの裸の体も、汗とその他の人体の分泌液とに、すでにまみれている状態なので、いまさら、特に問題はない。

(ん。あ。あ)
 一方、扉の外で一部始終を目撃しているあんなちゃんも、間接的に二人の行為に参加しているようなものだった。最初のうちこそ、「のぞき見をしている」という罪悪感と、親しい知人二人の極めてプライベートな行為を自分の悦楽の材料にしている、という決まりの悪さとがない交ぜのとなって、かなり居心地の悪い気持ちになっていたが、次第に指が自分の秘所のほうに延びた。半裸のまま、自分の姉を襲う幼なじみと自分の姉、ふたり交互に感情移入していき、股間に延びた手は、いつの間にか、スパッツの中に潜り込み、直接自分をなぶっていた。
(や……だ……こんなの……)
 そんなに頻繁に、でもないが、それでもあんなちゃんにも自慰の経験は、それなりにある。でも、それは、下着越しに指やキャップ付きボールペンの先でそっとクリトリスの周辺をなで回す、程度の穏当なもので、直接自分の快楽の芽を弄った経験はなかった。
 そのような行為から得られるであろう未知の快感が、想像するだに怖かったのだ。
 だが、二人の行為を盗みみ、興奮するうちに、そのような年齢相応の防衛本能は、どこかに吹き飛んでしまった。
(ぃやぁ。あ。あ)

 雅史くんに差し貫かれている千鶴さん、と、千鶴さんを蹂躙している雅史くん。その両方に感情移入をし、なおかつ嫉妬もしながら、あんなちゃんは半裸のまま汗にまみれ、扉のドアノブに縋り付くように中腰になって、夢中になって利き腕で幼い割れ目とクリトリスに指をはわせ、さすり続ける。じゃまなスパッツと下着は、すでに膝のあたりまでずり下がっていた。夢中になっていたあんなちゃんには、自分で下半身を覆う衣服を下げた記憶はないのだが。
(あ。だめ。なんで。なんで。なんで!)
 なんで、あそこにいるのは、雅史くんの上で踊っているのは、自分ではなく「姉」なのか。
 なんで、今まで怖くて直接さわれなかったクリトリスを、直接いじっているのか。
 なんで、今までなにも入れたことがない秘裂の中を指でかき回して、自分は平気なのか。
 なんで、自分の此処は、こんなにも濡れて、クチャクチャといやらしい音をたてるのか。
「ん。ふぅっ。ふぅっ」
 あんなちゃんはドアノブに寄りかかるよようにしながら、内開きの扉の隙間から室内の様子を伺いつつ、しかし、できる限り声をあげないように苦労しながら、自分を高め続ける。
 室内では、「でる。でそう。もうでるよ千鶴さん!」「だして。大丈夫だからだして。おねぇさんの中にだして!」という二人の絶叫が響きはじめていた。

 千鶴さんの中になんとか侵入したばかりのとき、千鶴さんのなかはとても窮屈で堅かった。まるで万力でがっちりと固定されているように、自由が効かなかった。締め付けがきつすぎて、あそこが痺れるんじゃないかと思ったほどだ。それでも初めて経験するそこはとても暖かくてほどよく湿っていて、ただ入れているだけでも、とても気持ちがよかった。
 でも、しばらく休んでから千鶴さんが少しづつ動き出したとき、やっぱり、
(ぅうわぁ)
 と、思った。千鶴さんの暖かく湿った膣壁が剥き出しになった雅史くんの亀頭を摩擦する感覚は、言葉に尽くせないくらいに甘美だ。でも千鶴さんがまだまだ痛そうだったから、なけなしの自制心を総動員し、「思いっきり腰を動かして千鶴さんを蹂躙したい」、という切実な欲望を、なんとか抑え続けた。すぐに、千鶴さんが自分で動き出し、その動きも徐々に激しくなり、そういった抑制は、無用のものになったのだが。千鶴さんが、動きに「慣れ」が出てくる頃になると、千鶴さんのあそこはかなりほぐれて柔らかくなっていて、分泌される愛液も、それ以前とは比較にならないほどに潤沢になった。今では、千鶴さんの体液は、二人の股間と陰毛をびっしょとと濡らしている。
 雅史くんのあそこを受け入れている千鶴さんのあそこは、とろとろと溶けているみたいだった。
「ぃやぁ。ぅはぁ。だめっ。だめっ。だめなのォ」
 ぐちゃ、ぐちゃ、ぐちゃ、と湿った音をたてて性器の挿出入を繰り返し、時間の感覚も意識も、脳内麻薬の多幸感感覚の中に白く溶けていく。動物的な交わりのなかに二人が理性をとばしていると、雅史くんの股間の部分に、とてもとても熱い塊が沸き上がってくる感覚があった。
 いつのまにか雅史くんは千鶴さんの上にのしかかっており、千鶴さんの両股を左右の脇に抱え、千鶴さんの腰を浮かせるようにして、すぱん、すぱん、すぱん、というリズミカルな小気味の良い音をたてて自分の腰を千鶴さんの腰に打ちつけられている。千鶴さんは、雅史くんの背に腕を回し、とても切なそうな表情をして、雅史くんの背中に爪をたてていた。雅史くんは、痛みをぜんぜん感じておらず、背中に赤いみみず腫れができていることにも気づいていなかった。雅史くんの腰が千鶴さんの腰にぶつかる度に、千鶴さんは大小の声をあげ、体全体を震わせて、わなないた。
「でる。でそう。もうでるよでちゃうよ千鶴さん!」
 雅史くんは、叫んだ。
「だして。大丈夫だからだして。おねぇさんの中にだして!」
 千鶴さんも、叫んだ。
 しかし、実際に雅史くんが千鶴さんの中に解き放ったのは、それからさらに十数回も、千鶴さんの腰をうちつけてからだ。その間、雅史くんは、今にも発射しそうなぎりぎりの高ぶりなんとか維持し、千鶴さんが「だめぇ。だめぇ。もうだめぇ」と何度も絶叫した後、ようやく熱い塊を、千鶴さんの中に放った。
 ぴゅる、と、最初に小さく精が漏れ、その後はなし崩し的に、それまで我慢していた分を取り返すように、ねっとりと白濁した大量の熱い液体が、一気にほとばしった。千鶴さんの膣内に充満し、あふれた分が、二人の合体部の隙間から、どろりと零れる。
「ふわぁ」
 と、千鶴さんは、声を上げた。
(熱い。どんどん出てる。どくどく震えている)
 その瞬間、奇妙な達成感を感じるのと同時に、千鶴さんの背筋がはピンと伸びて硬直した。

 それとほぼ同じタイミングで、扉の外のあんなちゃんの体も棒を呑んだように硬直していた。あんなちゃんは、淫靡な狂態を間近に目撃したことと、自分自身で行った刺激により、すでに十分すぎるほどに高まっていた。ちょいとしたきっかけがありさえすれば、即座に達するほどギリギリのところまで、高まっていた。
 達したことを告げる二人の声と、それに、「雅史くんが千鶴さんの中に、実際に射精した」、という事実とが、頭の中をがんがん駆けめぐり、気がついたら、とどめないの高揚が、堰を切ったようにわき上がり、抑制も制御も効かないほどに、小さなあんなちゃんの体内で暴れまわって、あんなちゃんの意識をたやすく押し流した。
 あんなちゃんは中腰のまま、しばらくピンと硬直しいたが、すぐに惚けた表情をして、その場に力無く、ぺたん、と座り込む。


[つづき]
迷った人のための、「はい(♀)×ろぅ(♂)×ろぅ(♀)」の【目次】






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