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はい(♀)×ろぅ(♂)×ろぅ(♀)  そのにじゅうなな

そのにじゅうなな 「絡む美姉妹」

「あ~ん~な~ちゃ~ん~」
 千鶴さんの眼鏡のレンズがなにかイヤな光りかたをした。千鶴さんの裸眼の視力は眼鏡かコンタクトを装着しないと、室内も安全に歩行すすることもままならないほどに貧弱のものだった。強度の近視である千鶴さんが起床時にまずすることは、眼鏡をかけること、であって、この時も例外ではない。
「こんなところで、こんなところで、いったいなにをしていたんでしょうかねぇ? 返答によっては、おねぇさん、かなり怒ったりしちゃうんですけど……」
 初めての房事を出歯亀された女性としては当然の怒りかもしれないが、キッチンで自分があんなちゃんにした所行をすっかり棚に上げているあたりは流石である。
 半ば意識を喪失してドアノブに寄りかかっていたあんなちゃんは、いったい何事が起こったのか把握するのに時間がかかった。千鶴さんにそういわれて初めて顔をあげ、と思ったら、あげた目線にもろに雅史くんのぶらぶらが入ってきて、真っ赤になって視線をさげる。と、今度は自分の陰毛が目に入り、そこで初めて自分がどういう格好をしているのか、という自覚を強くする。普段なら大声をあげているところだが、いろいろなことがありすぎて混乱をしているあんなちゃんは、自分自身がついさっきまで覗き見をしながら自慰をしていたことを思いだし、裸であることよりも、自らの行為とそれを自分の姉と雅史くんに知られたことに羞恥を感じ、すっかり気弱になったのとで、しょぼん、という擬音が聞こえそうなほど悄然と頭を垂れた。じわり、と、目尻に涙が浮かび、しかし、おとがいに力を込めて、泣きそうになるのを、必死でこらえる。
 雅史くんも、あんなちゃんの状態をみてそれなりに冷静に事態を把握はしたが、あんなちゃんとも千鶴さんとも、まことに目が合わせづらく、天井のあらぬほうを見上げてこりこりと痒くもないこめかみを掻いたりしている。いやもちろん、あんなちゃんへのうまいフォローの仕方を頭で考えてはいるのだが、人生経験の乏しい十×歳では、このようなシーンで咄嗟の機転を効かせるだけの包容力を期待するのはチと酷であろう。
「さぁ~て~。あんなちゃんは、こんなところで、いったいなにをしていたのかなぁ」
 自分の感情を整理するのに忙しい年少二人組をおいて、物語を加速するのはやはり千鶴さんである。丸めた洗濯物を放りだし、いつの間にかあんなちゃんのバックをとっている。あんなちゃんが俯いている隙に背後に回った千鶴さんは、あんなちゃんの両腕ごと、あんなちゃんの胴体に自分の両足を回して戒めている。
 この状態だと、あんなちゃんは両手の自由が効かないだけではなく、身動きもろくにとれない。
 千鶴さんは、スパッツと下着がまとめってずり下がって剥き出しになっているあんなちゃんの内股を、すりすりすり、と、撫でさすりながら、「こんな格好でぇ」と、背後から耳に息を吹きかけるように、。囁く。あんなちゃんは、びくり、と全身を震わせた。「ここをこんなに濡らしちゃってぇ」と、あんなちゃんの幼い裂け目にゆっくりと指をはわせる。
 雅史くんは、丸見えのあんなちゃんのそこから目が離せなくなった。
 あんなちゃんのあそこは、千鶴さんの同じ場所と比べるとかなりシンプルな形状をしていた。まず、陰毛が薄く、ほとんどないといっていい。産毛を少し太くした程度の細いヘアが、申し訳程度にまとわりついているような感じだった。おかげで、あんなちゃんの陰部を、細部までしっかりとみることができる。千鶴さんのそこには、割れ目の両脇にひだみたいなのがあり、閉じた状態だと口唇のようにみえる。が、あんなちゃんのそこは、すっと線がはいっただけの、筋目のようにみえた。その筋目の上部に、ぷっくりと豆のような突起がでている。
 千鶴さんが指を秘部にゆっくり這わせ、上下にさすっても、あんなちゃんは肩を震わせるだけで、なんとか声をださないように我慢できた。が、千鶴さんの愛撫も、あんなちゃんの秘裂をくちゅくちゅと弄ったり、耳に息を吹きかけたり、首筋をねっとりと嘗めたり、耳の穴に舌をつっこんだり、と、だんだんとエスカレートしていく。そして、
「ほーら、雅史くん。これからあんなちゃんのあそこを、開きますよ。よーく中身を見てくださいねー」
 という千鶴さんの一言はさすがに覿面に効いて、かなり狼狽した様子で。あんあちゃんは両手両足をばたつかせ、体を左右にゆすり、「いやぁ、やめてぇ」と絶叫しながら、必死の抵抗をしはじめる。……実際には、あまり効果はないようだったが。
「あんなちゃんはぁ、さっきおねぇさんと雅史くんのを『じっくりと』みたんだから、おあいこでしょ」
 と、『じっくりと』の部分にアクセントを置く千鶴さんは、容赦がない。隠れたS属性でもあるのか、これではまるっきりたちの悪いセクハラ親父である。っつか、あんたは鬼か、と、問いつめたくなる。
「それにぃ、ほら。雅史くんが、あんなにおちんちんギンギンに大きくして期待しているんだからぁ、それには応えてあげないとぉ」
 雅史くんは内心で、「いや、目の前で、手足顔だけが健康的に真っ黒に日焼けし胴体部分の肌の白さとの落差にくらくらっとくる微乳スンダーなあんなちゃんの、例えれば「未熟な青い果実を食べてぇん」的な裸体に、出るべきところは程良く出てしかしウェストはきゅっと締まった、千鶴さんの、例えれば「熟れる直前の食べ頃いっぱい夢一杯」な裸が背後から長い足を絡ませて拘束し、軽SM的レズプレイをはじめちゃったら、誰でもそりゃギンギンにぴんこ立ちになりますがな」、と、つっこみつつ(でも、口には出さない)、確かに、目の前に剥き出しになっているあんなちゃんの、陰毛が薄い「あそこ」から目をはずすことができないでいた。
 千鶴さんのその言葉で、あんなちゃんも、やっと顔をあげ、すっぽんぽんのままの雅史くんと、その前方で起立してる若い剛直を、はじめてまともに見据える。余分な肉がついていない雅史くんの体は、細くて、まだぜんぜん大人の体にはなっていなくて、でも肩とか胸とかがいくぶん肉厚になりはじめていて、子供から青年になるまでの、ちょうど過度期にある。ことが、わかった。精悍にみえないこともない雅史くん裸体に、ピョコン、と飛び出すようにくっついているあそこは、なんだか場違いというか、とってつけたような、不自然な物体のように、あんなちゃんには、思えた。ティッシュかなにかでざっと拭ってはいたのだろうが、根本の陰毛のあたりはまだなんか濡れていて、よくみると細い湯気をたてている。雅史くんのあそこはきれいなピンク色の包皮に包まれていて、その包皮先端から、包皮よりもちょっと血色の濃い肉色のものが、ちょこんと突き出ていた。マンガやなんかでは、キノコ型だったり血管が浮き出ていたりするものだが、そういうのに比べると、全体のフォルムがシンプルで、細長くて、せいぜい包皮の皮膚に静脈血管がうっすらと透けてみえる程度で、全体に尖った感じにみえた。やはり、マンガとかに描かれるあの絵は、特徴を極端にディフォルメさした記号的な絵、なのだろうか、と、あんなちゃんは、不思議に冷静になった頭で、考える。
 千鶴さんは両足であんなちゃんの体を拘束したまま、自由を奪った状態で、背後からあんなちゃんの股間のほうに手を延ばし、「暴れると、かえって痛くなるよー」とかいいながら、つんつん、と、あんなちゃんのクリトリスを二、三度指先ではじき(あんなちゃんは、びくん、と体を震わせた)、すでにとろとろと体液を分泌している秘裂を人差し指で上下に二、三度さすり、「はーい。ご開帳ー」とかいいながら、ふに、と、陰唇を左右に押し広げる。上からのぞき込みながら、「わー。きれいなピンク色していますねー」などと、本気で感心している。千鶴さんにしても、同性のそこの「中身」を目の当たりにするのは、たぶん初めてのことなのだろう。それから、「雅史くん、このまま、みているだけでいいの? 今ならあんなちゃん、なにされても抵抗できないですよー」などと、どこまで真面目に言っているのかわからないが、そう、唆す。


[つづき]
迷った人のための、「はい(♀)×ろぅ(♂)×ろぅ(♀)」の【目次】





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