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はい(♀)×ろぅ(♂)×ろぅ(♀)  そのさんじゅういち

そのさんじゅういち 「二人時空発生!(しかし即キャンセル)」

 つい昨日まではまるで異性との経験がなかった二人だが、今日の午後のわずか数時間のうちにめきめきと経験値を蓄え、今ではお互いの裸体を愛撫しつつ、ディープに舌をお互いの口内に差し入れ、かき回し、唾液を交換するようなことにも臆さないほどになっていた。口唇を重ねながら、あんなちゃんの手は股間からだんだんと上にあがり、雅史くんのお腹のあたりをさすったあと、肋、胸、肩、と、輪郭を確かめるようにはい回る。あんなちゃんの腰のあたりにあった雅史くんの手は、片方は背筋をなぞるように上に上がり、もう片方はさがって、お尻の感触を少し楽しんだ後、太股を抱きかかえる。あんなちゃんの顔が雅史くんの顔から離れる。口と口の間に唾液の糸ができている。雅史くんの上で、あんなちゃんは大きく股を広げることになり、半ば上体を起こすと、ちょうど雅史くんの勃起していた部分に接触していたクリトリスに、今まで以上の重量がかかる。あんなちゃんは「っふぁっ」と小さな声を上げる。リビングで無理にやらされた姿勢に近いし、そのときはスパッツと下着を隔てて接触していた箇所が、今は直に肌に触れている。雅史くんの両手は、あんなちゃんが上体をそらしたためできた空間を横切り、下からあんなちゃんの膨らみかけた双丘を掌で包み込むようにしながら、体重を支える。軽く、揉む。親指と人差し指で、先端の突起を探り、少し力を込めてこりこりと摘む。「んっふっ」と、あんなちゃんの吐息が漏れる。あんなちゃんは覆い被さるように、雅史くんの顔に自分の顔を近づけ、まともに雅史くんの目を見据えながら、
「もっと」と、いった。
「もっと、やってみなさいよ。おねぇさんにやったこと、それ以上にすごいこと、全部」
 緊張した、掠れた声で、挑発する。
 雅史くんは、上気したあんなちゃんの顔を間近にみた。千鶴さんとよく似た、整った顔立ち。普段、あまり意識したことはないが(幼なじみ、などというものは、そんなものである)、たしかに美形、美少女といえるかもしれない。

(あれ?)
 一方、湯船につかりながら二人の様子をにこにこと見物していた千鶴さんは、自分の下半身に生じた異変に気づいた。慌てて湯船から出て、二人に背を向けて、自分の割れ目に指をはわせる。そこから出てきたものを確認し、納得したように頷き、シャワーでよく流して洗う。
(そっか。中にだしたら、いつか出てくるんだよね。中で吸収されるわけでもないし)
 収縮しきった千鶴さんの膣が今になって解放した雅史くんの精子を洗い流しながら、千鶴さんは一人納得した。それから、
(あ)
 と、今更ながらに、気づいた。
(あんなちゃん、避妊の用意してない!)
 くるりと振り返ると、幼いカップルはすでに臨戦状態。手足をねっとりと絡ませての愛撫に余念がない。事前に何度かいった者同士なので、初心者といえどがっついたところがなく、しかし、初心者故にお互いの体の機微を熟知していないので、愛撫のしかた自体はどこかぎこちない。それでも十分に高まりあっているようで、今は雅史くんが上になり、あんなちゃんの胸を揉みながら、口唇をあんあちゃんの首筋にはわせ、ゆっくりと腰を動かしている。性器で性器を刺激しているだけで、挿入はまだしていないらしい。
 千鶴さんが背後から忍び寄り、雅史くんの背筋に、つつつつつ、と、指を走らせると、予期していなかったいきなりの刺激に雅史くんが「うはぁ!」と、上体を起こし、雅史くんとの接触部分がいきなり動いて急激に刺激をうけたあんなちゃんも、「んぁあぁ」と、なんか艶めかしい悲鳴をあげる。
「みているだけでは寂しいから、おねぇさんも仲間にいれてくださいねー」
 といいつつ、背後から雅史くんの背中に抱きつき、むにゅ、と体重をかける。
 雅史くんは、かなり欲情した感じの微乳美少女を下に、肌の弾力が心地よい美女を背中にはりつかせて、まさに文字通り、「板挟み」状態に、なった。


[つづき]
迷った人のための、「はい(♀)×ろぅ(♂)×ろぅ(♀)」の【目次】







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