2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

はい(♀)×ろぅ(♂)×ろぅ(♀)  そのさんじゅうに

そのさんじゅうに 「サンドイッチ懊悩」

 今の雅史くんの状態は、前方の微乳、背中の豊乳、しかもびっちりと全身密着しているわけで、これで喜ばない男は男を廃業した方がいい。とはいえ、間近にっつうかほんの数センチ先にあんなちゃんが顔がある状態であり、極力顔には出さないように自制したけど、下半身は正直だった。
(あ)
 なにせ向き合って密着している状態だからして、あんなちゃんは、雅史くんの変化をリアルタイムにお腹で感じているわけで。
(このやろ。ねぇさんがのっかった途端、大きさが増した)
 悔しい。
 実はあんなちゃん、この年齢にありがちなことに、自分の女性と指定の発育状態に対して日頃からコンプレックスを抱いており、このようなとき、それが覿面に表面化する。
 あんなちゃんの上に乗っかっている雅史くんの背中に乗っかっている千鶴さんは、そんなあんなちゃんの心境に気づいた様子もなく、例によって調子っぱずれのデタラメなメロディで「あっいのあーわーおーどーりー」と歌いながら、ボディソープでベタベタにした雅史くんの背中を、自分の前面で。すいすりすり、と前後に「洗って」いる。本題とはまるで関係ないが、千鶴さん、結構音痴の気があるのかもしれない。
 で、千鶴さんの豊かなおっぱいがボディソープでぬるぬるになって背中を往復する度に、雅史くんは「うは」とは「んふ」とかため息をもらしつつ、あんなちゃんのお腹に押しつけられているあそこの硬さを増してぶるぶると震わせているわけで、その感触を「肌で」感じているあんなちゃんは、みるみる「面白くなさそう」な表情になっていく。
 ほんの数センチの距離であんなちゃんの表情の変化を認めていた雅史くんは、「やばいやばい」と思いつつも、背中では千鶴さんの「あっいのあーわーおーどーりー」の悦楽が続いている。顔をひきつらせながらも、雅史くんの男の子は、正直に反応し続けた。
「もう!」
 と、二人の下になっているあんなちゃんが一声叫んだかと思うと、、雅史くんの股間に手を回し、背中から垂れてきたボディソープにまみれた雅史くんの袋をぬめぬめと探る。力の加減がわかってない不器用な触り方で、時として力が入りすぎて痛かったりするのだが、そのぎこりなさがかえって良かったりする。千鶴さんへの対抗意識から攻勢に転じたあんなちゃんは、手で雅史くんの下半身を刺激しながら、口と舌で、雅史くんの顔とか首とか耳とか、とにかく届く範囲内の雅史くんの部位を片っ端から刺激しはじめた。とはいえ、あんあちゃんは年齢相応の好奇心はあったものの、千鶴さんのようにあらかじめ「勉強」してきたわけではないので知識にも乏しく、具体的な実戦経験も(ほんの数時間前までは)皆無に等しかった。で、今までさんざん千鶴さんにいたぶられた経験から、「自分が刺激されて感じた部分」をそのまま雅史くんに「お返し」する、という形を選択することにした。
 あんなちゃん自身はあまり自覚していなかったが、これ以上はない、というくらいに硬直したあそこもろとも雅史くんと向き合った形で体を密着され、なおかつ微妙に動いたりするものだから、実は、あんなちゃん自身の性感も、かなり高まってきていたりする。
 前後から刺激されて、たまったものではないのは、雅史くんである。心中では「うひゃ。あひゃひゃひゃひゃ」という凶気と喜悦を孕んだ哄笑を放っていたが、それを実際に口からだすのは、理性を総動員してかろうじて堪えた。つい数時間前までは童貞だった厨房には過ぎた刺激である。いつ壊れても発射してもおかしくない。かろうじて壊れなかったのは、相手の二人が身内同然の人たちである、という安心感があったため。それに、すぐさま発射しなかったのは、本日すでに、それもごくごく短時間のうちに、立て続けに二度も射精をしていたため、である。逆にいえば、射精はしにくくはなっているものの、今まで立て続けにあーんなことやこーんなことを経験している分、刺激には普段よりも敏感になっている。実際に、雅史くんのあそこは今まで経験してきた中でも最大級に大きくなっており、仮にあんなちゃんと自分自身の体に挟まれていなかったとしても、へそまで届けといわんばかりに反り返っていたのではないだろうか、と、思えるほどに元気よく勃起している。
 壊れこそしなかったものの、半ば理性を喪失しつつある雅史くんは、自分の下にいるあんなちゃんの股を強引に割り、そこに自分の下半身を押しつけるようにして、腰を振りはじめる。上のほうから垂れてきたボディーソープにまみれた雅史くんの、カチンコチンにこわばった陰茎があんなちゃんの幼いスリットに密着して、ずちゃらずちゃらずちゃら、と湿った音をたてはじめ。すると、あんあちゃんは半眼になり、細い頚をのけぞらして、「んふぁ」「あふぁ」「ふぁん」などと鼻にかかった声を立て始める。剥き出しになった、よく日焼けしたあんなちゃんの喉に雅史くんがかぶりつき、じゅりゅじゅると唾液を塗りつけるように舐め回す。
 一方、雅史くんの上で「あっいのあーわーおーどーりー」を行っていた千鶴さんも、二人の動きが激しくなるにつれて、「あっいのあーわーおーどーりー」の継続が困難になっていた。なにより、雅史くんの背中を刺激することで、自分自身も感じるところがあって興奮してきたし。破瓜したばかりのあそこは、月並みな表現で誠に申し訳ないが、俗に言う「いまだになにかが入っているように感じる」状態で、いくら性的な興奮を感じても、今更なにかを挿入したいとは思わない。それでも、それでも、他人と肌と肌で肌での触れあいをする快感は、やはりあるわけで……。
 千鶴さんは、自分自身の興奮を少し静めるために、今度は横抱きになる形で、それぞれに動き始めたあんなちゃんと雅史くんの愛撫に乱入する。二人のうち、どちらのほうにも差別することなく、ゆっくりと優しく、愛撫しはじめる。


[つづき]
迷った人のための、「はい(♀)×ろぅ(♂)×ろぅ(♀)」の【目次】





Comments

Post your comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

このページのトップへ