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はい(♀)×ろぅ(♂)×ろぅ(♀)  そのさんじゅうよん

そのさんじゅうよん 「口内遊戯」

 千鶴さんが予測したように、対抗意識も仲間はずれになることに対する恐怖もあっただろうが、それ以上にそのときのあんなちゃんを突き動かしていたのは、欲情である。幼い女の子でも、やはり性欲はあるものだし、昼過ぎから今まで、手を変え品を変え、結果的にそれを挑発し煽ってきたのは千鶴さんの言動に起因する。何度も何度も、さほど時間をおかずに今までに経験したことのないほど性的な興奮&絶頂を経験し、アドレナリン、ドーパミン、その他諸々の多幸感を保証する脳内化学物質がどっぱどっぱと多量に血中に分泌され、なおかつ体力的にもかなり消耗していることもあって、あんなちゃんは理性的な判断よりも本能に従った行動をとるようになっていた。
 ごくごく簡単にいいなおすと、
「本番こそないものの、それ以外の行為はほとんどやるまくりなんだしさー。すっげぇー疲れてるしぃ、まともなこと考えるのもめんどーでさー、もーいいじゃん、とことんやりたいことやっちゃって、いくところまでいっちゃてぇー」
 てな心境なわけである。
 ただ、疲労のため憔悴して目の下に隈をつくり、雅史くんのナニをがっちりと握って、「もっと、おねぇさんにやったこと、全部やって」、と縋りついてこられる側にしてみれば、これは、かなり怖い。あんなちゃんの見慣れた顔が、鬼気迫る相貌を浮かべてちんぽを掴んで迫ってくるわけである。まず美少女といっていい顔立ちであるため、なおさら迫力がある。
 結果、射精した後もなお勢いを保っていた雅史くんの硬直が、あっという間に、萎れた。
「ちょっと。なんで勝手に小さくしてるのよ!」
 雅史くんのが手の中でみるみる小さくなっていくのをみて、あんなちゃんはお気に入りの玩具を取り上げられた子供のように寂しげな顔をした後、雅史くんに絡みはじめた。この辺、ほとんどタチの悪い酔っぱらいの言いがかりに近い。
「えーとぉ……どうすると、大きくなるんだっけ……」
 埒があかないと感じたのか。あんなちゃんは、ふにゃふにゃになった雅史くんのちんちんを伸ばしたりひっぱたりしながら、
「そうだ! かつやくきん!」
 と、思い出したかのように、叫ぶ。ビクン、と、ほとんど涙目になっている雅史くんが、小動物じみた仕草で震えて、ぶんぶんと顔を横に振った。
「……の、前にぃ。あー、なんってったけ、お口でするの」
 すっかり自分の脳内物質に酔っぱらっているあんあちゃんは、舌足らずなろれつの回らない口調でそういうと、「んっふっふ」、と軽く笑い声をあげ、ぱくり、と、未だ精液にまみれている雅史くんの肉棒を口にくわえ込む。すっかり縮こまっているそれを、軽く、噛む。表面を、舌先で丹念に洗う。先のだぶついた皮を舌でかき分け、隠れていた亀頭部分を剥き出しにする。玉を軽く揉みながら、剥き出しになった亀頭部分を舌で転がす。
 すでに三回目も射精を終えたばかりだというのに、雅史くんのものはあんなちゃんの口の中で、たちまち元気を取り戻しはじめた。この辺は、若さの勝利である。
「あー。大きくなってきたぁ」
 あんあちゃんは、相変わらず憔悴した頬を紅潮させ、無邪気に喜んでいる。
「大きくなると、口の中ではもてあますねぇ」
 とかいいながら、もはや口の中に入りきらなくなったモノの竿の部分に、下から上にかけて、舌を這わせる。そのあと、両手で竿を握りしめ、固定した状態にして、ちろちろと鈴口の部分を、舌で弄ぶ。
 雅史くんは、うっ、とうめいて、少し背をのけぞらした。
「ねぇ」
 あんあちゃんは、相変わらず雅史くんのちんちんをがっちりと握りしめたまま、
「もう、これ、入れて」
 と、あきらかに欲情した顔をして、艶めかしい、湿った声で、いった。


[つづく]
迷った人のための、「はい(♀)×ろぅ(♂)×ろぅ(♀)」の【目次】




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