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そのよんじゅうさん 「連姦三重奏」
あんなちゃんは千鶴さんと雅史くんの結合部に舌をはわせて、ぴちゃぴちゃと音を立てながら千鶴さんのクリトリスを丁寧に舌先で攻めている。攻めながら、あんなちゃんのあそこをなめ回していた千鶴さんの動きが頻繁に止まりがちになってきていることから、千鶴さんがかなり登りつめていることを悟った。
「おねぇちゃん、気持ちいい?」
と、聞いても、
「ん。ん。ん」
という生返事しか返ってこない。本人は舌を使っているつもりなのかもしれないが、実は少し前から千鶴さんの動きはほとんど止まっていて、べったりとあんなちゃんのあそこに顔の下半分を押しつけているだけだったりする。
あんなちゃんが千鶴さんの体の上から退くと、案の定、千鶴さんは恍惚とした、明らかに愉悦の中にいる表情をして、半眼になっている。すぱんすぱんすぱんとリズミカルに突きまくる雅史くんの動きにあわせて、仰向けになっても形の崩れない、張りのあるきれいな形のおっぱいがぶるんぶるんと震え、乳首を上下に揺すって軌跡を描いていた。
時刻的には、そろそろ夕刻といっていい時間のはずだが、窓から差し込んでくる光はまだ真昼のそれである。雅史くんのなすがままになっている千鶴さんの裸体は、白昼の明るさにさらされている。同性の姉妹であるあんなちゃんからみても、綺麗、としか形容できない。
「じゃあ、これからもっと気持ちよくしてあげるからね」
あんなちゃんは、行為に没頭している二人の背後に回り、たっぷりとボディーソープを自分の指に塗りつけ、先ほど目の前で雅史くんが射精した時にみせた「もの凄い大きさ」を思い浮かべて一人赤面し、「あんなので思いっきり突かれたら、誰でもすぐにいっちゃうだろうな」とか思いつつ、自分の指を雅史くんのお尻に添えて軽く周辺をなで回したあと、一気に二本の指を、雅史くんの菊門につっこんだ。
「ぐぎぃいいぃ!」とか「ぐぅはぁあ!」とかいう悲鳴が聞こえたが、あんなちゃんはかまわず、雅史くんの背後から抱きつくようにして、指を入れたまま、雅史くんのお尻を前後に激しく揺り動かしはじめる。
「うはぁ。はぁ。はぁ」
「だめ。じんじん。じんじんするの。痛いの痛いのでもじんじんするの」
あんなちゃんは、雅史くんの後ろの穴に差し込んだ指を差し込んだ自分の手の上に自分の腰を密着させ、あいている手で雅史くんの胴体にしがみつきながら、ぐいぐいぐい、と、腰を動かし続ける。
(ああ)
あんなちゃんは思った。
(わたし、犯している。おねぇちゃんを犯している雅史くんを、犯している)
二人の悲鳴が快楽の声に変わる頃、あんなちゃんはさらにスパートをかけ、動かす速度を、マックスにする。
「がはっ。がはぁ。がはぁ」
「ひゃ。ぁ。ぁ。ぁ」
二人のあげる声は、悲鳴とか喘ぎ声とかを通り越して、なにか獣の咆吼じみたものになっている。
「いっちゃえいっちゃえいっちゃえ二人ともいっちゃえ」
一方のあんなちゃんは、一種の征服感、とでもいおうか、自分の行為が二人にそうした影響を与えている、という事実に、淫していた。顔を紅潮させ、乱暴に雅史くんの後ろにつっこんでいる自分の指もろとも、いっそう激しく腰を揺り動かす。
──うぉぉぉぉおぅ!!
という、普段の物静かな雅史くんからは想像つかないような野太い声で、雅史くんが叫ぶ。雅史くんは、叫ぶと同時に、全身を硬直。
──くるのくるの熱いのがきたの。じんじん。熱いの熱いの熱いの。溢れて、溢れてます中でいっぱいっぱいあふれてるの。
間髪をいれず、千鶴さんもそう叫んで、虚脱した感じでぐったりとなる。
あんなちゃんは、硬直がとけて、そのまま千鶴さんの上にのしかかろうとする雅史くんの体を後ろから支え、千鶴さんの隣に横たえた。
──うわぁ。ほんとうに溢れている……。
千鶴さんのあそこかから、にゅるん、という感じで抜けてでてきた雅史くんのは、自分自身が吐き出した白濁液にまみれていて、にゅるんと出てきた後の千鶴さんのあそこからも「よくぞここまで」と感心するほどの量が、ぼたぼたと零れ落ちてきた。
あんなちゃんは横たわった雅史くんの、その独特の臭いのする液にまみれた部分をそっと撫でさすり、
──君も、今日はがんばったね。
と、心中で一言。
それから、並んで横たわる千鶴さんと雅史くんの間に少し隙間をあけ、自分自身の身体を割り込ませて、目を閉じてあえいでいる雅史くんの口唇に、ちゅっ、と、自分のを重ねてから、自分の頭を雅史くんの胸の上に預けるようにして、目を閉じる。
[
つづき]
迷った人のための、「はい(♀)×ろぅ(♂)×ろぅ(♀)」の【目次】