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今は亡き友の妻 (17)

今は亡き友の妻 (17)

 響子は今、おれに抱きついておれの下半身の衣服をもどかしげにはぎ取っている。そんな様子をみた富美子は、
「……まあ、結果としては響子ちゃん、いよいよ本格的に火が着いちゃったみたいだから、これはこれで」
 とか訳の分からない誤魔化し方をして、カメラを構えなおした。
「あとはあんたの領分だわね。はーい、響子ちゃーん、いい絵撮れていますよー」
 富美子の言葉に反応してすっかり恍惚とした表情をした響子は、相変わらずおれの口唇を塞ぎながら、半勃ち状態のおれの竿をしごきつつ、チラリと横目で部屋の向こうにある大型液晶テレビに映った自分の姿を見ていた。
 そこには当然、辛うじて下着一枚と破れたストッキングのみを着けた響子が、強制的に裸にしたおれにのし掛かり性器を弄んでいる様子が大写しになっているわけで、そうした映像を目の当たりにすることで、響子はさらにヒートアップするらしく、おれのイチモツを握る手に力がこもり、動きが忙しなくなった。
 ……おれは今、いったいどんな表情をしているのだろうか? この場に鏡があるわけではないし、テレビに映っているのは、おれを押し倒した響子の姿が大部分なので、直に確認したわけではないが、憮然と呆然を合体させて撹拌し半分に割ったような表情を浮かべているのに違いない。
「──あのなぁ……」
 ようやく響子の肩に手をかけて顔の上から引き剥がし、おれは富美子にいった。
「不倫とか浮気なんてぇのはこっそりばれないようにやるから、風情があるしスリルを楽しめるのだ。こんなおおっぴらに『はいぞうぞ』とばかりに差し出されたら、いくら旨そうな据え膳だって遠慮したくなるって」
「……先輩……」
 だが、おれの言葉に真っ先に反応したのは、富美子ではなく、響子だ。
「……わたしぃ、そんなにダメですか? 魅力ないですか? でも、先輩のここはそういってませんよねー」
 上気した頬に淫蕩な笑みを浮かべ、おれの上に馬乗りになった響子は、おれのすでに硬直しきったおれのナニを楽しそうに弄びながら、そういった。この角度からだと、響子の胸の大きさが強調される感じで、「あ。こいつ着やせするたちなんだな」とか思う。
 ……ってぇか、まだ乳首に張り付いたローター、びぃびぃびぃびぃとやかましく動いているし……。
「……せんぱぁーい……」
 どさり、と、響子はおれの上に身体を投げ出して、ぴったりと身体を密着させた。
「せんぱい、お腹出てませんねぇ。あの人、お腹でてたから、こうして抱きついてもここまで隙間なくぴったりくっつけなかったんですよー。こうしてひっつくと、全身で体温が感じられて、安心できますよねー」
 響子は、うりうりと言わんばかりに、ローターつきの乳房をおれの胸板にこすりつけ、両手でおれの顔をホールドし、ぴちゃぴちゃと音を立てておれの顔や耳や口のなかを舌でなぶりはじめた。
「これまではわたしがきもちよくしてもらったから、こんどはわたしがきもちよくさせてあげるばんですぅ」
 舌ったらずな口調になった響子は、そういいながら、おれの上で身体をうねらせる。
「せんぱいのー、すっごくかたくなってるー」
 響子はおれの硬直の上に自分の秘裂の部分を置き、ふ、ふ、ふ、と、鼻息を荒くしながら前後にスライドしはじめた。おれは響子の尻と腰に手をあて(うおぉお! ウェスト細ぇえ!)、その動きをさらに加速させる。
「ここここうしていると……」
 動きながら、響子はいった。
「あああのああああのひととしているときのここここと、おもいだします。ああああのひとおおおもいから、わわわたし、わたしが、が、うううえになるほうがが、お、お、お、おおおおかった、ん、んんんんん」
 おれが力を込めて揺すぶると、それだけでも感じすぎるのか、響子の上体がぶれて予測不能な動きをし始める。そんな響子に手をのばし、おれは予告なく豊かな胸を下から鷲づかみにして、ぎゅうぅっと、渾身の力をこめて握りつぶした。響子は「ぐはぁ!」っという奇声をあげてガクンと頭を後ろのほうに倒し、おれの手の中では、響子の乳首に貼り付けられたままのローターの作動音がくぐもって小さくなる。そのまま広報に倒れようとした響子の上体を、腰に両腕を回して支え、かわりに、響子が倒れ込みそうになった反動を利用して自分の上体を起こす。のけぞった真っ白い響子の喉元にかぶりつき、音を立てて吸ってから、おれは響子の上体を両腕でがっちりと捕らえなおし、耳元に、囁いた。
「響子! おれが欲しいか!」
「頂戴! 頂戴! ちょうだい!」
 おれの胴体に両腕と両脚を巻き付け、渾身の力を込めて抱きつきながら、響子は叫んだ。
「せんぱいの、かたいの、あついの、ほしいの!」


[つづく]
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  • 2005/11/12(Sat) 23:03 
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修正完了すよ、ぼむさん

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