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「髪長姫は最後に笑う。」  第六章(159)

第六章 「血と技」(159)

 茅の体を抱えてバスルームに入った荒野は、茅を湯船に腰掛けさせて、ざっとシャワーを浴びせてから湯船の中に入れる。早々に体を暖めないと、風邪でも引きかねない、と。思ったからだ。
「……荒野も入るの……」
 湯船に入った茅は、荒野の腕にすがりついて、荒野を湯船に引き込む真似をする。
「はいはい」
 荒野は適当に相槌をうちながら、ざっとシャワーで体を流して、湯船に入る。ユニットバスほどではないが、それでも狭い湯船に二人一緒に入るとなると、かなり無理矢理な形になる。茅は一度中腰になって背後に空間を作り、荒野が入り易いようにした。
 そして二人は、いつものように、荒野の膝の上に茅が座る、という形で、お湯につかる。荒野の胸板に茅の背中が密着すると、荒野のすぐ目前に、茅の後頭部がある形になる。茅の、なめらかな肌の感触、それに、鼻先で間近に感じる茅の体臭……に、一度萎えかけた荒野の分身が、再び、硬度を取り戻す。
「……硬くなっている……」
 と、茅は、お尻にあたる感触について、報告し、荒野の腕を手にとって、自分の胸の前に回すように、位置を変える。
「……茅だって、ここ……」
 荒野がそういって、そこだけ上を向いている茅の乳首を指で摘むと、茅は「……んっ。んんんんっ」と、喉を鳴らす。
「荒野が、そんなにするからぁ……」
 と、甘えた声をだしたので、荒野は、手を下に延ばして、茅の陰毛を指でかき分けた。
「そうか?
 さっきは、何もしないでも、腰砕けになってたようだけど……」
 そういいながら、割れ目に沿って軽く指先を擦りつけると、茅は荒野の腕を自分の胸に押し付けるように抱いて、「……ふんっ!」と息を吐く。
「……さっき、咥えていただけで、ここ濡らして軽くいっていたろ?」
 荒野が耳元で囁くと、茅は首を振りながら、
「……違うの、違うのぉ……」
 と、切なそうな声をあげる。
「あれは……久しぶり、だったから……」
「久しぶり、っていったって、そんな、何十日も間を空ていたわけではないだろ?」
 いいながら、荒野は、指先を茅の中に侵入させる。
 茅がまた、「んっ!」と一際強い声で鳴いた。
 先程の余韻もあるのか、いつもより敏感になっているな……と、荒野は思った。
「……そんな声を聞くと……」
 荒野は、人差し指に次いで、中指も同時に、茅の中に入れる。二本の指を根元まで、一気に突っ込むと、ほとんど抵抗がなく、ぬるりと入った。荒野の二本の指を、茅の襞がひくひくと締めつけている。
「ますます、鳴かせたくなる……」
 荒野は、茅の中に侵入した指をゆっくりと折り曲げる。
 茅は、荒野の腕をかき抱いて、ぐったりとし、
「荒野の……意地悪……」
 と、かすれた声でいった。
「さっきは、茅が一方的に舐めていた癖に……」
 荒野はそういって、軽く曲げた二本指で、今度は、膣の内壁をするように動かす。
 荒野はゆっくりと動かしたつもりだったが、茅は、
「……ひゃぁっ!」
 と、ひときわ、大きな声をあげた。
「……ここ、感じるの? 茅?」
 のんびりとした口調でいいながら、荒野は、早さを変えずに、ゆっくりと指を、茅の中で往復させる。荒野の指先が内壁をする度に、茅は「ひゃっ!」とか「ふぁっ!」という悲鳴を上げて、身を捩り、全身を震わせた。
 荒野は、そうした茅の反応が楽しくなって、荒野の指から逃れようとする茅の腰に左手をかけ、逃がさないように注意しながら、指を挿入出させる。
 茅は、落ちつかない様子でもぞもぞとお尻を振るうちにじわじわと腰を浮かせ、ついには、完全に、荒野の目に陰部を晒すように、腰を高く掲げる。
「……そんなに、高くお尻をあげていると、丸見えだぞ……」
 茅の割れ目をすぐ目の前にしながら、荒野がいう。荒野が散々、指を出し入れしたお陰で、薄い陰毛越しに、充血してピンク色になった襞が、少しまくれ上がっていた。色素は沈殿してなくて、きれいな色だ……と、荒野は思う。
「荒野が……そんなことを、するから……」
 息を弾ませながら、懇願する口調で、茅が答える。
「……そんなことって、どんなこと?」
 いいながら、荒野は、茅の中にいれたままだった指を、ゆっくりと抜いた。指を抜くと、透明な液体が絡み付いてきて、とろり、と、糸を引く。
「……いえないの……」
 しばらく間を置いてから、茅が、消え入りそうな小さな声で呟いた。
「……そっか……」
 荒野は、そういって、茅の腰に両手をかけて逃がさないようにし、顔を近づける。
「……やあぁっ!」
 局部に荒野の吐息を感じた茅は、身じろぎをして逃れようとしたが、荒野にがっしりとお尻の両脇を掴まれているので、逃れることはできなかった。
「……駄目っ! そこは駄目なのぉっ!」
 茅の絶叫にも特に反応せず、荒野は平然と、
「さっき、茅も、おれの、口でしたじゃん……」
 といって、茅の割れ目に口をつける。
 割れ目に沿って軽く舌先を這わせると、ザラザラとし陰毛の感触の奥に、湿った感触があった。
『……茅の……。
 奥から、溢れてくる……』
 荒野は、湿っている部分を舌でこじ開け、にゅるんと尖らせた舌を挿入する。その瞬間、抱き着いている茅の臀部が朱に染まって、熱を持った。
「……あはぁあっ!」
 茅の奥から、吐息が漏れる。
 茅の中に入った荒野の舌は、丁寧に、襞の奥をかき分ける。匂いも味も、あまり感じなかった。ただ、舌を動かすごとに、奥の方から透明な液体がとどめなく沸いてきて、荒野の顔の下半分を濡らした。
 しばらく、茅の悲鳴のような嬌声とぴちゃぴちゃという水音が、バスルームに響く。
 さらにしばらく、そうして舌で茅の中を掻き混ぜてから、荒野は、茅の秘裂を指でまさぐり、硬くなった陰核を探り出す。
「……いやぁあああぁっ!」
 勃起した茅の陰核を荒野が指で軽く摘まむと、茅は一際大きな声で絶叫して、身を捩った。
 しかし、荒野は手を緩めず、舌で茅の内部を、指で茅の硬くなった突起を、同時に愛撫する。
 抵抗しても荒野が愛撫をやめない、と悟った茅は、そのうち、がたがたと瘧がかかたかのように震えはじめ、その振動が一際大きくなったと思ったら、がっくりと全身の力を抜いて、その場に尻餅をついてへたり込んだ。

「今日の荒野……」
 しばらく無言で息を整えた後、ようやく茅は、そのような言葉を絞り出す。
「……意地悪なの……」
「茅が、感じ過ぎなんだよ……」
 荒野は、ぐったりとした茅の背中を抱き寄せて、長い髪をかき分けて、耳元に口を近づけ、囁く。
「どんどん敏感になっていくし……」
 荒野は茅の体に回した腕に軽く力を込め、茅の背中と自分の全面をぴったりとくっつけ、茅の耳の後ろに口をつけた。それだけで、茅は、ビクンと、体を震わせる。
「やめっ……それ以上、されると……あっ。あっ。あっ……」
 そういい募る茅を、荒野はさらに責める。
 両足を茅の胴体に廻して逃げられないようにし、茅の股間に手をおいて、お湯の中で茅の陰核を指で弄る。
「駄目ぇ。そこ駄目ぇ。本当に、駄目ぇ……」
 と、茅は、嗚咽に似た声をあげはじめる。





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