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「髪長姫は最後に笑う。」 第六章(215)

第六章 「血と技」(215)

 体を拭いてから、茅の体を抱え、ベッドのある部屋へと向かう。茅の体をベッドの上に投げ出して身を起こそうとすると、茅が荒野の首に腕を回し、口唇を求めてきたので、長々とそれに応じる。ようやく、茅が腕の力を緩めたので、身を起こし、一度茅に背を向けて、仕舞込んでいた避妊具を取りにいく。
 茅から体を離したことで、茅が不満そうに、
「……むぅ……」
 とむくれたが、荒野は特に気にとめずに相変わらず硬度を保っている自分の分身に、封を切ったばかりの避妊具をかぶせる。
「……ほら、そんなにわがままいっていると、ここから先、やらないで寝ちゃうぞ……」
 荒野はそういいながら茅の両足首をを軽く握り、無造作に茅の股を開いた。茅も、特に抵抗することなく、荒野のなすがままに両足を開き、中心の大事な部分を荒野の眼に晒す。
「荒野の、そんなになってる……」
 茅は、避妊具をかぶせた荒野の分身をみて、そう感想を述べた。
「茅のだって……そんなに光ってる……」
 荒野がそういって、茂みの中にあるピンク色のスリットに軽く手を触れると、茅はピクリと全身を震わせた。
「……やっ!」
 茅は自分の中心に延ばされた、荒野の手首を掴んだ。
「乱暴にしちゃ、駄目なのっ!」
 とはいえ、茅のそこ、荒野がいましがた触れた箇所には、ほんの少し触っただけでもそうとわかるほどに濡れていた。
「わかった。触らない」
 荒野はあっさりと頷いた。
「明日も学校があるし、今日はこのまま寝よう」
 そういって荒野は、茅の隣に、茅に背を向けてごろりと横になった。
「……むぅ……」
 茅が不満そうに鼻を鳴らして、寝そべった荒野の背中に覆い被さってきた。
「……荒野、いじわるなの」
 そういって、荒野のわき腹をまさぐる。
「くすぐったいよ、茅」
 荒野が、小さな声で抗議した。
「これ……つけたまま、寝るの?」
 茅の指が、避妊具の表面をそっと撫でる。
「いや。
 やめてっていったの、茅だし……」
 荒野がそう答えると、茅は「むぅ」とむくれていきちたった荒野の分身を掴んだ。
「いいのっ!」
 茅は荒野の体を仰向けに転がし、その上に跨った。
「荒野がやらなければ、茅がやるのっ!」
 そういって荒野の分身を握りしめ、その先端を自分の秘処にあてがって、ゆっくりと息を吐きながら、腰を沈めていく。
 浴室での行為で期待が高まっていたところでじらされ、どうにも抑えが効かなくなってきたらしい。
「……んっ……。
 んんっ……」
 茅の方は十分に受け入れ準備ができていたらしく、なんの抵抗もなく荒野の分身を飲み込んで、茅は深く息を吐きながら腰を沈めきった。
「……はぁあっ!」
「……どんどんえっちになるね、茅……」
 荒野は下から茅の乳房に手をあてて体を支え、一度、大きく腰を突き上げた。
「……やっ!」
 茅が、小さな叫び声をあげる。
「だから、そういうこというと、本当に止めちゃうよ……」
 いいながら、荒野は、がんがんと強く茅の体を突き上げた。
 茅は、悲鳴のような小さな声を上げながら、髪を振り乱して荒野の上で跳ねまわる。
 荒野を包んでいる茅の部分が、今までになく強い力で、荒野の分身を締め付ける。
「……ふぁっ!
 あっ。
 あっ……」
 茅はガクガクと体を揺さぶりながら、荒野のもたらす快楽を受け止めていた。荒野も力強く下か突き上げているわけだが、茅自身も、いつの間にか自分の意志で体を上下に動かしている。
 荒野が半身を起こして茅の乳首に食らいつくと、茅は「……ひゅっ」と息を吸い込んで、頭をのけぞらせ、白い喉を露わにした。
 荒野は、その喉を甘噛みしながら茅の背に両腕を回し、大きく後方にのけぞった茅の体を支える。
「……ほら……」
 荒野はひざを立て、後ろに倒れ込みそうになった茅の腕を、自分の膝の上において茅自身が、自分の体重を支えられるようにする。
「茅が……自分のいいように、動いて……」
 荒野の言葉に従い、茅は、荒野が立てた膝の上に手を置いて自分の上体の重さを支え、後に背をのけぞらせ気味にして、荒野と向き合った形で、ゆっくりと腰を上下させはじめる。
 少し落ち着いていた茅の呼吸が、またすぐに荒くなっていく。
「こうしていると……出入りしているところが、丸見えだね」
 荒野は茅との結合部を指さして、静かな口調で指摘した。
「……やぁっ!」
 茅は半身を前に倒して、荒野の視界から結合部を隠そうとする。
 しかし、それよりも速く、荒野の指がそこに触れた。
「……ふぁっ!」
 荒野の指が、結合部の上にある突起を軽く圧すと、茅の首が、がくん、と勢いよく前に落ちて、長い髪の毛が管制に従って茅の顔の前に降りる。
 結合部の周辺は茅の中からあふれてきた液体で濡れていて、荒野が指で軽く圧した突起の周辺も、泡だって濡れていたから、そこに圧し当てた荒野の指先も湿った感触を得ている。
 濡れた指先を、ついつい、と上下に動かすと、うつむいて髪を下ろした茅の肩が、その動きに応じてがくがくと震えた。
 荒野は、自分の腹部に揃えておいていた茅の腿を、自分の立てた腿の上に置着直す。
 それまで足を揃えて荒野の上に座っていた茅が、今では足をM字型にして局部をさらけ出した形だ。
 荒野が茅の腿を置き直す間にも、茅はがっくりとうなだれて荒い息をついているばかりで、抵抗らしい抵抗をしなかった。




[つづき]
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