2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

彼女はくノ一! 第五話(300)

第五話 混戦! 乱戦! バレンタイン!!(300)

「……そーだ、そーだっ!」
「差別だっ! それ、差別っ!」
 ガクとテンがそれぞれに左右からノリの援護をしはじめる。
「これくらい、強引なことしないと、割り込めないじゃんっ!」
「ボクたちには外見年齢というハンデがあるっ!
 一足先に育ったノリには、ここで既成事実を作れるってことを証明して貰わねばっ!」
 必死なのはわかるが、香也からみれば、ステレオで責められているようなものだった。
「……そーゆーことで……」
 ノリが、下に手を伸ばして香也の分身を掴み、にへら、と笑った。
「おにーちゃんのこれ、少し借りるから……」
 そういって上向きになっていた香也を掴んで固定したまま、その先端を、自分の性器にあてがう。
「……ええっと……ここ、かなぁ?
 んんっ!
 なんか、変な感じ……」
 香也の先端を自分の性器に押しつけて、入り口を探るように、割れ目に沿って上下に動かす。
 先端を密着させたまま、ゆっくりと上下に動かしているうちに、ノリの割れ目が左右にめくれて、香也の先端が、ほんの少し、ノリの中に入っていく。
「……はぁ……。
 こう、かな……先っぽが、少し入ってきた……」
 自分が恥ずかしい事をしている、という自覚があるのか、そうしているうちにノリの頬がうっすらとピンクに染まってくる。
「……そのまま、体重をかけて、一気に沈めちゃえよ……」
 ノリと同じように頬を染めたガクが、ノリをせかす。
「駄目だよ、そんなの……。
 ……怖いし……」
 いいながら、ノリは、香也自身を掴んで、その先端を自分の入り口に押し当て、上下に動かす……という行為を繰り返していた。ノリとていたずらに戯れているわけではなく、その証拠に、香也の先端は、ごくゆっくりとした速度ではあるが、ノリの中にのめり込みはじめている。
「……はぁ……。
 おにーちゃんの……おっきいよぉ……。
 んっ!
 ボク、の……裂けそう……」
 香也の先端が完全にノリの中に飲みこまれると、ノリは目尻に涙を浮かべながら、浴槽の縁に両足をつけ、自分の腰をゆっくりと小刻みに上下させはじめた。
「……おにーちゃんの、が……んんっ!
 はぁっ!
 ……中で……ボクの中で、みしみしいって……はぁっ!」
 その間、香也は、ぎっちりと分身が締め付けられる苦痛に耐えていた。
 未通のノリは、「締まりが良い」というレベルを超えてギチギチに狭く、お世辞でも、異性を受け入れる準備ができている、とはいいがたい。
 肉の壁により周囲を取り囲まれて逃げ場がないのと、痛みに耐えて半ば泣きながらも動くのを止めないノリの真剣さにうたれ、そのままやりたいようにさせているわけだが……破瓜の痛みに耐えているノリと同等かそれ以上に、香也も痛みを堪えている。男性諸子は、アソコの先端を万力で締め付けたまま、上下に揺さぶられる痛みを想像していただきたい。
 香也を取り囲んでいる楓や孫子も、どうした加減か、固唾を飲んで成り行きを見守っている。香也を人質に取られた状態で三人を同時に相手にするのは不利、という計算なのか、それとも、同性として、ノリに感情移入しているのか、その辺は詳細は、本人たちにもよくわからない。
「……はぁっ!
 んんっ!」
 ノリは、額に汗を浮かべながらも、香也の首に抱きつきながら、小刻みに動き続ける。
 深く入れるのはまだ怖いから、香也の先端は、振幅数センチ単位、せいぜい、亀頭が埋没するかしないか、という浅い部分を出入りしているだけだったが、辛抱強くノリが反復作業を続けるので、出入りする周辺の肉がかなりほぐれてきた印象が、あった。
 ノリの方は相変わらず……というより、文字通り、身を裂かれるような痛みが常態化して、そのあたりがジンジンと痛むだけで、もはや感覚がなくなってきている。ノリの肉がほぐれてきている、と感じたていたのは、先端を出入りさせている香也だった。
 締め付けは相変わらず、だったが、香也の肉を拒むような抵抗は、入り口に限っていえば、かなり軽減されている。
 それに、ノリの奥から、潤滑油が染みだし初めてもいた。それまではわずかに湿っている、程度だったのが、今では香也の分身を伝い、陰毛を濡らすまでにしたたってきている。入り口の肉が若干緩んできたこととあいまって、その湿り気が香也の出入りをよりスムーズなものにしていることは、確かだった。
「……もっ、と……もう、少し……で……」
 ノリも、自分の変化を自覚してきたのか、腰の振幅をほんの少し増やし、奥の方まで香也を受け入れるようにしていた。
 とはいえ、具体的な長さを示せば、それまでよりほんの一、二センチだけ、深く出入りするようになった、というだけのことなのだが……ノリ本人の体感では、それでも大きな変化なのだろう。その証拠にノリは、痛みに耐えるための苦悶の表情を浮かべ、顔中にうっすらと冷汗を浮かべている。
 すぐそばで見守っていたガクとテンは、「がんばれっ!」とか「もう少しっ!」とか声援を送りながら、不安定な姿勢になっているノリの体を支えている。

 為す術もなく、この場の異様なノリにあてられえていた羽生は、無邪気に声援を送るガクとノリをみて、内心で、
『……運動会じゃないんだから……』
 とか、ツッコんだ。
 とはいえ、同じ女性として、ノリが真剣であることには感じとれたし、この場の雰囲気もあって、「……無碍に邪魔するのもなぁ……」とか、思いはじめている。過去の対応を思い返してみても、真理なら、当事者同志が真剣な気持ちで行ったことについては、年齢を理由に、軽々しく否定したりしないだろう……という想像も、羽生が黙認する根拠となっている。
 とはいえ、いくら真理がその手のことに寛容だとは入え、香也一人がこれだけの人数の異性を相手にしている、現在のインモラル、かつ、アブノーマルな状況を「良し」とするわけもない……とも、思ったが……。
『……真理さんが帰ってきたら……』
 かなりの波乱が、あるだろうな……と、羽生は思った。




[つづき]
目次

有名ブログランキング

↓作品単位のランキングです。よろしければどうぞ。
newvel ranking  HONなび

ドリームキャッシュで報酬をGET!しよう
熟マンどっとこむ
JPムービーズ
NVネットワーク

Comments

Post your comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

このページのトップへ