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彼女はくノ一! 第五話(303)

第五話 混戦! 乱戦! バレンタイン!!(303)

「……そんなこと、いっちゃぁ……」
 ガクが、湯をはね上げて香也に抱きついた。
「……ダメダメっ!」
 ガクが抱きついた勢いに負けて、後ろに倒れ込みそうになった香也の背中を、楓が抱き止める。
 むに、っと、香也の背中に、豊かな楓の乳房が押しつけられた。
「そうですっ!」
 楓は、背中から腕を回し、香也に抱きついたガクもとろも、ぎゅっと抱きしめた。
「だって、わたしたちは……ここに、もう、こんなに近くにいますっ!」
 テンとノリが「ボクも、ボクもっ!」といいながら、ひとかたまりになっている三人に抱きつき、体を押しつける。
 孫子と羽生は、まだしも自制心と羞恥心が残っているのか、しばらく戸惑ったような顔をして成り行きを見守っていたが、
「……そんなこといっても、おにーちゃん、まだ、コチンコチンに硬いしっ」
 とか、
「あっ! そんなところ、触っちゃ駄目っ!」
 とかいう声が聞こえると、その孫子も、すでに肉団子状態になっている香也の周辺を引き剥がして、少しでも香也の肌に触れようとする。
 たちまち、もみ合い混戦状態になった。
「……っちょっ! あっ! そんなとこ、触んないでっ!」
 合間に、香也の情けない悲鳴のような声が聞こえる。
 たまらず、逃げだそうと香也が腰を浮かしかけると、すかさず誰かしらが香也に抱きつき、湯船の中に引き戻す。
 ……年頃の男の子にとっては、かなりの拷問なんじゃないのか、これ……。
 と、羽生は思った。
「……あー……」
 なんだかほのぼのしてきたし、このままエロゲ的な展開にならなければ、真理さんにも申し訳が立つだろう……と思った羽生は、ことさらのんびりとした声を出す。
「……じゃれるのは、いいけど……湯あたりしない程度にね……」
 これだけの人数が香也を狙っていて、なおかつ、香也が「誰も選択しない」という選択をしている限り……香也狙いの少女たちは、お互いに牽制しあって、結果として、微妙なバランスが生まれるのだった。
『……逆ハーレムっつうか、アンチ・エロゲ的っていうか……』
 一人の主人公に複数のヒロインが何故かベタ惚れ、っていうのは、ある種のフィクションの定型なわけで、羽生はそっち方面の事情にも比較的明るいわけだが……。
『必ずしも、ヒロインを必要としていない主人公っていうのも……』
 ……いいいんだか、悪いんだか……。
 羽生がそんなことを思っている間にも、香也の周辺はどんどんとんでもないことになって行く。
「……おにーちゃん、こんなにしちゃって……」
 これは、ガク。
「硬くて、熱い……」
 これは、ノリ。
「あの……これ、出すと小さくなるんですよね?
 お手伝い、しましょうか?」
 これは、楓。
「もう……遠慮なさらなくても……。
 一人で始末するくらいなら、わたくしがお手伝いしますのに……」
 これは、孫子。
「ボクだってっ! 駄目だよ、おにーちゃんっ! 変な遠慮しちゃっ!
 おちんちんが大きくなるのは別に恥ずかしいことじゃないんだからっ!」
 これは、テン。
 香也は立ち上がりかけた姿勢のまま、全員に抱きつかれて立ち往生していた。
 そうしながらも、香也に抱きついた少女たちは、我先にとばかりに香也に自分の体をなすりつけ、そこここをまさぐったり揉んだり舐めたり握ったりしごいたりしている。
 これだけの人数が香也にとりついているわけだから、とりついた少女たちの間に自然と競争意識が生まれる。それでなくても、ほぼ全員、直前までの行為でかなり体が火照っているわけで、その上で競うようにして香也の体をまさぐっているわけだから、どんどんヒートアップしていった。
「……ああっ!
 いやぁ……だめぇ!
 そんな、とこっ……んんっ!」
 香也はたちまち、女の子のような切なげな喘ぎ声を出しはじめていた。
 楓と孫子は、すでに数度、「香也を交えて三人」で、という経験をしているので、それだけスイッチが入りやすくなっていた。テンとガクも、楓と孫子ほどではないにしろ、二人で協力して香也を射精した経験があり、一人だけそうした経験に乏しいノリは、彼女ら四人に対抗心を燃やしている。加えて、大勢で香也一人の体をまさぐっているため、女性同士でも肌が触れ合うことが多く、そうした接触も刺激の元になっている。
「……ちょっとっ!
 いつまでも抱きついてないで、わたくしにも触らせなさいっ!」
 香也に抱きついて離れようとしない楓に業を煮やした孫子が、楓の敏感な部分をつつく。
「……やっ!
 そんなところ、触るなんて……」
 楓が身を硬直した隙に、孫子は楓を押し退けて香也の胸に飛び込んだ。
「……ああっ……やっと……」
 孫子は香也の胸に頬を密着させ、すりすりと掌で香也の胸のあたりを撫でさせる。
「ノリ……。
 おにーちゃんのおちんちん、独り占めしない……」
「……えー?
 だって、これ、不思議なんだもん……」
 ガクが、背後から手を回し、物珍しそうに香也の硬直を弄び続けていたノリに抗議した。
「……みんなは、ボクがいない間におにーちゃんを堪能してたから、いいけどさ……」
「……じゃあ、ボクは……下のぶらぶら、いじるーっ!」
 ガクはそういって香也の股間に顔を近づけ、重さを量るように香也の睾丸を自分の掌の上にのせ、それから舌と口で香也の睾丸を弄びはじめた。
 テンに背中から抱きつかれて竿を握りられ、正面の胸元では楓と孫子が入れ替わり立ち替わり抱きついたり愛撫を加えたりしている。ガクは足に抱きついて、香也の股間に顔を埋めて口で愛撫を加えている。
「……じゃあ、ボクは、こっち……」
 テンが、前にとりついているガクと向き合うようにして、後ろから香也の下半身に抱きついた。
「……にゅうたんの本だと、ここも感じるだよね……」
 後ろから香也の腿を抱きすくめたテンは、湯船のお湯を指ですくって軽く香也の菊門をゆすぐと、そのままお尻の肉を手を押し広げて、香也のそこに口をつけた。
「……やぁっ!
 そ、そこ、だめ……」
 香也がひときわ大きな声をあげる。
「……わっ! おにーちゃんの、今、一瞬、びくってなって、一回り大きくなった……」
 香也のそこを握っていたノリが、不思議そうな声をあげる。
「……おにーちゃん……。
 お尻の穴で、感じているの……」 
 そういって香也を見上げたガクの表情は、半ば蕩ろけている。
「……いい、よ……。
 お口で受け止めるから……このまま、出しちゃっても……」
 ガクは香也の臑に自分の陰部をすり付けながら、ノリが握っているモノの先端をくわえた。
「……ずるい、ボクもっ!
 おにーちゃんのいやらしい液、欲しいのっ!」
 ノリが慌てて前に周り、ガクと並んで香也のいきり立った棒を、ガクと奪い合いはじめる。
 その間もテンは香也の肛門をちゅらちゅらと音を立てて舐め続け、楓と孫子は、交互に香也とキスをしながら、陶然とした表情で、香也の胸から上を優しく愛撫し続ける。




[つづき]
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