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彼女はくノ一! 第五話(337)

第五話 混戦! 乱戦! バレンタイン!!(337)

 ついに、香也が明日樹の上にのしかかってきた。畳の上に手をついて、自分に体重をかけまいとしている香也の様子をみて、「……慣れているな……」と、明日樹は、複雑な気分になる。明日樹が異性の肌を身近に感じるのは、もちろん、これがはじめてのことだが、香也にとっては、たった今、目撃した通り、そうではない……。
「……んー……」
 明日樹にのしかかってきた香也が、明日樹の顔を覗き込むようにして、いう。
「……本当に、いいの?」
 香也は、心配そうな顔をして、明日樹にそう尋ねてきた。
「……あの……できれば……その……キス、とか……」
 香也の顔が、明日樹に近づいてくる。
『……あっ……』
 明日樹がドギマギしている間に、香也がさらに覆い被さってきて……気づくと、香也の顔がすぐそこに、ほんの数センチしか離れていないところに、あった。
 怖くなった明日樹は、反射的に目を閉じていて、その後、なま暖かいものが口唇に触れ、香也の吐息が頬をくすぐった。
『……あっ……』
 明日樹は、香也の首に腕を回し、下から香也にしがみつく。
 下腹部に、すっかり硬くなった香也の感触を感じると、自分でも自覚できるほどに、体が火照ってきた。特に、香也の硬いものが当たっている下腹部の、茂みの部分が、自分でもわかるくらいに、熱を持ってきている……。
『……やっ、やだ……』
 明日樹は、内心の狼狽をごまかすように、香也の首に回した腕に力をこめ、さらに、両足まで香也のこそに絡めて、香也と体を密着させる。
 全身で……正面から向かい合わせになった形で、胴体を密着させた。乳房が、香也の胴体と自分の胴体とで挟まれて、ひしゃげ、上半身の肌が密着して、香也の体温を、直に感じた。乳房が香也の正面と接触したことで、明日樹は、自分の乳首が硬く勃起していたことを自覚し、一人で恥ずかしい思いをする。
「……ふっ!」
 照れ隠しに、明日樹は強引に顔をそむけ、香也から口を離す。
 すると香也は、明日樹の顎に口をつけた。
「……あっ!」
 と、予想しなかった香也の挙動に明日樹が声をあげると、その隙を逃さず、香也が明日樹の口の中に、舌を入れてくる。
『……やっ!』
 口の中に侵入してきた香也の感触に、最初、明日樹は戸惑い身震いするが、すぐに目をきつく閉じたまま、香也の舌に自分の舌を絡めるようになる。
『……あっ! あっ!』
 明日樹は、香也の体に絡めた腕と足に、さらに力を込めて密着した。体の全面と口の中、今では、明日樹と香也の体は、これ以上はないというくらいに密着している。もはや明日樹は、自分の体温があがり心拍数が増えていることも、よく自覚していない。頭がぼうっとして、ただただ、もっと全身で香也のことを感じたかった。明日樹は、香也の首に腕を回し、口を吸いながらもぞもぞと身じろぎする。そうすると、熱くて硬い香也の分身が、自分の股間に擦りつけられて、奇妙な気分になる。そこの感触によると、香也のソレは、明日樹が漠然と想像していたのよりはずっと硬くて大きい、ということがわかった。
『……こんなのが……』
 長々と口を吸いあい、唾液を交換した末、ようやく明日樹は香也の口から顔を離す。
『全部……入る……自分の中に……』
 顔を離した明日樹の顔は紅潮し、目は霞がかかったように潤んでいる。この段階で明日樹は、理性と思考能力の大半が性的刺激と興奮により麻痺しており、「もっと香也を感じたい」という動物的な欲求につき動かされるだけの存在と化している。薬物とこれまで楓らに加えられた刺激によってたかぶったところに、香也と裸で抱き合っている、という今現在の境遇がだめ押しになって明日樹の正常な思考能力を奪っていた。明日樹は、もぞもぞと腰を動かし、自分の股間を香也の局部に押しつけ、そこの感触を楽しんでいたが、そうした事実でさえ、本人はあまり明確に意識していなかった。
「……んー……」
 ほんの少し顔を離した香也が、明日樹にいった。
「本当に……いいの?」
 ……明日樹は言葉で答えるのが恥ずかしかったので、照れ笑いを浮かべながら下に手を伸ばし、香也のモノを指でそっと掴む。明日樹がソコに触れると、香也はビクリと小さく体を震わせた。もちろん、明日樹は、勃起した男性自身を触れるのは、これが初めてである。初めて触れる香也のソコの表面には太い血管が走り、どくどくと脈打っており……ひどく、熱い。
 明日樹がしようとしていることを察した香也は、軽く腰を浮かせて協力してくれた。おかげで、明日樹が香也の根元をそっと摘み、その先端を自分自身の入り口に当てる作業は、かなりスムースに行われた。恥ずかしいことに、香也の先端にあてがわれたそのあたりの陰毛は、明日樹の中から出てきた液体で湿って濡れている。
「本当に……いいの?」
 香也が複雑な表情をして、再度、明日樹に確認する。
 明日樹は、やはり言葉で答えるのが恥ずかしかったので、小さく頷いて目を伏せた。
 それを了解の意味とみたのか、香也が明日樹の上で、少しづつ体重をかけてくる。
「……んんっ!」
 明日樹は、香也が自分の肉を割って入ってくる感触に、自分でも気づかないうちに大きな声をあげていた。
「……あっ!
 ああっ!」
 メリメリと肉を割って香也が入ってくる感触。
 痛いとか痛くないとかいう以前に、自分がそこから股裂きにでもあって、力任せにまっぷたつに引き裂かれてるような感触だった。
 どこかで、楓が「体中の力を抜いて」とかなんとか、明日樹にいっている声が聞こえるが、今の明日樹には、かなり遠くからの声のように感じる。
「……やめる?」
 気づくと、香也が動きを止めて、明日樹に尋ねていた。
 明日樹は目尻に涙をためながら口を堅く閉じ、いやいやをするように首を左右に振る。
 自分でも、このまま続けて欲しいのか止めて欲しいのか、よくわからない。それに、香也がわざわざそう聞いてくる、ということは、まだ全部入っていないということで……。
 明日樹は、ちらりと視線を自分の股間に走らせ、確認した。
 香也のソコは……まだ大部分、外にでていた。つまり、まだほんの先っぽが入っているだけであり……。
 明日樹は、下唇を噛んで、香也の肩に抱きつく。
 そして、香也の耳元で、
「……このまま、最後まで……」
 と、小さな声で囁いて、香也にしがみついた。
 香也にぎゅっとしがみつかなければ、自分がすぐさま逃げ出してしまうような気がした。

 香也は、明日樹にしがみつかれながら、ゆっくりと体重をかけて明日樹の中に侵入してきた。
 明日樹は、自分でも気づかないうちに「……ああっ! あーっ、あーっ、あーっ! ……」と絶叫をあげながら、力一杯、香也の背中にしがみつく。




[つづき]
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