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隣りの酔いどれロリおねぇさん (13)

隣りの酔いどれロリおねぇさん (13)

「くぅー。ここんところご無沙汰だったから、なおさら効くなぁ。やっぱ気持ちいいや、セックス」
 ぼくの胸にキスの雨を降らせながら、三島さんはいった。絶対、この人の羞恥心の持ち方は、普通の人とは異なると思う。
 ……いやいや、そういうこと言い出したら、思考形態とか常識とかその他諸々、常人とは異なるか、この人の場合……。今更だが。
「そういや、青年のほうはどうなんだ? 決まった相手はいるのか? 独身だということは知ってるけど」
 ……挿入してから聞くなよ、と、いいたい。やっぱり、この人、いろいろな意味でズレている。
「いってませんでしたっけ? ついこの間、一緒に住んでた女が、出ていったばかりです」
「にひひ」
 三島さんは目をゼリービーンズ型、口を三日月型にして、変な笑い声をたてた。
「そっかそうか。ふられたばかりか。そいつは好都合。じゃなかった、うん、これからおねーさんがたっぷりと慰めてやっからな、体で。
 で、だ。まずは、そろそろ動いてくれないかな、青年。青年が上になっているこの体位だと、こっっちはろくに動けないのだ。もう、遠慮なく、ずんずん来てくれていいから。というか、むしろ、思いっきり乱暴に犯してくれぃ!」
 ぼくは、はぁ、とか、まぁ、とか、ごもごもとした気の効かない返答をしてから、とりあえず、ごく普通に腰を動かしはじめる。実際の所、指だけでもあれだけの狂態を示した三島さんが、実際の性交をしたらどれほどよがり狂うのか、という興味があったのだ。
 ……まあ、なんとなく、「騒がしくなるのだろうなぁ」という、漠然とした予感はあったが。
「んふぅ。んふんふんふぅん」
 案の定、ぼくが動き始めると、三島さんは、不気味な忍び笑いを漏らしはじめた。
「あはぁ。あはぁ。あはぁ。いいぞいいぞ青年。君の若い猛りがわたしの濡れぼそった洞窟を往還する! うはぁ。はぁあ。はぁあ。いい! いい! すっごく、いい! 来るの! 来るの! なんか来るの! あふぁ。あふふ。んふっ! んふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!」
 訂正。漠然と予測していたよりも、ずっと騒がしかった。少なくともぼくは、性交時に自分が感じたことを、歓声と絶叫と笑い声と修辞つきで実況中継する女性とセックスしたのは、初めてのことだった。以下、あまりにも繁雑かつ興ざめなので、三島さんの実況中継は適宜省略することにする。

 多少(というのは、かなり割り引いた表現であることを、あらかじめお断りしておく)の五月蠅いさを別にすれば、三島さんの体は、それなりに具合がよかった。本人は「締まりがいい」という言い方をしていたが、体の大きさに対応して、膣穴のサイズも小さい、という感じなのだが、ともかくも、ぼくのモノにぴったりと張り付いて締め付けてくる感触は確かにあったし、どうやら三島さんは濡れやすいタイプらしく、愛液が潤沢にでて、狭い中での出入りを円滑なものにした。加えて、奥行きが浅くて、ぼくのモノを最後まで収めることができず、根本の四分の一ほどを余したところで、一番奥につきあたり、そこまでいくと、亀頭の先っぽがコツンとなにかにあたるような感触があって、どうしてもそれ以上先には進めなかった。で、そのコツンのところに当たるたびに、三島さんは、声を荒くして、一段、また、一段、と、快楽の深い階梯を昇っていくようだった。
 簡単にまとめると、要するに、三島さんはぼくが一突きするたびに反応を強くして感じまくってたし、ぼくのほうも、三島さんの中の、今までに経験したことのない狭さに、それなりに満足していた。

 その調子で、体位も変えず、十分ほども三島さんを突き続けただろうか? ぼくのほうも、前の彼女が出て行ってからそろそろ一月ほども無沙汰だったので、自覚している以上に溜まっていたのか、じりじりと射精前に感じる、あの、体の一部が熱くなるような感じを、覚えていた。
「行くのか、青年? 行きそうなのか? 中のちんちんが熱くなって震えだしているぞ!」
 それまで盛大に喚き叫んで快楽を貪っていた三島さんは、敏感にぼくの変化をとらえ、察知し、
「行くんなら、ほれ。離れて、外でな」
 でもって、この女は、あろうことか、ぼくの体を絶妙のタイミングで突き飛ばし、その後、お腹を蹴飛ばしさえした。

 で、無理に引きはがされたぼくは、そのまま空中に噴出するように射精し、三島さんの上半身を汚した。

[つづき]
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