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彼女はくノ一! 第一話 (13)

第一話 ある日、くノ一が落ちてきて……。(13)

 自分が香也に与えている混乱に自覚的な様子もみせず、楓は、愚直なまでに香也を喜ばせようとする。拙い動きで、奉仕をつづけた。
 香也の下半身に置いた掌をわさわさと蠢かしながら、自分の乳首を、香也の胸板に触れるか触れないかの微妙な位置で上下左右に揺らす。乳首が敏感なのか、動いている楓の口から「はうぅ」という可愛い吐息が漏れる。一方の掌で睾丸を包み、やんわりともみほぐしながら、もう一方の手の竿を握り、少しあまり気味の包皮を下に押しつけ、露出させた敏感な部分を、そっと、指先でたどる。
「うっ」っと、香也が小さく呻くと、
「痛かったですか?」と囁いて、自分の指を咥え、たっぷりと唾液で湿らせてから、再度香也の鈴口に指を這わせる。
「あっ。あ。あ。あ」
 若干腰を引き気味にして、香也が小さく声を漏らす。
「感じているこうや様、可愛いです」
 いいながら、楓は舌先を、香也の首筋に這わせる。
「もっと声、聞かせてください」
 そういいながら、楓は、香也の首から鎖骨にかけてまでの、広範囲な部分を、ぴちゃぴちゃと音を立てながら、舐めはじめる。肌に他人の舌の感触を感じた経験のない香也は、湿った生暖かいものが自分の肌を刺激する未知の感覚に鳥肌をたてた。
 自分の身を支えるために、軽く、楓の肩を抱き寄せる。すると、楓は豊満な乳房を香也の胸板にすりつけるようにして、自分の体を香也の体に密着させる。
「こうや様も、わたしのこと、触っていいんですよ」
 香也の耳元に顔を近づけ、耳に息を吹きかけるようにして、楓は囁く。
 ……できれば、優しく触ってくださると、嬉しいです……。
 そう、付け加える。

 楓の背中に手を回していた香也は、そこ言葉に勇気づけられたかのように、こわごわと、楓の肌に触れてみる。指先を、触れるか触れないか、という微妙な感じで接触させ、背筋を、上から下へ向かって、つ、つ、つ、と動かす。
 香也が触りはじめると、楓の背中が震えたような気がした。
「……感じた?」
「……聞かないでください」
 少し自信を持ち始めた香也は、上から腕を回し、掌で楓の臀部を包み込む。そのまま、その部分の肉の厚さを確かめるように、ゆっくりと指に力を込め、楓の体全体を、自分のほうに引き寄せる。
「……そんなにされると、わたしが、こうや様にご奉仕できません」
 引き寄せられ、楓と香也の体に挟まれて、香也の局部に這わせていた楓の手が邪魔になっていた。
「楓……ちゃんの体、全身で、感じたい」
 熱い息を吹きかけるようにして、香也のそういわれると、楓としても手を離すしかなかった。しぶしぶ、といった感じで香也の性器から手を離した楓は、自由になった腕を、香也の首に回す。
「顔、伏せてないで、ちゃんとこっち見て」
 香也にそういわれ、しかたなく、楓が香也の顔と、間近に向き合う。
 頬が熱いのが、自分でもわかる。
『……たぶん、わたし、真っ赤になっている……』
 楓がそんなことを思っていると、香也が、ゆっっくりと顔を近づけてきて……。
『わ。あわわわわ……』
 楓がパニックっているうちに、香也の口唇が、重なる。
 さっきのは、自分から求めて。今のは、自分が求められて。
 微妙に、「している感じ」が、異なる気がした。

 さっきのとは違い、今度のは、香也が楓の口唇を割って、舌を入れてきた。
 楓は、初めて、他人の舌を自分の舌に感じる。そのまま、絡ませ合う。

[つづき]
目次

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