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第一話 ある日、くノ一が落ちてきて……。(16)
正面から抱き合って、香也が顔を埋めていると、当然、股間部も密着するわけで、すでにこれ以上はないくらいにいきり立っている香也の局部が楓の陰毛をかき分けるようにして敏感な部分に触れて、香也の体の動きに合わせて、そこが擦れる。
吐息。体温、汗の匂いなどの香也の気配を間近に感じながら、楓は、自分の体温が高まり、鼓動が早くなっていくのを感じた。香也は今、楓の乳首を口に含みながら、空いた手を楓の腰に回し、楓の体を香也のほうに引き寄せて、腰部が密着するようにしている。
香也の愛撫は、楓の目から見ても不器用だった、それでも香也が触れる場所全てが、自分でも驚くほど敏感になっていく気がした。
『もっともっと触って!』
楓は、香也の存在をもっと確かめ、感じたくって、しがみつくようにして抱きつき、皮膚をすりつける。なんでこんな気持ちになるんだろう、と、自分でも不審に思いながら、香也の腰を引きつけて、密着している性器をすりつけるようにして、自分から腰を動かしている。
『……わたし……いやらしい……』
楓は、自分の胸に埋めている香也の顔を引き離して自分から抱きつき、自分の舌で香也の口の中を蹂躙したい、という衝動を覚えていた。
『……どんどん、いやらしくなって……』
「……こうや様……」
その衝動を行動に移すことはなく、代わりに、香也の体をそっと引き離し、香也の剛直を、そっと掴む。
「……もう、ください……」
楓は、自分が擦れた声でそういっているのを、他人事のように、聞いていた。
そして、掴んだ香也自身を、すっかり湿り気を帯びている楓自身へと、導いていく。
楓のてに導かれた香也の先端が陰毛をかき分け、楓の濡れた粘膜に触れると、それだけで、香也は「うっ」と呻いて、少し、体を震わせた。
「は、はじめてだから……」
香也は楓にそういった。
「うまくいかないかも。入れてすぐ、出ちゃったり」
本音を言えば、今すぐ射精しかねないくらいに、香也は高まっていた。
「いいですよ。気にしなくて」
香也が自信のなさを吐露したことで、かえって楓は、冷静さを取り戻す事ができた。不安を感じている、という点では、香也と大差ないはずだったが。
「好きなようになさって……わたしを……」
それでも、頬が、熱くなる。
「……こうや様のモノに、してください……」
口ではそういってみたものの、実際に侵入されてみると、無意識に腰を逃がすような動きをしてしまう。逃げようとする楓の体を、腰と肩に手を回し、香也が引き寄せようとする。香也の先端が楓を割って入ろうとする。ほんの少し入っただけでも、楓は自分が引き裂かれたような気分になって、「がぁ」とか「かはぁ」みたいな息を、喉から絞り出していた。
「……今日は、やめとく?」
楓の取り乱しぶりに引き気味になった香也は、そういった。
「だめぇ。このまま、最後まで」
涙目になりながらも、楓は懇願する。実は、針を自分に使えば一時的に痛覚を遮断することも可能なのだが、痛くても、自分で、香也を感じたい、と思った。
「一気に、入れちゃってください」
軽く顔を左右に振って、息を整えつつ、楓はそういった。
香也は、自分より一回り小さい楓を抱きかかえるようにして固定し、楓の要望通り、そのまま、一気に貫いた。
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つづき]
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