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彼女はくノ一! 第一話 (18)

第一話 ある日、くノ一が落ちてきて……。(18)

 楓の言葉に応えて、香也は、がばり、と、楓の肩をかき抱いて顔をつけ、長々と口をつける。舌で楓の口唇をこじ開け、侵入させ、掻き回す。
 香也は基本的に温厚……というよりは、ぬぼーっとしたつかみ所がない性格をしているが、何分、この年頃の少年ということで異性に対する欲望は人並みに持っているわけで、そこに、いきなり裸の楓が降ってきて「自分を抱いてくれ」と懇願してきたわけで……ありたいにいって、イッパイイッパイを通り越して、一種のパニック状態に陥っていた。
 なし崩し的に本能の軛を放ち、楓に挿入してしまったが、自身も女性経験が皆無な香也に、楓の身を案じるような精神的余裕があるわけもなく……そこに涙目になった楓から更に「キスをしてくれ」というリクエストまで頂いたことで、イッパイイッパイの香也の脳ミソは楓の「好きにしてくれ=本能に赴くままに」といわれたのだな判断し、かなり乱暴な動きで楓の身を蹂躙しはじめた。

 一軒おとなしそうにみえる香也が突如乱暴に自分を抱きしめたことで、初めて楓は「香也という男」を「自分を犯すことが可能な存在」として認識し、『駄目です、こんなの!』と言おうとしても、口は香也によって塞がれており、身をよじって香也の腕を振り払い、それでも楓の身を抱き寄せようとする香也の体を押して隙間をつくり、楓は、平手で、香也の頬をはたいた。

 パン、という小気味の良い音。

「駄目です……もう……こんな、乱暴なの……」
 頬を張り飛ばされたことで、はっと目を見開いて自分が理性を失いかけていた香也は、涙を流す楓に腕ごと抱きすくめられ、身動きを封じられる。
「……好きですから……好きにしていいですから……乱暴にはしないで下さい……」
 ひっく、ひっく、としゃくり上げながら、それでも香也を喜ばせようとして、楓は、身を割かれるような痛みを我慢して、香也との結合部を不器用に、動かしはじめる。
「……いっぱい感じさせて……気持ちよくさせますから……お願い……捨てないで……」
 ひっく、ひっく、と子供のように泣きながら、痛みを堪えつつ、切れ切れにそういって腰を動かそうとする楓をみて香也は、
「……ごめん……」
 といいつつ、若干力の緩んだ楓の腕を押しのけ、逆に、楓の体に自分の腕を回し、「ごめん、ごめん」と呟きながら、楓の中に入っている分身を膣壁にすりつけるように動かす。
 香也の腕の中で泣いている楓の体はとても熱くて柔らかくていい匂いがして、発狂しそうなほどに愛おしく思えて、その思いに比べれば、ぐちゅぐちゅと湿った音を立て始めた結合部の摩擦が生み出す快楽は、強烈である分、かえって刹那的で浅薄なものに思えはじめた。

 それでも、不器用に蠢き、動かしているうちに、若い楓の体は順応をしはじめ、時折、明らかに苦痛からくるものではない呻きを漏らすようになってくる。

[つづき]
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