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髪長姫は最後に笑う。第四章(6)

第四章 「叔父と義姉」(6)

 茅の中は狭くてきつかった。先端を入れただけでも、押し戻してくるような感覚がある。しっかりと濡れているのに、ほぐれてはいない。しかたなく荒野は、亀頭の半分ほどを入れた状態でゆっくりと前後にゆざぶりをかけて、周囲の肉をほぐそうとする。
 ふっ。ふっ。ふっ。
 と、荒野の動きに合わせて、茅が鼻息を荒くする。
「茅、痛い?」
 荒野は、聞いみた。
「痛いけど、このまま」
 茅は答えた。
「なんかミシミシって、荒野が入ってくる感じがするの」
「そうか……なるべく、ゆっくりする」
「ん。荒野の、やっぱり、大きい……」
 体格差、も、あるのだろうか?
 荒野には、茅の性器のほうが、小さいように思えた。

 茅のその部分の抵抗は思ったよりも強固で、ゆっくりと時間をかけて動かしても、なお、荒野を拒もうとする。荒野は、茅の上で何十分も動く間に、茅を反応させようと躍起になり、ブラをずらして乳首に吸い付いたり、挿入しかかっている部分の上にある突起を、茅の愛液で濡らした指で弄ってみたりした。
 茅は、荒野の愛撫の一つ一つに甘い喘ぎ声を出して答えたが、肝心の、荒野の先端が埋まりかかっている部分には、あまり顕著な変化がみられない。そこから分泌されている液体は、確実に増えているようだが……茅の肉は、相変わらず荒野の肉を押し戻した。
「……茅、今日は、もう……やめようか?」
 何十分か頑張った末、荒野は段々弱気になってくる。
 荒野も、経験豊富というわけではない。茅があげる声が、苦痛を堪えるものなのか、それとも、歓喜をしめすものなのかは、判断が難しかった。
「……駄目。今日、今……荒野と、一緒になりたいの……」
 目尻に涙を浮かべながら、茅は、手足を荒野の体に巻き付けて、自分のほうに引き寄せた。
「……もう、このまま……一気に、来て……」
 そのまま、荒野の口唇をふさぎ、熱く硬い舌を荒野の口内につっこんで、ねっとりと中をかき回す。

 覚悟を決めて、荒野は、抵抗を押し切って、ゆっくりと腰を沈めた。
 茅の喉の奥から、
「……んんっ!」
 といううなり声が、聞こえる。
 明らかに苦痛を堪える声だと思ったが、ゆっくりと、確実に、荒野は分身を茅の奥深くに、沈めた。
「……入った……の? 全部?」
 荒野が動かなくなると、はぁはぁと喘ぎながら、涙目になった茅が、荒野に尋ねる。荒野はなにも答えなかったが、茅は、荒野の表情から解答を知った。
「……ようやく、荒野と一つになれた……」
「……うん。もう、茅といっしょだ」
 荒野は吐息がかかるほど間近にある茅の顔をみながら、やさしく、茅の髪をなでつける。
「……すごい。荒野の。大きくて……茅のなかに、みっしり詰まってる……入っているところが、しびれてる……じんじんする……」
 涙目になりながらも、茅は、そんなことをいう。そんな茅の様子に、荒野は奇妙なユーモアを感じ、一瞬、吹き出しそうになった。もちろん、堪えたが……。
「……茅の中は、硬くてきついな。こっちも、締め付けられて、じんじんしてる。痛いくらいだ」
 茅の中は、がっしりと荒野を取り込んで、固まっている。茅の中は……茅の体温を、熱い、と思えるほどに荒野の分身に伝えてきたが……正直、あまり気持ちいいとは思えなかった。
『……前に経験した、未樹さんの中のほうが……』
 程良く湿って、包みこんできて……よかったくらいだ。
「……荒野、今……他の女のこと、考えた……」
 荒野の微妙な表情の変化を読みとったのか、荒野に組み敷かれながらも、茅は、そんなことをいって、ぷいっ、と顔を背ける。
 ……鋭い。
「嘘、嘘。そんなこと、ない」
 一緒に暮らすようになってから、荒野が茅のことをずっと見てきたように、茅も荒野をずっとみてきたのだ……と、そう感じた。
「そろそろ、動かすよ」
 茅の腰を両手で掴んで、ゆっくりと茅の中を行き来し始める。
 最初のうち、茅は痛がっていたが、ゆっくりと動くうちに、段々と、中をかき回される感触を感じはじめた。決して苦痛からくるものではない、と、はっきりわかる、鼻にかかった喘ぎ声を上げはじめる。
 そのころには、茅の内壁はかなりほぐれてきて、出入りする荒野に、絡みついてくるような、感触を感じた。
 荒野が一突きするごとに、茅の口から「はぁ」とか「ふぁ」と聞こえる、息が燃えれる。
 経験の浅い荒野は、茅が反応し始めると、調子に乗って、腰の動きを早くしはじめた。茅の声は喘ぎというよりも、「ぃやぁ!」とか「やぁ!」に近い発音の、小さな叫び声になっている。
 そうこうするなかにに、茅が、がくがくと体全体を大きく震わせはじめたので、茅の中を突く作業も、動かす方向が定まら、ずやりにくくなった。そこで荒野は、茅の上体を腕の力で持ち上げて、自分の上に、茅を座らせる恰好にする。
 その恰好で、下から茅の乳房に両手をつけて支え、下から、突き上げはじめる。
「……あっぁっ! あっぁっ!」
 荒野が下から突き上げはじめると、茅は、小さく吠えはじめた。
 荒野の動きに合わせて、茅の軽い体が上下に動く。そのたびに、茅が、喉の奥から、声を発する。
『……すごい……茅の中……とろとろになってる……』
 最初、硬くて、挿入することにも苦労したのが嘘のように、荒野を包み込んだ茅の部分は、熱くなって、溶けはじめていた。ほぐれた……のは間違いがないが、それ以上に、夥しい体液を分泌し、結合部の拾遺を濡らし……なおかつ、荒野自身を離すまいとしているかのように、絡みついてくる。
「……茅、気持ち、いい!」
「いい!」
 ほぼ反射的に、茅が、荒野の問いに答える。
「いいの! 初めてなのに! 荒野の! いい! あぅっ!」
 ……たぶん、今の茅は、自分がなにを叫んでいるのか、意識していないのだろう……。
 そう思った荒野は、急に茅が愛おしくなって、上体を起こして、茅を抱きしめた。そのまま、茅の口の中をむさぼる。

 座位で結合したまま口をふさがれた茅は、まるでおねだりでもするかのように、荒野が深く突き刺さっている部分を、もぞもぞと自分で動かしはじめた。

[つづき]
目次

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