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第四章 「叔父と義姉」(7)
長々と口づけをして、その後、茅のお尻を両手で持ち上げるようにして、動かしはじめる。
……はっ。はっ。はっ。
と、茅はすぐに、息を荒くしはじめた。
「茅、気持ち、いい?」
荒野がこう尋ねるのも、一体何度目だろうか?
「ん。んんっ! この形、別のところが、当たる……」
茅の答えには、羞恥によるごまかしやはぐらかしがないように思えた。
「深く、荒野が……入ってくるの……」
がくがくと荒野に揺さぶられながらも、茅は、荒野の体に手足を巻き付けて、さらに体を密着させようとする。茅の、腕や足に、力がこもる。
「こん……なの……」
茅は、切なそうに、あえぐ。
「……駄目……やぁっ! やぁっ! んっ! んっ!」
喘ぎ声を漏らす間隔が、どんどん短く、早くなっていく。
「……駄目! 駄目! 駄目!」
譫言のように茅がそう言いはじめる頃には、荒野も、十分に高まっている。
「おれも、茅、もうすぐ……」
「来て! 荒野! 中に!」
茅は、荒野にしがみついてくる。ほとんど半狂乱になっているらしく、荒野の背中に容赦なく爪を立てる。
「荒野の、出して! 注いで!」
荒野は、茅の体をさらに早く動かし、茅が背中をのけぞらせながら「きゅっぅ……」と、喉の奥から息を引き延ばすのと同時に、茅の中に放った。
「……あ。あ。……荒野、の……熱いのが……奥に……」
荒野も、茅の中に自分が放ったものが、どくどくと充満し、溢れていくのを感じた。
荒野は、そのまま茅の上に倒れ込んだ。
気づくと、茅が手櫛で荒野の髪をなでつけていた。
「……茅、痛くないか?」
「ん。まだ少し、痺れてる……。でも、それ以上に、荒野と一緒になれたのが、嬉しい……。荒野、茅の中にいっぱい、だしてくれた……」
茅は、荒野の傍らに、添い寝している。
「……それに、荒野が出したときの顔……かわいい……」
茅は、満足そうに微笑んでいる。
「……あー……そういや、無防備に、中でだしちゃったな……」
「多分、大丈夫。茅、最近、生理ないし……」
一緒に生活している荒野にも、それはわかっていた。以前、三島百合香にも、そのことは質問したことがある。
「たしかに最近、茅はきてないようだな。妊娠はしてないから、多分、メンタルな要因からくる生理不順、だろう。ほかの部分は健康すぎるほどに健康、だから、たぶん、問題ないと思う……」
三島によれば、個人差もあるが、女性の生理が数ヶ月止まる原因は、いろいろ考えられる……らしい。
「有名なのが、想像妊娠ってやつだろ。それに、栄養失調とかが理由で止まることもあるし、逆に、レイプされたときにホルモンが分泌され、排卵日でもないのに妊娠することもある……。
ま、人間も所詮生き物、ってこったな。
不安定かつ不確定な要素の塊だから、絶対ってこたぁ、ない……。だから、絶対確実な避妊法はない、とか、いわれるわけだが……」
その後三島は、冗談なのか本気なのか判断つかないような例の調子で、
「……茅に中出しするなら、今の内だぞ……」
と、続けた。
……その話しを聞いた時は、まさか本当に茅の中に出すとは思わなかったが……。
「……今度やる時は、ちゃんと用意するから……」
「……でもこれ、荒野が感じられて、嬉しい……」
そっか、といいながら、荒野は、傍らの茅の肩を抱き寄せた。
「今日はもう、シャワーを浴びて寝よう……」
「……もう少し、こうしてて……」
結局、抱き合ったまま、二人とも、そのまま寝入ってしまった。
「……ね。荒野」
翌朝、荒野は茅に肩を揺すられて、目を覚ました。
「みて。荒野のが、乾いくっついてる」
そういって、茅の陰毛についたまま固まった、荒野の精液を触らせようとする。
好奇心が強いのも、こういう場合、考えものだな……とか、思いつつ、荒野は、茅の肩を押すようにして、浴室に向かった。
その後、じゃんけんをして、負けた荒野が朝食を作る。
トーストと牛乳、サラダに、目玉焼き。それに食後に、荒野がコーヒーで、茅が紅茶。食後の飲み物は、各自で自分の分を用意した。
いろいろなことをしゃべりながら、そんな簡単な食事を終えた頃、見計らったようにインターホンがなる。
三島百合香だった。
「……昨日いった通り、しばらく、故郷に帰るから……」
同じテーブルに突き、コーヒーの入ったマグカップを前にした三島百合香は、そう切り出した。
「……わたしがこっちにいてもいなくても、情勢にたいした影響はないと思うが……まあ、なんかあったら、遠慮なく連絡してきてくれ……」
そういって、目の前のカップを手にとって、一口飲む。
「……ん? 荒野、なんかすっきりした顔してないか、お前? なんだ。ついに茅とイッパツやっちまったか?」
以前から、三島は同様の質問を何度も荒野にしている。
今までと違いは、荒野の返答のほうだった。
「うん。ついに、やっちゃた」
荒野は、茅との関係……の変化を、三島に隠す必要は、感じていない。
あっさりとそういった荒野の顔を、三島は二、三度瞬きをしてまじまじとみつめていたが、……。
「そうか。ようやく、やっちまったのか……」
しばらくしから、そういった。
「しかしまあ、荒野……。
お前さん、どんどんすっきりした顔になっていくなぁ……」
三島百合香は、「年始には帰る」といい、その後、「やるのはいいが、茅を壊さない程度にしておけよ」と言い残して、去っていった。
後者の発言をした直後、三島は茅に蹴とばされた。
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