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彼女はくノ一! 第五話 (209)

第五話 混戦! 乱戦! バレンタイン!!(209)

「……んんっ……」
 楓が、徐々に腰を沈めて香也の存在を飲み込んでいく。
 香也の首に腕を廻し、口唇では香也の舌を嬲ったままだったので、剥き出しになった楓の腰だけが浮いている形だった。中途半端に先端を茂みの中にいれた香也が、楓の下半身を下から支えて起立しているようにも見える。
「……んふぁっ……。んっ。んっ……」
 鼻息を荒くしながら、楓はしずしずと腰を降ろしていった。
 が、その楓の上に、孫子がいきなり乗りかかる。
「……ふぁ……ふぁぁあっっふぁぁっ!」
 楓は寝そべっている香也の上に覆いかぶさっていたので、慌てて腕に力を込め、自分と孫子の分の体重を軽減しようとしたが、不意をつかれたため制動が間に合わず、いきなり香也を深く銜え込んでしまった。
「……な、何する……」
 二人分の体重を直接、香也の体にぶつけることを危うく回避した楓が背中を振り向き、いきなり自分の背中に乗りかかった孫子を非難しようとする。
 そして、意外なほど近くに孫子の顔があったので、ギクリとしてあげかけた非難の言葉を飲み込んだ。
「……いい……」
 楓の耳やうなじに息を吹きかけるようにして、孫子が囁く。
 孫子の声は、妙に湿っていた。
「……先を……いやいやでも、先を譲って差し上げたのですから……。
 しっかり、香也様を感じなさい……」
 そういいながら孫子は、手を素早く楓の下腹部に廻し、陰毛を掻き分けるようにして、香也との結合部の周囲を指でたどった。
 いきなりもたらされた繊細な刺激に、楓は、「……んひゃぁあっ!」と小さな悲鳴をあげ、また少し、腰が沈み、香也との結合が、深くなる。
「……いやらしい子……。
 こんなに、湿らせて……」
 孫子は、楓の中に進入している香也を、指先でつついて硬さを確認してから、再び指を結合部周辺にさまよわせる。
「そ、そんなに……されたら……」
 楓が弱弱しく抗議する。
「……されたら?」
 楓とは対照的な冷静な声で答えながら、孫子は、楓の肉芽を探り出し、親指と人指し指の間で摘んだ。
「……んっふぁっ!」
 と声をあげて、力の入らなくなった楓は、香也の上につぶれる。香也が完全に「入っている」状態となったわけだが、孫子から予期せぬ刺激を受け続けた楓は、そこまで意識している余裕はない。
「いい? 楓……」
 孫子は、折り重なっている二人の脇に横臥した。
 そして、楓の耳に口を近づけ、息を吹きかけるようにして、囁く。
「以前はどうだったのか、知りませんけど……」
 囁かれる度に耳に当たる孫子の吐息が、こそばゆくて、楓の思考がよくまとまらない。
「……あなたは……もう、一人ではありません……」
 その言葉に楓は、はっとして孫子の方を振り向いた。
「わたくしもおりますし……それに、感じるでしょう?」
 そういって、孫子は、楓の腰のあたりに手を置く。
「……はい……ひゃっ!」
 孫子が、腰に置いた手を楓の股の方に降ろしていったので、楓は、何度目かの小さな悲鳴をあげた。
「……感じやすい……。
 ほら、ちゃんと動かなくては……。
 あなただけではなく、香也様も、感じさせて……」
「……は……あっ! はいっ!」
 楓は、そろそろと腰を動かしはじめ、香也の上にうちつけはじめた。
 それまで、どさぐさまぎれだったり妙に急かされたような慌しい行為しかしてこなかった楓は、ことさらにゆっくりと香也の上で動いて、自分の中に親友している香也を味わおうとしている。
「……はっ……んっ……んっ……」
 緩慢、かつ単調な動きでもそれなりに感じてくるのか、楓の声が、徐々に弾んでくる。
 孫子は、楓が香也を味わっている間に、ごそごそと楓の体に手を這わせ、まず、パジャマ越しにブラのホックを外し、次に楓の前のボタンをすべて外した。
「……こんなに、いやらしい胸をして……」
 孫子はそう囁きながら、ボタンを外した楓のパジャマの前を、はだける。
「……や、やらしくなんか……」
 弱弱しく抗弁しながらも、楓は、香也の上で動くことを止められない。
「いいのよ……そのままで。
 そのやらしい胸で、早く香也様を喜ばせてさしあげなさい……」
 いいながら、孫子は、楓と香也の体の間でたぷたぷと弾む乳房の前に手を差し込み、楓の乳首を指先で摘んだ。
「……ひゃぁっ!」
 楓が、大きく体を振るわせる。
「……ほら……。
 香也様……楓は、ここが感じるみたいですよ……」
 孫子が、今度は香也の耳元に口を寄せた。
「楓を……無茶苦茶にしてみたくはありませんか?
 もちろん……わたくしでも、いいのですけど……」
 それまで、されるがままで反応らしい反応を示さなかった香也は、突如上体を起こして、楓の豊満な乳房にむしゃぶりつく。
 結合したままいきなり香也が姿勢を変えたので、あやうく横転するところだったが、楓と孫子が二人かかりで姿勢を座位に近い形に持ち直す。
 胡坐をかいている香也の膝の上に楓が乗り、その楓の胸に香也は顔をうずめている。そして、普段からを想像もつかない荒々しさで楓の乳首を片方、口に含み、もう片方の乳房を力任せに鷲掴みにして揉みしだいた。
 楓に快楽を与えるため、というよりも、香也の衝動を解消するための行為であることは傍目にも明らかだったが、楓は背をそらして上体を硬直させる。
 鷲掴みにされた乳房の方は痛いだけだったが、歯を立てられた乳首の方は、痛みと同時に切ないような感覚を楓に感じさせている。
 孫子が指摘した通り……乳首は、楓を感じさせるポイントのようだった。
 加えて……楓の中には、相変わらず、硬直した香也が深々と突き刺さっている。
 二人の姿勢が安定すると、孫子は立ち上がり、制服のブレザーをハンバーにかけて、ネクタイを外し、ワイシャツも脱ぎ、スカートも落とす。
 そして、ワイシャツとスカートを畳んで少し離れた場所に重ねてから、ブラ一つを身につけただけの恰好で、香也の背中に抱きつく。
 香也の胴体に腕を廻して抱きつき、頬を香也の背中に密着させ、目を閉じた。




[つづき]
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