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彼女はくノ一! 第五話 (211)

第五話 混戦! 乱戦! バレンタイン!!(211)

 香也は依然、孫子が持ち込んだ怪しげな薬の影響下にあったわけだが、以前とは違い、今回はかなり明瞭な意識を保ったままで、目の前の女体を思うさま蹂躙したい、という欲望を亢進させ、その衝動のままに動いていた。
 その「目の前の女体」とは、要するに組み敷いている楓のことで、香也が楓の中を味わうのはこれで何度目かになるわけだが、回数を重ねるに従って、楓のそこの感触が微妙に違ってきているのが、香也にも感じとることができた。最初の時は痛いぐらいにギチギチと締め付けてきたものだが、今回は十分な湿度と適度な力を伴って侵入する香也をやんわりと包み込んでいる感触がする。そして、香也が動く度に敏感に声をあげ、うめき、反応する。楓の反応が面白くて、香也はことさらに腰を、いろいろな角度にうちつけてしまう。
 香也が動く度に、は、あ、ひゃ、などとと声をあげながら楓が反応する。身もだえをし、声をあげる。普段、他人に対する征服欲などかけらも感じたことのない香也が、この時ばかりはもっと楓を思うように動かしたい、という欲望に突き動かされている。楓の中は湿潤を通り越して濡れぼそっており、滑りがよすぎて、避妊具をつけた香也が自身が往復する時、腰を大きく引いた拍子にスポンと音を立てて抜けそうになるくらいだったが、抜けそうになる寸前に、楓の位口のあたりが香也を惜しむようにキュッとしまる。そして、そこから一気に前に押し出し、楓の突き当たりにまで貫くと、楓は悲鳴ににた鳴き声を上げて身震いする。楓が頬を紅潮させて身震いをすると、豊かな張りのある双丘がぶるぶると震える。眼下にそれを認めた香也は、それを、楓の一部をむしゃくしゃにしたい衝動に駆られて鷲掴みにし、力任せに握り潰す。楓がのけぞって、喉の奥から、きゅうっ、と空気を漏らし、香也の手の中の白い乳房に血の気が増してピンク色になる。
「……いやらしい……」
 という、孫子の声が聞こえる。
「……この子、乱暴にされて、喜んで……」
 そういう孫子は、ざくざくと香也が乱暴に動く部分に手をいれて、楓の肉目を指で刺激しながら、冷めた目で反応する楓を観察している。
 一見、冷静なようだが、顔全体が赤みをさしており、目が潤んでいる。
 ……ああ。才賀さんが、欲情している……。
 ということを認識したとたん、香也は、孫子の首を抱き寄せて、その口唇を奪っている。孫子は抵抗をするどころか、まるでそれを待ち望んでいたかのように香也の動きに反応し、大きく口を空けて堅くて熱い舌を香也の口の中に侵入させてきた。
 同時に、香也の腰の動きが早く、激しくなる。
「……駄目。
 駄目駄目駄目駄目!」
 香也の下で蹂躙されている楓が、いやいやをするように首を振りながら、叫ぶ。香也から与えられている快楽をこらえようとしているのか、それとも、孫子と香也が自分の上で口づけを交わすのが不満なのか、にわかには判断できない。
 ただ、この異常な状況に急速に高まってきていることは、確かなようだ。
 香也も、膝立ちになった孫子に半ば縋るような体勢をとりながら、楓の股を抱えて持ち上げ、尻を浮かせ、体重をかけて上から下に押し込むようにして、分身で楓の中を撹拌する。
 そのような体勢になったことで、新たな刺激を受けるようになったのか、楓がそれまでにもまして激しく悶えはじめた。楓は、香也と畳に挟まれた状態で首を振り、慌ただしく表情を変える。楓の白い裸体が、すっかり紅葉色に染まっている。
「……やっ。はぁっ。んっ」
 とかいいながらが、ぱたぱたと落ち着つかなげに手を動かし、首を左右に振る。
 香也は、楓の反応を気にしているのかいないのか、更に激しく楓の中をかき回す。
「……やっ。やっ。やっ……や! や! や!」
 楓は、徐々に、短く、そうとしかいわなくなり、最後に、
「……やぁああぁー!」
 と叫んで、全身からぐったりと力が抜け、寝そべってぴくぴくと痙攣するだけとなった。

 楓が虚脱すると同時に香也も動きを止め、その場にへたり込んで息を整えていたが、今度は孫子がそんな香也に縋り付いて抱擁し、口唇を求める。
 孫子に誘導されるまま、香也は楓の上から身を離し、楓の中に隠れていた香也の分身が、湯気をたてていきり立ったままの姿で姿を現し、ぶるん、と震えた。
「……あいつ……まだいってなかったようだな……。
 若いのに似ず、長持ちする……。
 それとも、思ったよりも回数やっているのかな?」
 三島が、香也の股間の状態を確かめて、そんなことをいいだした。
「……なに、他人事のようにいっているんですか、先生……」
 そういいながらも、羽生の目も、香也の陽物に釘付けになっている。
 楓の愛液に濡れて、避妊具の薄い皮膜に包まれてはいたが、中身の形状はしっかりと確認できた。楓との交情の後が残っているのが、ひどく生々しく感じる。羽生とて、勃起時の香也の分身は何度か目撃しているのだが、その時と比べても一回り逞しくなっているように、見えた……。
 その時、羽生は喉を鳴らしているのだが、自分ではそうとは気づいていない。
「……なんだ、お前さんもアレ、欲しくなったか?」
 三島が、羽生の変化を見透かしたようなことをいう。
「そ、そんな、わけは……」
 反射的に、羽生の口から否定する言葉がでてきた。「……そっか? わたしゃあ、アレ、欲しいけどな……」
 三島はそういって、もぞもぞと尻を動かす。
「ま……今度は、才賀の番らしい……。
 わたしらの順番まで、あの糸目が保つかな……」
 ……本気で生徒とやる気かよ、この先生は……と、羽生の目が点になった。
 それも、一時の激情に流されて、とか、逆に、真剣に相手を思った末に行為に及ぶ……というのではなく、三島の口調には、「もののついでに自分の要求も解消しておこうかな」、といった気楽さが滲み出ている。
 この人にとってセックスは……真剣な物でも深刻な物でもなく、スポーツや他の娯楽と同じく、気晴らしの一種なんだな……と、羽生は、その三島の軽い口調から理解した。
 もちろん、「呆れながら」ということではあるが。

 羽生と三島がそんなやり取りをしている間にも、孫子と香也の行為は続いている。
「……んふっ。んふんふんふ……」
 とか含み笑いをしながら、孫子はついばむように香也の口唇を求め、同時に、いきりたったままの香也の分身に手を延ばして、掌で包み込んだり、指先で表面をなぞったりしている。
「……これ……とりかえますわね……。
 わたくしは……直でも……直にしていただく方が、いいのですけど……でも、今日は先生たちも、見ておりますから……」
 そういって孫子は、ちらりと三島と羽生の方を一瞥してから、香也の前にかがみこんだ。
 もともと、孫子は……ひどく大人びた所のある少女だったが……その時の目付きは、完全に、「女」のもので、目があった羽生の方がかえって動悸を早くした。
「……ほい、次のな」
 三島が箱の中から次の避妊具の包みを取り出し、孫子に投げる。
 孫子はそれを受け取った後、一旦、畳の上に置き、香也の前にひざまづいた姿勢で香也についたままのゴムを外しはじめた。
「……んっ……あの子の、匂いが……」
 そういいながら、孫子は、器用に香也のものから避妊具の皮膜をはがして行く。
 孫子の手によって、完全に皮膜が外されると、香也の分身がビクンと上下に身震いした。
 その香也の分身に、孫子が、むしゃぶりつく。
 孫子は、音をたてて香也自身に、口で奉仕しはじめた。




[つづき]
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