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彼女はくノ一! 第六話 (148)

第六話 春、到来! 出会いと別れは、嵐の如く!!(148)

「正直、今の時点で……香也様にこのようなお話をするのが適切であるのかどうか……かなり、悩みました」
 孫子は、まっすぐに香也の目をみながら、いった。
「ですけれど……万が一、間違いが起こったときのことを考えると……はやり、なるべく早い時期に香也様のお耳に入れておいた方がいい、と思いまして……」
 万が一……とは、香也自身か、香也に近い人々かが、何らかの被害を被ったとき……ということなのだろう。
 孫子は……いや、孫子に限らず、荒野や楓、テン、ガク、ノリやその他、香也があまり知らないような大勢の人たちが、その「万が一」を起こさないよう、尽力してくれている……ということは、香也も理解はしている。
 つまり、孫子は……それだけ大勢の人が動いていても、被害者がでるおそれがある……それも、香也が選択的に狙われる可能性が高い……と、そういっているのだった。
「……んー……」
 香也は、考える。
 正直……さきほど孫子にもいったとおり、自分がつけ狙われるほどのVIPだとも思えないのだが……香也自身の判断よりは、孫子の判断のほうが、まだしも信頼できるのだった。
「……わかった」
 結局、香也は短くそう答えただけだった。
 この手のことについて、香也が出来ることはなにもない。孫子が覚悟を決めろ、というのなら、その通りにするまでだ……というのが、このときの香也の思考である。
 もとより、香也は自分自身存在を、さほどたいしたものだとは思っていない。それこそ、なにかの拍子に突然いなくなったとしても、香也の身の回りの人たちは悲しむであろうが……香也自身は、自分自身にさして価値を認めていないのであった。
 いきなり「誰かが自分に危害を加えようとしている」と聞かされても、「……できるだけ痛くしてくれないといいな」とか思うのが、香也の想像力の限界であった。もちろん、以上の結論は、あくまで香也が真面目に検討した末に導きだされたイメージである。
 孫子は、まさか香也がそこまで貧弱な想像力しか持ち合わせていないと思うわけもなく、香也の短い肯定を、言葉のままに受け止めて、太い安堵のため息をついた。
 孫子にしてみても、香也にこのようなことをわざわざ告げるのは、それなりに気疲れを感じる仕事なのだ。
 なのに、わざわざ孫子がこのような注進に及んだのは……。
『……あの子たちは……』
 楓や三人娘は、まだまだ視野が狭く……孫子のように、少し先のことまで見通すタイプの想像力は、持ち合わせていない。荒野や茅はそれなりに先を見通せる資質を持ち合わせているはずだったが、今の時点では一族関係の内部調整に手いっぱいで、香也の身の安全にまで気を使うほどの余裕はない。
 戦術的な思考をするように教育され、ある程度大局を見通す資質があり、なおかつ、香也の身の安全にまで神経を払う余裕があるのは……結局、除去法で条件を限定していけば……孫子だけになるのであった。
『……それに……』
 一応……この家の居候の中で、先住の羽生を除けば、孫子が年長でもある。
 損な役回りだな……と思いつつ、孫子としては、この先、香也の安全を確保するために、香也の協力を仰がなければならない局面も、でてくるはずであり……避けて通れないのなら、その「嫌な仕事」するのは、自分の役目だろう……と、孫子はそのように考え、その通りに行動する。
 良くも悪くも、冷静沈着な判断力を持ち、リスクを承知で成すべき事を成すのが、孫子という少女のひととなりなのであった。
「それで……先週からの、当番制なの?」
 孫子がざっとそのような思考をもてあそんでいると、香也が、いきなりそんなことを訊いてくる。
「……え?」
 孫子は一瞬、返答をするのが遅れた。
「そ、そう。その通りですわ。
 みんなで順番に香也様の身辺をお護りしようと……く、詳しい打ち合わせをしたわけではないですけど、ええ、みな、いわずともそれなりの危機感は持っているはずですし……」
 もちろん、先週、当番制がはじまった当初はそんな思惑なぞあるわけもなく、ただ単に香也を取り合った結果なのだが……そんなことを正直に香也に告げることができるわけもない。
 孫子の口調が若干焦り気味になっているのに、基本的に他人の心情や心理を察するのことが苦手な香也は、孫子の内心の焦りにはまるで気づいていない。
「つ、ままりですわね……」
 孫子は、身を乗り出して香也の手をとった。
「あ、あの……わ、わたくしもいろいろと頑張っているわけですから……その、もう少し、ね、ねぎらいろ、というか……」
「……んー……」
 香也は首を傾げる。
「……ねぎらい?」
「え、ええ。そうです。
 ねぎらい!」
 孫子はぶんぶんと握っていた香也の手を勢いよく振る。
「わたくしたちだけ、ではなくて、ですね。
 こ、香也様もお勉強の方を、頑張っていらっしゃるから……ですね。ねぎらい。ご褒美を、ですね。
 この辺でお互いに……」
 話しているうちに、孫子の頬が上気してくる。
 孫子はどんどん前のめりになっていき、すぐに香也の顔と孫子の顔とは、今にもくっつきそうな至近距離になる。
「……その……わたくし……ですね……」
 香也からみても、もう孫子の顔のすべてが見渡せないほどに近づいている。香也の視界には、潤んだ孫子の目の周辺がかろうじて入っている……というくらいの至近距離になっている。
「さきほど、お風呂場で、香也様にとっても気持ちよくしていただきました!」
 至近距離の孫子の顔が、いきなり元気よくそんなことをいいだしたので、香也は肩を振るわせて後ずさろうとした。が、孫子は香也の両手をがっしりと握ったまま放さない。
「今度は……わたくしの番、ですわよね……」
 輝くような笑顔で孫子はなんかとんでもないことをいいだす。
「い、いや……。
 そ、そういうのは、あんまり……気にしなくてもいいから……」
 香也は弱々しくいって、孫子から出来るだけ遠ざかろうとするが、それを許す孫子ではない。
「そう、遠慮なさらずに……」
 香也は、孫子が舌なめずりでもしているのではないか……と、そんな錯覚さえ、した。
「わたくし……香也様のために、殿方が喜ぶ方法を、いろいろ予習してきたんですよ」


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彼女はくノ一! 第六話 (147)

第六話 春、到来! 出会いと別れは、嵐の如く!!(147)

「すでにお気づきのこととは思いますが、あるいは、お気づきの上であまりお気に止めていないことと思いますが……」
 正座した孫子が、奇妙な前置きを述べた後、やはり対面して正座した香也に滔々と語りかける。
 孫子が、「少し真面目な話しがある」ということで、こうして二人で向かい合って正座をしているのであった。
「……わたくしたちは、現在、とても微妙なところにいます。加納も、一族の人たちも、楓も、テン、ガク、ノリの三人も、それぞれに頑張っていますけど……それでどうにかなるのか、正直、よくわかりません。
 何故ならば、こちらを攻撃してくるかもしれない相手の正体や目的、実力や性質などが、目下のところまったく掴めておらず、対策のたてようがないからです。それでも、脅威の存在だけは確実ですから、むやみやたらと警戒を強めているのが現状です。
 ここまでは、理解できていますか?」
 孫子のそう水を向けられて、香也は一応、頷いてみせる。香也も、一通りの話しは聞いている。
「実感があるか?」と聞かれたら、かなり微妙な線だったが、「理解しているか?」という問われ方なら、考えるまでもなく頷くことができた。
「……加納と一族は、目下のところ、この土地全体を……それは、自分たちとこの近辺の一般人社会との関係を含めて、ということですが……防衛するための組織を作ろうとしています。
 楓やテン、ガク、ノリは、加納や一族に協力しつつも……いざとなれば、すぐ目の前にあるものを守るために、動いてしまうでしょう。あの子たちは、どんなに強くても……今のところ、大局をみようとする意志がありません。意志があっても、目前の不幸をみすみす放置できる性格ではありません……」
 この言葉にも……孫子がかみ砕いて説明してくれたから、という側面はあるが、香也は素直に頷くことができた。
 確かに……あの子たちは、目前の不幸……例えば、学校の人たちや商店街の人たちが何者かに襲撃とかされていたら、後先を考えるよりも前に、行動に移ってしまうことだろう。
「……加納と加納が率いる一族は、少なすぎる戦力で広すぎる地域を防衛しようとしています。
 当然、無理はあり、どこかしらに穴は出来てしまうでしょう。防衛網は、構築できたにしても、とうてい完全なものにはなりえません。おそらく、重要と思える拠点のいくつかに分散して人員を配置し、それが及ばない地域には監視網だけを整備して、何か事があればそちらに人員が移動する……という体制になるでしょう」
 この箇所には、香也は頷かなかった。
 孫子のいうことが理解できない……というわけでもないが、孫子の予測が妥当なものかどうか、そういうことをこれまでまったく考えてこなかった香也には、とうてい判断できない内容だったからだ。
 頷かない、という香也の反応を予測していたのか、孫子は構わず先を続ける。
「……楓とテン、ガク、ノリは、そうした火急の際の遊撃隊としては、とても協力です。それぞれに、個人レベルではトップクラスの打撃力を持っていますから……」
 この箇所には、香也はすぐさま頷くことができた。
 彼女たちの凄さ、については、まったくの素人である香也には、容易に納得ができる。
 孫子はさらに先を続ける。
「……さて、ここに一つ、問題があります。
 彼ら彼女らが、あえて問題にしていない、大きな弱点を、わたくしたちは持っています。
 あるいは、気づいていて、その上で、意識するのが怖くて、普段はあえて考えないようにしているのかも知れませんが……。
 ここを衝かれると、わたくしたちはたちまち戦意を喪失し、総崩れになります……」
 香也は、首を捻る。
 荒野、楓、テン、ガク、ノリ……らが、見落としていてもおかしくない、あるいは、あえて見落としてしまいたい、大きな弱点……というのが、香也には、どうにも思いつかない。
 その一人一人が……香也などには想像できないほど、強力な存在のはず、だった。
「……他ならぬ……」
 ……香也様です……。
 孫子は、まっすぐに香也の目を見据えて、宣言した。

 香也は、しばし、絶句した。

「……んー……」
 しばらく考えて、香也はしどろもどろに反駁しようとする。
「でも……その、あの……ぼ、ぼくなんか……そんな……大それた……」
 香也のそうした反応も、かなり正確に予測していた孫子は、深く一息をついてから、諄々と先を続ける。
「香也様ご自身が、ご自分をどのように思っているのか、評価しているのか、この際、あまり関係はありません。
 問題なのは……加納にとって、楓にとって、テン、ガク、ノリの三人にとって……香也様が、どのような存在であるか、ということで……いってしまえばこれは、わたくしたちの、身勝手なエゴです」
 孫子がいいきると、香也は全身を硬直してしまう。
 おそらく、今、香也の頭の中では、孫子がいったことを消化しようとフル回転しているところなのだろう。
 そう予測し、孫子は少し間を空けた。
「……想像をしてみてください。
 ここに来るまで、加納は、単に、加納本家の長子というだけでした。どんなに強大な能力を持っていても、そこには役割があるだけで、加納荒野という個人の意志はありません。生まれもった境遇に順応して、周囲に期待されている役割をこなすだけの、器用な少年がいるだけです。
 楓もそうです。楓など、ここに来るまでは、自分の意志をひたすら殺そうとしていました。そうすることが自分の存在理由であると、そう思いこもうとしていました。楓が現在の楓になったのは、ここに来て香也様に出会ったからです。もし、楓が、一番最初に間違いを犯さず、この家ではなく、直接、加納の元に赴いていたら……楓は、今もって、自分で自分の意志を殺し、誰かの道具であろうとすることで充足しようと……そんな無理を重ねていたかもしれません。
 テン、ガク、ノリも、同様です。
 あの三人は……ここに来るまでは、個性さえ未分化な、三人で一組の存在でした……」


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彼女はくノ一! 第六話 (146)

第六話 春、到来! 出会いと別れは、嵐の如く!!(146)

 はぁ、はぁ……という吐息が浴室の中にこだまする。よくよく注意すると、息が荒くなっているのは孫子だけではなく、香也の息も、かなり荒くなっていた。
 ……こうすると……こうなるのか……とか思いつつ、孫子のソコをいじり続けているうちに、香也もすっかり興奮してしまっている。
 だいたいにおいて香也は一方的に「やられる」ことの方が圧倒的に多かったので、こうしてじっくりと「やる」経験には乏しく、このような時の女性の状態や変化についての知識も貧弱だった。
 香也は、とりあえず孫子のソコに指をあて、上下に摺る。かなり感じている孫子のソコは、すぐにおびただしい液体を分泌するようになり、香也の指を濡らして動きを円滑にした。たまに、勢いがあまって香也の指が、孫子のソコの中にまで入り込んだりしてしまうと、孫子は「うわぅっ!」とか「はぁうぅっ!」小さく叫んで全身をびくびくと痙攣させた。
 いつしか孫子は香也の股間に手を伸ばし、直立した香也の分身を握りしめるのだが、香也が絶え間なく孫子に刺激を与えているので、指にはほとんど力がこもっておらず、軽く握っているだけ、という状態だった。
 今や孫子は、香也から与えられる刺激を一方的に享受しているだけ、といった態だった。大股を開いて焦点の合っていない目線を何もない空中に据え、あえいでいる今の孫子の姿は、普段の、凛とした孫子しか知らない者がみれば、別人にも思えたことだろう。
「……もう……中に……」
 あえぐ合間に、孫子はそんなことを懇願するようにまでなっている。
「……んー……」
 孫子よりは理性を保っている香也は、自分の分身でぱっくりと口をあけている孫子の部分を埋め合わせることは考えていなかったので、そのまま、孫子の中に自分の指をうめた。
「……ぅんふぅっ!」
 孫子の全身が、またビクビクと痙攣する。
「……そ、そっちでは……お、お願いします。
 もっと別の、香也様のをぁああああぅぅぅうぅううぅ……」
 孫子の中は、ゆるい、というわけではなかったが、香也の指を何の抵抗もなく受け入れた。最初の数秒だけ不満そうに何かいいかけた孫子も、香也が遠慮することなくじゃっじゃっじゃっと指を前後させると、悲鳴とも歓喜の声ともつかないうめきを漏らしはじめた。
 ……こうすると、こうなるのか……と、香也は思い、人差し指だけではなく中指も一緒に孫子の中にいれて、強弱をつけたり角度を変えたりしながらじゃっじゃっじゃっと指を動かし続けた。
 香也の指の動きにあわせて、孫子が、
「……ぁああぁうぅぅうぅぅ……」
 などという歓声をあげてびくびくと体を痙攣させる。
 その後、孫子は、香也の肩にしがみついて、
「こんなの、こんなの」
 と譫言のようにいい続け、最後には、
「はぁうぅっ!」
 と叫んでビクビクと震えた後、いきなりぐったりと全身の力を抜いた。
 その間、香也は孫子の中で指を往復させていただけだったが、それだけの刺激で、孫子は最後まで達してしまったらしかった。
 もっとも、夕方のプレハブから続いたかなり特殊なシュチュエーションが、孫子の内面的なボルテージをじわじわとあげていて、実際の刺激よりはこの状況に酔っていた、ということは、あるのかも知れないが。

「……もう……」
 しばらくして、落ち着いた後、香也とともに湯船に入りなおした孫子は、羞恥に頬を染めて香也を責めた。
「香也様……いじわるですわ……」
「……んー……」
 香也はこのような時のうまい返答のしかたを思いつかなかったので、適当にうなってごまかした。孫子は、言葉では香也を責めていても、その実、かなり満足しているた様子で、べったりと香也に張りついている。
「……も、もう……のぼせちゃうから……」
 とか弁解がましいこといいつつ、香也は孫子の体をそっと引き離して、ざっと湯船からあがった。
 孫子も、慌ててその後を追う。
 なんとなくバツの悪さを感じている香也は、バスタオルなどを用意しいあろいろと世話をしようとする孫子を無視して自分で手早く体を拭いて服を身につけ、浴室を後にする。
 孫子も、慌ててその後を追う。
「あ、あの……」
 いつにない強硬な態度に、孫子は、おそるおそるといった感じで香也に声をかけた。
「なにか、怒ってます?」
「……んー……」
 香也は、がらりと自室へと続く襖を開け、中に入る。
「別に、怒っているわけではないけど……結局、みんなのいうとおりになってしまうのが……」
 悔しい。
 いろいろ抵抗をしてみたところで、最後には同居人の少女たちにいいようにされている自分……というものを省みたとき、香也はそことはない焦燥感じみたものを覚える。その半分は明確に意志教示をして断りきれない、自分へのいらだちで構成されているわけだが。
「……ごめんなさい」
 孫子は、深いため息をついた後、香也の肩にもたれかかって素直に謝罪の言葉を述べた。
 香也のいうことは、孫子にも理解できる。寄ってたかって香也の意志を無視して、自分たちの要求を押しつけている……という自覚くらいは、あるのだった。
「でも……それは、香也様を想うっているためで……どうか、わたくしたちを嫌わないでください……」
 香也は香也で……すぐさま、そんなことをいいだす孫子に対して、かなり驚いていた。香也がイメージしている孫子とこの目の前にいる孫子とでは、かなり差異がある。
 それに「わたくし」ではなく「わたくしたち」を嫌わないでください、と複数形いったことにも、香也は意表を突かれている。
「……んー……」
 香也はなんともいえない表情になって言葉を濁した。
「本当に、ごめんなさい……。
 いつも、香也様には甘えてばかりいて……」
 ……ああいうのも甘える、というのだろうか……と思いつつ、香也は、
「……んー……。
 別に、いいけど……」
 と答えてしまう。
「……香也様は、いつもお優しいから……」
 孫子はそういって、香也の体に回した腕に、いっそう力を込めた。
「みんな、いろいろと問題のある子たちばかりですけど……香也様がいるだけで、ずっと救われているのですよ……」
 香也にしてみれば……もちろん、誰かを救っている、という自覚はまるでない。むしろ、一方的に世話になってばかりいる、と、思い込んでいる。


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彼女はくノ一! 第六話 (145)

第六話 春、到来! 出会いと別れは、嵐の如く!!(145)

 孫子は香也の股間に手を伸ばして、硬直している箇所を指でまさぐった。
「先ほど、だしたばかりですのに……こんなに、お元気に、なさって……」
 孫子は完全に香也にもたれかかった状態で、べったりと全身を密着させている。
 孫子の声は、熱気と湿り気を帯びていた。
「……や……それは……才賀さんが……こんなにくっついているから……」
 香也は弱々しく抗弁した。
「別に、弁解しなくても……」
 孫子の声に、いかにも不満そうな響きが入りこむ。孫子は、そのまま香也の胸のあたりに指先を置き、「のの字」を書きはじめる。
「わたくしでこうなってくれるのですから、むしろ嬉しいのですけれども……。
 それとも……わたくしがくっつくのは、お嫌ですかぁ?」
「い、いや……」
 香也は、弱々しく首を振る。
「……いや、ということは、ないんだけど……」
 香也がいい終わらないうちに、孫子は、がばりと身を起こして正面から香也に覆い被さる。
 孫子は香也の肩に両手を置いて覆い被さっているため、香也の目前、正面に孫子の乳房が来る。さらに視線を下に下げると、臍やその下の茂みまでしっかりと視界に入る。
 香也は慌てて顔を横にそむけた。
「……なんで目を逸らしますの?」
 孫子が、不満そうに鼻を鳴らす。
「わたくしの体は、全部……香也様のお好きになさっていにのに……」
 挑発するように、孫子は香也の頭を抱き寄せて、自分の胸に押しつける。
「……い、いや……」
 香也は、むにむにと押しつけられる孫子の乳房からなんとか顔を背けて、弱々しくあらがう。
「お風呂でこういうことすると……すぐ、のぼせちゃうから……」
 実際、香也の顔は、耳まで真っ赤になっている。
「……本当……」
 孫子は中腰になって、香也の顔の直前に、自分の顔を持ってくる。
「真っ赤になっていますわ……」
 そのまま、孫子は香也の脇の下に腕を入れて持ち上げ、香也を湯船の縁に座らせた。
 それから、湯船を出て香也の背後に回り、香也の背中に抱きつく。
「ここまでしても、襲ってくれませんのね……」
 とか呟いてから、香也の手を引いて導き、洗い場に座らせた。
 そらから孫子はしばらくごそごそ香也の背後で何かをやっている様子だったが、
「お背中を、お流しします」
 といって、いきなり背中に密着してきた。
 孫子の体全体が押しつけられている箇所全体に、にゅるんとした感触。
「……え? え? え?」
 香也は、はじめての感触に、驚きの声をあげるばかりだった。
「殿方は、こういう洗い方が好きだ……と、聞いたのですけど……」
 孫子は、自分の体にボディーソープを塗り付け、自分の体を使って香也の背中を泡立てていた。
「気持ちよくは、ないですか?」
 にゅるにゅるにゅる、と、香也の背中に柔らかい孫子の体が押しつけられる。孫子の双丘とか陰毛とかの感触が、背中ででもはっきりと感じ取ることができた。しかも、洗剤のぬめりつきで。
「……き、気持ちは……」
 香也は、初めての感触に……何故か、背徳的なことをしている気分に陥って、どぎまぎしている。
「……わ、悪い……ということは、ないけど……」
 実際、気持ちよかった。
「香也様を少しでも気持ちよくするため……」
 孫子は、くちゃくちゃと音をたてながら、香也の背中で滑らせるように、自分の体を上下させている。
「……いろいろ、勉強しましたのよ。これでも……」
 ……勉強する方向性が激しく間違っている、と香也は思った。口には出せなかったが。
 ひとりきり、香也の背中をもにょもにょやってみた孫子は、やがて香也の前に移動して、香也を仰向けに寝かせようとする。
「……ま、前はいいから……」
 当然、抵抗する香也であった。
「……洗うのなら、せめて普通に……」
「いいですから!」
 孫子は香也の意志は無視して強引に押し倒し、その上に馬乗りになった。
「香也様は、そのままじっとしていればいいんです!」
 孫子の頬は上気していて、明らかに性的な興奮状態にあることが、香也にもありありとわかった。香也の方はというと、湯からあがったせいもあったが、どちらかというと孫子の過剰なサービスに醒め気味になっていたのだが……ここまでくると、いくところまでいかないと止まらないのだろうな……と、香也は、これまでの経験から類推する。
 孫子はボディーシャンプーの泡にまみれた体の全面を香也の上に倒し、香也に対して過剰に体重を気にしながら、香也の上で蠢きはじめた。
 香也の予想通りというか、孫子の息は、運動量以上に荒くなっていて、孫子の吐息がいちいち香也の上から降ってくる。表情も、どこか恍惚としたものだった。
 その表情を下から見上げた香也は……そういえば……今日は香也が一方的に奉仕されているばかりで、孫子は最後までいっていないな……と、改めて気づき、どこかやましさにも似た感情に襲われる。方法はどうあれ、こんなに自分のためにがんばってくれるのに……。
 一度射精している香也に比べ、何もされていない孫子の方が、欲求の内圧ともいうべきものが高くなっても仕方がないのかも知れない。
 香也の上で一生懸命動いていた孫子が一息ついて動きを止めた時を見計らって、香也は孫子の体を優しく押し退けて、立ち上がる。一通りのことを試みて満足したからか、それとも単純に疲れただけなのか、孫子は抵抗せずに香也にされるがままになった。
 香也は若干、力が抜けた孫子の背中を湯船の縁に預けて、とりあえず、両手で大きく孫子の膝を広げた。
 孫子の目が、何か期待するように潤んで、香也を見上げている。
 だが、香也は、真里に避妊について厳しくいわれている関係上、この場で孫子を襲う、ということは考えていなかった。香也は数秒、考えた末、おもむろに孫子の股間に手を伸ばし、不器用な手つきで秘裂をいじりはじめる。
 はぁうぅ。
 と、孫子が、安堵のこもった太い吐息をついた。
 勝手がよくわからないながらも、香也は指で孫子のソコをさすり続けた。孫子が痛がったりいやがったりすればそこですぐやめるつもりだったが、孫子は満足そうな、少し弛緩した表情を浮かべて香也のされるがままになっている。



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彼女はくノ一! 第六話 (144)

第六話 春、到来! 出会いと別れは、嵐の如く!!(144)

 夕食が終わり、テン、ガク、ノリの三人は何か用事が残っているとかいうことで再び外出し、孫子は香也の勉強をみることになった。つまり、昼間、その先輩とやらが香也にどのような指導をしたから確認したかったので、そうするようにし向けた、ということだが。孫子にしてみればその「佐久間先輩」とは未知の人物であり、信用していない、というわけでもなかったが、それなりに興味はあった。
 今日一日は、香也の世話は孫子がする……ということになっていたので、特に不審に思う者はいなかった。当然、真理を手伝っての食器洗いは、残った楓がすることになるが、こちらも、「手が空いている者が家事を手伝う」というこの家の不文律があるため、特に不思議なことでもない。
 香也にしてみれば、昼間、沙織が口頭で行った「進行状況確認」作業を、今度は孫子からやられている感じになるわけだが……その煩雑さを嫌うこともなく、ごく自然に、孫子の出す出題に答えていく。何より、復習のための反復作業には、香也はかなり慣れてきていた。

「……弱点が、かなり補強されていますわね……」
 小一時間ほど経過して、昼間、香也が沙織に教えられた内容を、記憶にある限り書き出しおわると、孫子は、そう認めるしかなかった。
「……んー……」
 香也は、そう付け足す。
「基本は、かなり出来ているから……っていわれて……。
 危ないところの補強とか、配点の大きい応用問題の解き方とか……やった……」
 その「先輩」がどいう人かは知らないが、孫子の目から見ても、かなり的確な指導だった、と認めないわけにはいかない内容だった。
 実質半日で、かなり効果的効率的に、香也の点数を上げようとしている。そして、実際に、香也の中に知識が叩き込まれている。
 試験前の、短時間の学習内容としては、かなり上出来の部類……だと、孫子でも断言ができた。
 孫子はそのように納得した後、さらに一時間前後、香也と一緒に試験前の学習を行い、その間に真理、羽生、楓が前後して、あるいは一緒に入浴する。女性が多いこの家では、いつの間にか体が空いてみる者は、夕食後いつでもすぐに風呂に入る……という習慣が出来ており、この日は、先に羽生が入り、その後で真理と楓が一緒に風呂にいく……という感じになった。
 しばらくして、テン、ガク、ノリから「帰宅が遅れる」というメールが入り、孫子は、だいたいは一番最後に入浴する香也に「先に入ってください」と進言し、その日の勉強を切り上げることになった。撮影の都合とかなんとかで、三人の帰宅が深夜になることも、この頃には珍しくなくなっていた。夜間に外出するときは複数名で行動していることと、この三人に限って、安全面での心配はないので、深夜の外出についても、誰も咎めることはなかった。
 何だかんだで一日みっしりと机に向かっていた香也は、それなりに疲労も感じていたので、
「……んー……」
 と、生返事を返して勉強道具を片づけ、居間を後にする。孫子も、その後に続くように、自室に下がる。
 香也はそのまま着替えの準備をして風呂に向かい、手早く服を脱いでざっと体にお湯をかけ、湯船につかった。
 寒さが最高潮に達する時期でもあり、ほどよい温度の湯に全身をひたした香也は、寒さで収縮していた筋肉や血管が、緩んでほぐれる感覚。
 香也は「……ふー……」と長い息をついた。この家の風呂場はかなり広めで、湯船で長々と手足を伸ばせる。
 全身が、弛緩していく……とか、思っていたところに、ガラリと脱衣所の戸を開けて、全裸になった孫子が入ってきて、驚いた香也は、思わず頭を湯の中に沈めてしまった。
「……なっ……なっ……」
 慌てて起きあがった香也は、狼狽して口ごもる。
「お静かに」
 ぴっ、と香也の肩を押さえた孫子が、凛とした声を出す。
「お背中を、流しにきただけですわ。
 もっとも、ここでプレハブの続きをしたとしても、わたくしとしては、いっこうにかまいませんのですけれども……」
 孫子は自分の胸の膨らみを香也の背中に押しつけるようにして香也の両肩に手を添え、
「ほら。よく暖まりませんと……」
 なとといいながら、香也の肩をお湯の中にゆっくりと押しさげる。
 香也が、騒がない……ということを確認した後、孫子は手早くかかり湯をすませ、香也の隣に滑り込むようにして、湯船の中にはいった。
 いい加減、暖まっていた香也の肌は、すでにピンク色に染まっていたのだが、孫子は横合いから体を密着させるとさらに血色がよくなる。
 香也も男性である以上、香也の腕に押しつけられている孫子の胸の膨らみを意識しないわけには、いかない。楓ほど大きくはないが、乳首が上を向いていて、いい形をしている……などと考え始めたことを自覚し、香也は慌てて思わず下がっていた視線を上の方に修正する。
「なんで、そこで天井を見ますの?」
 孫子は、完全に香也の肩にもたれ掛かる姿勢になって、香也の耳元で、息を吹きかけるように囁いた。
 今さらながらに、「状況に流されまい」と理性を総動員している香也は、
「……んー……」
 とうなるだけで、明瞭な返答はしない。
「わたくしの体は、見るほどの価値もありませんか?」
 などといいつつ、孫子はさらにぐいぐいと自分の体を香也の体に押しつけていく。
「それは……楓ほど、大きくはないので、見栄えはしないかも知れませんけど……」
「……ちょ、ちょっと、離れて……」
 香也は、慌てて立ち上がって、孫子から離れようとする。
「……あら?」
 孫子は、冷静に指摘した。
「もう元気になっていますのね?」
 孫子が湯に入ったままで香也が立ち上がると……孫子の目の前に、香也のいきり立ったものが丸見えになってしまうのだった。
 香也は、立ち上がった時と同様の素早さで、ざっとお湯の中に身を沈める。
「お互い、今さら、恥ずかしがる仲でもないでしょう……」
 孫子は、あくまで冷静な態度を崩さなかった。
「ですけれども……男性のそこって、元気ですのね。
 プレハブのあれではものたりませんでした?」
 と、香也に笑いかける。


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