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競泳水着の誘惑 (23)

競泳水着の誘惑 (23)

 二度目だというのに栗田は、舞花の中に大量に射精した。
「……ドクドクいっぱいでてる……。熱いよ、セイッチの……」
 舞花は、霞がかかったような瞳で栗田の目を見据え、いった。
「……すごい……いっぱい出た……」
「……ごめん……」
 栗田は、舞花から目をそらす。頬を紅潮させている舞花の笑顔が、まぶしい。
「なんで、謝る?」
「……いや、……中に……」
「馬鹿。わたしは最初からそのつもりだった。いいんだ。わたしがそのつもりで、そうし向けたんだから」
「いや、まー……舞花のこと、大切にしたいから……」
「かわいいなあ、セイッチは」
 舞花は、自分の上に馬乗りになっている栗田の頭に手を伸ばし、撫でる。
「気持ちはうれしいがな、わたしだってこの年齢で母親になるつもりはないし、ちゃんと計算している。たぶん、大丈夫なはずだ」
 頭を撫でられながらも、その「たぶん」というのが結構怖いんですが、とか、栗田は思う。
「そんな不安そうな顔をするな。わたしまで心配になるじゃないか」
 舞花はそういって、身を起こして、栗田の口唇を自分の口唇で塞いだ。

「それよりも、まだまだ硬いな。セイッチのここは。元気なもんだ」
 くすり、と笑い、繋がったまま、舞花は栗田の体を押し倒し、入れ替わるように、栗田の上に馬乗りになる。
「しかしこれがセックスというものか。こんなに気持ちがいいとは思わなかった……。初めてだから痛かったし、というか、今でもかなり痛いんだけど、それとは別に、痛み以上に、とても気持ちがいい。
 わたしは、このまま離れたくない。いつまでもセイッチと繋がっていたい」
 興奮しているのか、舞花はいつもよりも饒舌になっている。
「ん。そういうことで、このまま、続けるぞ。そっちも元気なままだし、まだまだできるよな。今度はわたしが上だ。上から押さえつけられて、いいように突かれて、結構フラストレーションがたまっているからな。今度は、はぁ、んん。わたしが、好きに動く」
 舞花は、以前として結合したままの状態で栗田の上体を押し倒して馬乗りになり、M字型に両足を開き、ゆっくりと上下に動き出す。
「はぁ。セイッチのここ、またぴくんって大きくなった。ふふ。この助平め」
 舞花は栗田の胸と肩に両手を突き、本格的に自分の腰を上下させはじめる。
「す、スケベなのは舞花だろ……」
 栗田は、言い返す。
「初めてなのに、自分から上になって、動いて……。それにこの格好だと、おっぱいが揺れるのも、股間の繋がっている部分も、全部丸見えだぞ」
「はっ、はっ。
 だって。んん。こんなに、気持ちいいんだもん」
 動きに弾みがつきはじめた舞花は、息も絶え絶えにそういいながら、片手で結合部を栗田の視線から遮る。
「駄目。ここは、みないで。……恥ずかしい」
 自分から上になって動いているのに、結合部を見られるのは恥ずかしい、という感覚は栗田には理解できないセンスだった。舞花なりの「恥ずかしさの基準」というのもがあって、それと実際の「性行為」と「見られること」とは、別個のものとされているらしい。舞花は水着の上をはだけただけで、下半身の水着は、未だに舞花の肌に張り付いている。汗とその他の体液に濡れた部分は、光沢のある紺色の生地に、斑模様を形作っていた。
 こうして下から見上げてみて、改めて感じ入るのは、舞花のプロポーションが、それはもう素晴らしいものである、という事実だった。水着姿をみただけでもある程度は確認できるが、栗田は、舞花が今、全裸ではないことを、ものすごく残念に思った。半裸の今でさえ、舞花のボディラインは、剥き出しになり、汗に濡れて光ながら、上下に弾んでいる乳房も含めて、とても美しい、と、思った。
 もちろん、舞花の行為が現在進行形で生み出している快楽のほうにも、かなり気をとられてはいた。
 けれどそれ以上に、息をはずませながら、必死になって動いている舞花の姿は、性行為という、卑猥とされる行為の最中であるにもかかわらず、とても健康的なオーラに包まれているように思え、見ているとなんだか切ない気分になって、そのまま渾身の力を込めて抱きしめたくなる……。
 そんな衝動に駆られるほど、栗田は、そのときの舞花の姿をみて、どうしようもない愛おしさを感じた。


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競泳水着の誘惑 (22)

競泳水着の誘惑 (22)

「すげぇ気持ちいいよ。舞花の中。ぴくぴく痙攣してる」
「ん。……馬鹿。こういうときばかり名前呼んで……」
「まだ痛い?」
「痛い。けど、それだけでもない……なんか変な感覚が……あ……」
 今や舞花の上で跳ねるように動き続ける栗田の体に、いきなり、舞花がしがみつく。
「変なの! 変なのが! 怖い! 怖いよセイッチ……あ……あ……駄目。駄目駄目……あ。あ。あ」
 舞花は栗田に抱きつきい、目を閉じて、ぎゅうっと両腕に力を込める。
「変なの怖いの駄目なの」
「やめる?」
「やめないでやめちゃ駄目」
 栗田を抱きしめたまま、背を反らしたかと思うと、左右に肩をふったり、と、舞花の上体も激しく動く。栗田も、せわしなく動き続ける舞花の体を腕で抱きとめながら、結合部だけは外さないようにして、腰を打ち付ける。
「初めて。初めてなのに。こんなの……あ……あ……あ……」
 ぱんぱんぱんぱん、と、肉と肉がぶつかり合う音が、響く。
「くるのなんかくるの駄目だの駄目駄目駄目」
 譫言のような舞花の言葉が、栗田の耳に届く。栗田の呼吸も、かなり、荒い。
「気持ちいいよ舞花すごくいい気持ちいい」
 一度射精したばかりだというのに、下腹部の底から、こみ上げてくる感覚があった。
「出ちゃうよこのままだと出ちゃうよ」
「出して中に出して」
 舞花は長い足を栗田の胴体に巻き付け、事実上、栗田が抜くことを不可能にした。
「このまま、一緒に。ああ。来る。来る」
「やばいよ舞花やばいよ」
 栗田のどこか冷静な部分が、無理にでも舞花足を振りほどくことを考えたが、舞花は足だけではなく、両腕も使って栗田の身体を逃すまいとしがみついてくる。それに、十分に加速がついた栗田自身の腰の動きも、すでに容易なことでは止められないほどの快楽を栗田に与えていた。
 このままぶちまけたいという本能とそれを回避しようとする理性が、ほんの一瞬、栗田の中で葛藤し、すぐに本能が理性を駆逐する。
「舞花いくよこのまま出るよいっちゃうよやばいよ」
「いいのいいの来るの来るのなにか来るの駄目駄目駄目!」
 現在の状態を正しく理解できているのかどうか、舞花のほうも栗田にしがみつき、わめく。
「このまま来ていっしょに駄目駄目駄目」
「いくよいくよいっちゃうよ出ちゃうよ」
「いいのいいのいいの本当にいいのなにかくるの」
「舞花舞花舞花」
 こらえきれず、栗田も叫んだ。
「いっちゃうよ出ちゃうよやばいよ出ちゃうよ!」
「来て!」

 栗田は、その日二度目の射精を舞花の中で行った。


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競泳水着の誘惑 (21)

競泳水着の誘惑 (21)

「じゃあ、そろそろ」
「できれば、その……ゆっくり」
「……うん……」
 結局、繋がったまま、栗田が舞花の体を押し倒す形になった。
 十分に濡れているとはいっても、舞花の中はきつく、いわれなくとも、栗田はそろそろと慎重に、としか、動かす気しかなれない。それでも、ゆっくりと動かしているうちに、ぎちぎちに締め付けられているような感覚が徐々に緩んできて、動きやすくなってくる。そうすると、自然に動かす速度も速くなってくる。
 栗田も舞花も不慣れなせいで、不器用で大雑把な動きだったが、舞花のほうも少しづつ、苦痛以外の感覚を得はじめているようだ。「ふっ、ふっ、ふっ」という吐息に、前戯に応えていたような高揚した響きが混ざりはじめる。栗田が出入りしている部分から、再び、潤滑油が潤沢に供給されるようになり、さらに動きやすくなる。舞花は、意外と濡れやすい性質なのかも知れない。我知らず、栗田の動きも加速をはじめる。いちど弾みがつくと、自分でも容易に制御が効かなくなり、栗田はザクザクと乱雑に舞花の中をかき回す。舞花の吐息が「あふっぅ、ぅんふっぅ」という荒いものになり、よく陽に灼けた喉をのけぞらせる。
 しまいには、「……も、もっと優しく……」掠れた声で、栗田に訴える。
「ごめん、まーねー」栗田は反射的に答えている。「止まらない。気持ちよすぎ舞花のなか」
「馬鹿」舞花は、栗田にしがみつき、背中に爪をたてる。「こんな時ばかり名前で呼んで。痛いって」
「痛いだけ?」栗田は、相変わらず激しく動きながら、より深く入れる体勢を捜して、舞花の足を組み替える。
「聞くな……ぁあっ。ぁあっ! ぁあっ!……」
 腹部は引き締まっているのに、胸と腰周りはふくよかな舞花は、いざ交わってみると、その魅力的な脂肪層がクッションになって、最後の数センチ分、奥に届かないような気がする。突き入れる都度に、栗田の腰が舞花の脂肪を叩く、ぺんちんぺちん、というどこか間の抜けた音がする。そのクッション分のもう数センチ分、奥に入れるために、出し入れをしながら、栗田はいろいろと試してみる。
 舞花の両脚を大きく開き、そこに乗りかかる姿勢から、舞花を横臥させ、左股をあげて折り曲げ、右の太股に乗って出し入れするような姿勢に変えてみたところ、
「ぁあっ! ぁあっ! うはっ!」
 と、舞花が声を上げはじめた。以前より深く入っている、というわけではないが、以前とは違った部分を摩擦するのが、新鮮な刺激になったようだ。
「……は、激しすぎるって! 初めてなんだぞ。も、もっと優しく……。
 くぁっ。あっ。あっ……」
「そういいながら、感じているんじゃん。舞花」
 栗田は、動き続ける。気持ちよすぎて、腰が止まらない。
「中の壁、震えてるし」
 実際、舞花の内部は、痙攣するような収縮を繰り返していた。同じ締め付けでも、少し前までの締め付けとは、性質が違うような気がする。栗田は、腰を動きをさらに大きくする。


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競泳水着の誘惑 (20)

競泳水着の誘惑 (20)

「あー。舞花……さん」
 未だに、舞花を名前で呼ぶことには、抵抗を感じる。
「そろそろ、動いていいかな?」
「あ。……うん」
 舞花のほうも、多少は動揺している。あまり表面には出していないが、あんな他愛のないじゃれ合いをした後でも、栗田との距離を測りかねているところがあった。
「まだまだ痛いけど、たぶん、大丈夫。かなりなれてきた感じ……かな?
 動かないと、そっちも気持ちよくないんだろ?」
「いや、こうしてじっと抱き合ったまま、というのも結構いいんだけどね。でもそれだと、その、……」
 栗田は、上目遣いに、舞花の表情を伺う。
「……ここでやめたら、最後まで、っていうことには、ならないんじゃないのかな?」
 実際、栗田の実感としては、さっきのお馬鹿な会話をしたことと、今現在、舞花と繋がった状態であることで、性行為の最中であること、などは、実はどうでも良くなってきている。多少、自分のものがすっぽり舞花の中に収まった、ということへの安心感や充足感もあるが、それ以上に、
 ──……舞花が舞花であり、自分が自分である以上、こんなもん、いつでもできる行為じゃないか……
 今の栗田は、照れも衒いもなく、そう思ってしまえる。

 ほんの数時間前には、想像すらできなかった境地である。
「いわれてみれば……そうだな。
 せっかく苦労して、痛い思いをして、全部はいったのに、最後までしないというのも、もったいないか……」
 屈託のない栗田の表情に、舞花はしばらくに瞼を開閉させていたが、それから一人で頷いて奇妙な納得の仕方をすると、言葉を続けた。
「慣れるとよくなる、っていうし、なにもしなければ、慣れもしない、か……。
 まだ痛いけど、痛いだけで終わるのも悔しいから、続けよう、セイッチ」
 こういう言い方は、いかにも舞花らしい、と栗田は思う。
「第一、わたしは、もっとセイッチを感じたい」
 いや、そういう聞いていて赤面するようなこと、真顔で目を合わせたままいわないでください、舞花さん。抱き合って、これ以上ない、というくらい至近距離に、あなたの顔があるんですから……。
 自分の頬が熱くなるのを自覚しながら、栗田も対抗して、真顔で、
「それで舞花さんは、上になるのがいいですか? それとも下になるのがいいですか?」
 と、聞いた。

 もちろん舞花は、無言のまま、渾身の力を込めて、栗田の頭をはたいた。


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競泳水着の誘惑 (19)

競泳水着の誘惑 (19)

「……はぁ……んんっ……んっ……」
 息を吐き、呻きつつ、ゆっくりと、目を閉じた舞花が、腰を沈めていく。剥き出しになった乳房の表面には、うっすらと汗が浮かび、上気した肌に艶を与えている。
 舞花のプロポーションが生むシュルエットと舞花の厳粛な表情とが相まって、下から見上げている栗田の目には、「美しい」のを通り越して、「神々しい」とさえ、感じた。
「……ふぅ……」
 すっかり腰を降ろし終えた舞花は、大きく息を吐いて、ようやく目を開けた。
「やったぞ……。。……これで、最後まで……」
 舞花の目尻に涙が浮かんでいることを確認すると、栗田は上体を跳ね起こして、舞花の体に抱きついた。
「すげぇーよ、まーねー……舞花! 頑張った!」
「……セイッチ……」
 抱きしめられ、いきなり耳元で名を呼ばれた舞花は目を見開いたが、すぐに小声で付け加えた。
「でも……その……しばらくは、動かないで欲しい……えと……まだ、痛いし……」
「あは。わははは」
「わ、笑うな馬鹿者!」
「いや。悪い……。じゃあ、えと……キスは?」
「……甘えんぼうめ……」
 再び舞花が目を閉じて、顔を下に向ける。身長も座高も舞花のほうが長く、加えて、栗田の腿の上に舞花が乗って繋がっているので、舞花の頭の位置がかなり上になる。
 栗田は、背筋を伸ばすようにして、ようやく舞花と口唇を重ねた。

「って、いい雰囲気になっているのにそんなところを触るな、この助平! 変態!」
 口唇を重ねながら、栗田が舞花の乳房に手を当てて、にぎにぎと揉んだので、舞花はすかさず爆発した。
「いや、つい……って、そんなに暴れると、痛くないか?」
「痛い! でも、それ以上に腹立たしい!」
 舞花は、両手で栗田の両耳を掴み、前後に振った。
「いいか。こんなに痛い思いをして、ようやく一つになったんだからな! これからはもう、絶対ずっと一緒だぞ!」
「あ……ああ……」
 その言葉によって、今更ながら、栗田は「あること」に気づいた。
 ……それって、まーねー……舞花と正式につき合う、っていうことだよなぁ……。
 そのこと自体には、全然問題ない。問題なのは、「学校」という閉鎖社会の中で「飯島舞花」という生徒が占めている位置にあるのであって……。
「どうした。浮かない顔して……」
「……いや、……まーねーと公然とつき合うなると、かなり風当たりがきつくなるかなぁ、と……」
 特に、女子方面。
 舞花は一瞬、きょとんとした表情を浮かべた後、栗田の心配事に思い当たって、声をあげて笑い出した。
「諦めろ。
 わたしなんか、今までずっと、何年間もそういう居心地の悪い思いをしてきたんだ。今度はセイッチが苦労する番だな」
 にやにやと、意地の悪そうな笑いを浮かべている。

 まあ、この人のこういう顔を知っているのも、おれだけなわけだしな、と、栗田は思った。


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